2005年12月28日水曜日

M-net 2005-12-28

Give and Take

 チャンスを欲しい。
 奨学金を欲しい。
 話を聞かせて欲しい。…
 この頃、Take(取る)の話が多く、一方的である。Give(与える)は殆どない。
 こんな要求の時に、いつも思う事がある。相手に何かを与えて、自分もこれを欲しい…
と言ってくれたら、即与える事が出来る、と。相手に与えるものがないとしても、何か役に立てる事を考えたり、言葉に出したりしてくれると気持ちよくGiveできる。
 自己中心的で自分の事だけを考えていると、Take、Take、Take、となってしまう。
 少しは相手の気持ちを思い、何かgiveが出来ると人間的魅力も増す。
 私は社長として常に考えている事が、Give and Takeの精神である。


企業再建 by 中国

 今中国で日本の独資企業A社の再建を請け負い、新しい事業をスタートさせている。
副総経理(実質的トップ)は中国人で大学4年生(GMC第一期生)のZ君(21歳)。
営業部長は日本のN大学の3年生Mi君(20歳)。
工場、現場責任者は今年の新卒で中国人のMo君(22歳)
そして前総経理から上記3名に経営がスムーズに移行出来るように、当社の社員MR君が特別に参加している。
この4人で経営再建をスタートさせている。

副総経理のZ君は、着任1ヶ月経たないうちに全体を把握し、ポイントや問題点を正確につかみ、絶対の安心感を与えてくれている。大学4年生とは思えない。さすがGMCのメンバーである。
日本の学生Mi君は全てに積極的で元気いっぱい。気配りも出来、テキパキ行動し、中国語は出来ないが英語でコミュニケーションをとり、なかなか良い。彼は小学校1年~6年までの6年間、父親の仕事の関係でアフリカに住んでいたとの事で、私に「原点に戻り、人間らしく生きており、毎日が楽しく充実しています」との事。
中国人のMo君は、今年当社の紹介でA社に入社した。真面目で信頼がおける人間であり、工場や現場を見るにはベストの人間である。
当社の社員MR君は、海外勤務経験は勿論なし、言葉(中国語、英語)もダメ。生活環境が整って暮らしやすい日本から、発展途上の中国の田舎で戸惑いや生活文化の違いを体感していると思うが、一日も早く若い3人が活躍できるような場づくりをして欲しい。

そして経営能力を身に付け、ビジネス中国語をマスターし、中国での人的ネットワークを構築し、自らも改革して欲しい。
企業改革は1月からが本番であるが、若いみんなの力を信じ、成功を期待している。マレーシアに続き第二弾である。今、柔軟な若い発想と失敗を恐れない挑戦力が求められている。


2005年12月18日日曜日

M-net 2005-12-18

人は育てる(T社中国版)

 T自動車は日本のトップ企業である。
 いまや世界のトップ企業と言う方が正しいかも知れない。
 どんな大学生の求人活動、入社前教育をしているか、中国の実例を話してみたい。
 まず中国全土の大学(1440大学)の中から15番以内のトップ大学にマトを絞り、優秀な学生を上から5名、10名(1学年1学科30名内外)と内定を出す。クラス、学科の18~30%である。毎年7月卒業であるので、前年の11月に採用、内定して9ヶ月間入社前研修を行う。企業理念や企業文化を中心として巾広く教育研修をする。ただ研修をするのではなく、勉強会に参加した学生には小遣い(日当)まで出している。すごいと言うか素晴らしい企業である。
 優秀な学生が集まってくるのは言うまでもない。採用する全ての学生に当てはまるかどうか分からないが、将来の幹部候補やエリートに対しては特別に育てている。
 私も中国で特別エリート学校「GMC」を行っているが、T社に負けないよう工夫して優秀な人材を育てていきたい。


暴走

 優秀な若いリーダーを育てている。一通りの知識を得、体験を通して成長し、リーダーとして育っていく。
途中で少し成功したり、ちやほやされると暴走してしまう人がいる。自分だけの力で成長し、大きくなったと錯覚してしまい、チャンスまで失ってしまう。

1. 出会いやチャンスに感謝できず、自分をよく見せようとする
2. 多くの人の指導や協力があった事を忘れてしまう
3. 全体が見えなくなり、目の前の事だけになってしまう
4. 組織やバックに存在する集団の力を、自分の実力と思い違いをする
5. 他人や周りの意見を聞けなくなり、自己中心的な言動となる

 車にも前進の為のアクセルがあると同時に、停止や一時駐車の為のブレーキがある。赤いランプがついたり、ブザーが鳴ったりして警告を発してくる。それに耳を貸さずに、目もくれないで前にだけ進もうとし、アクセルを思い切りふかせば暴走し自爆してしまう。

 行動や挑戦に失敗はつきものであるが、失敗が問題ではなく、耳を傾けなくなったり、周りを見ずに自己中心になってしまう事が大変恐ろしい。特にリーダーが暴走したら組織や企業は自滅してしまう。リーダーやトップになると私人から公人となっていく。人づくりで足りないリーダーも困るが、暴走するリーダーが最悪である。
 目が2つ(よく見て)、耳が2つ(よく聞く)、口が1つ(多弁不要)…人間はうまく出来ている。


2005年12月8日木曜日

M-net 2005-12-08

自己中心的な人は年収が少ない?

・ 相手や社会を中心に考えて生きているAさん
・ あくまでも自己中心で生きているBさん(本人はそう思っていないが、周囲はそう見ている人も含む)

AさんとBさんには、所得(給与)に大きな差が出て来ている事を感じた。
住宅会社である当社は、住宅を新築して頂く時、総予算から手持ち資金を差引きした不足額を住宅ローンとして銀行よりお借り頂く・・・。この時、当社の事も考え話合いの出来るAさんは、概して年収が多く、多くの借入れ(ローン)を借りる事が出来る。一方、自己中心で自分の事ばかり主張するBさんは、概して年収が低く、銀行より借りられる借入金(ローン)も少なくなってしまう。こんな現実が見えてきた。

なぜだろう? 社内でも自己中心な人は、周りとコミュニケーションや協力が出来ず、大きな仕事が出来ないし、リーダーになる事も難しい。よって、地位も低く、報酬も少ない。一方、全体や相手の事も考えられる人は、リーダーとなり、大きな仕事や新しい仕事に挑戦する場が多く、見返りの報酬も多くなる。
所得を多くし、豊な生活を送る為には、自己中心的な人ではムリ? なのかもしれない。皆と協力したり、相手の立場を認めたり、全体としての考え方を持ち各論に入る人が高い評価を得る。

情報とは

 情報化時代と言われて久しいが、「情報」を正しく理解している人が少ない。
 まず「情報」とは、

(1)情報を集める、得る。
(2)情報を発信する。
(3)さまざまな情報を組み合わせたり、活用したりする。

・・・の3つから成り立っている。
 1つ1つの情報は素材にすぎないので、これをどう加工するか?取捨選択するかである。新聞、雑誌、インターネットに出てくる情報は、インフォメーション(お知らせ)である。自分で見たものや感じたものが真の生きた情報となる。体験となればそれはすごい情報である。また、情報は巷に溢れているので、何が大切な情報なのかを選別したり、気づく事が情報に強くなる第一歩である。常に問題意識を持っていなければならない。
 情報を集めたり、加工したり、発信するには、素材である情報そのものと手段である電話やパソコンをうまく活用しなければならない。道具を大切にし、最大限利用したい。
 いい情報を得るいい方法の1つとして、「さまざまな人と会う」。そこから何かを得る事ができるならば、これこそが誰もが持っていない「生の情報」である。情報化時代をもう一度見直してみよう。


2005年11月28日月曜日

M-net 2005-11-28

チャンス

① ある若者(M君)に大きなチャンスを与えた。
彼は期待と不安をかかえながら、新しいチャンスに挑戦する事になる。
私はM君に「大きなチャンスだから、様々なアイディアを出しながら、失敗を恐れずに思い切って挑戦して下さい。失敗したら私が責任を取るから大丈夫だ!」と話した。
私の隣にいた先輩のR君が一言。
「チャンスとは舞台が準備され、君はその舞台の上に、今まさに立とうとしている。しかし観客(取り巻く人々、得意先、上司、部下、仲間達、その他)は冷ややかに君の一挙一動を見ている。まずい事があれば信用を失い、全てがダメになってしまう。今君に出来る事は、身なりを正し、整理整頓をし、約束を守る事。そして分からない事は皆の見えない時間(夜や休日、昼休み)にその知識を学ばなければ、あいつはダメだと烙印を押されてしまう。チャンスを活かすも殺すも君次第…」
 R君は自分自身の体験を中心に話してくれ、話が実例で具体的で分かりやすい。彼は納得し、顔が緊張している。

 新しい事に挑戦する時、それを決断するトップ、実際に挑戦する担当者、そしてそれを補佐する人、皆が心を一つにして初めて成功につながっていく。
 舞台にたとえるなら、ストーリーを書く作家、演出家、演じる役者、裏方など多くの人の協力を得て一つのドラマが成立する。しかしそれが成功するか否かの判断は当事者でなく、劇を観ている観客が決めていく。新しい挑戦は自己満足だけでなく、相手や、会社がどう見ているかの客観性も求められる。そして、何よりも数字で結果を出さなくてはならない。

② 上記のチャンスの話を、今私が東京で教えている優秀な数人の日本の若者に話しをした。
 やりたい、挑戦したいと言葉では言うが、いざ決断となると様々な問題を出して結論を出さない、出せない。
 つまり豊かな社会で育っていると冒険が出来なくなってしまう。失敗を恐れどうしても尻ごみしてしまい、臆病になってしまうような気がする。本人も周りも。
 判断は知識で出来るが、決断となると今持っている自分の全てで決めなければならない。もっとチャンスを活かした人生に挑戦してみるのも一つの生き方だと思う。
 従来のカラを破って、新しい挑戦を試みる人でありたい。


2005年11月18日金曜日

M-net 2005-11-18

経営請負人 第一号

 中国で今、GMC(Global Management College)と言う当社の私塾が人気を呼んで、数万人の優秀な学生が応募してくる。一次、二次、三次と面接があり、選ばれた学生はそれだけでエリートである。3つの地区で計45人位が人間力やリーダー論を学んでいる。
 今回、某日系企業A社の中国現地法人が苦戦をしており、当社が会社立て直しを依頼され、12月1日から新しいシステムで会社をスタートさせることになった。
 ここの現地法人の副総経理(実質的には社長)に上記のGMCで学んでいる武漢大学4年生のZ君を選んだ。当社の中国幹部がZ君を選んだ理由は3つ。

1. 苦労が出来る
2. 会社も彼自身も変化が期待できる
3. 基礎力がある。

Z君と会ってみた。彼は私に「今準備中です」との事。何の準備かと言うと、

   1. 頭の整理、心構え
   2. 親に心配をかけない。学校も来年卒業する。
   3. 今やっているGMCの仕事のスムーズな引継ぎ
そして自分の役割、目的、問題点の解決方法…

と、整然と私に話してくれた。
きっと彼の心の中は期待と不安でいっぱいだろうと推察できるが、これだけ整理力のあるZ君を選んで良かったと実感し、新しい仕事のスタートに大きな期待が持てる。学生創業社長はたぶん世界にいっぱいいると思うが、学生経営請負人は世界で彼が初めてであると思う。頑張れZ君!

 平時は経験や知識がモノを言うが、今のようにスピードが速く変化の激しい時は、斬新なアイディアと失敗を恐れない挑戦力が求められていると思う。


女性活躍の時代

 私のプライベート奨学金「杉山種まき奨学金」を中国のトップ大学の1つである華中科学技術大学(1440大学中第5位)の学生に支給した。
 授与式当日(11月17日)、ビックリした。15名の学生中、男子学生が何と1名のみ。残りの14名は全て女子学生である。副学長曰く「成績優秀者やクラスでトップの学生は全て女性です…」。
まさしく21世紀は女性活躍の時代であると異国の地、中国で実感した。


2005年11月8日火曜日

M-net 2005-11-08

海外で働く社員

 11月に入ってから、中国とマレーシアで働いている社員2人が研修で日本に短期滞在した。
 中国の当社武漢事務所で所長代理を務める中国人のC君(24歳)、入社2年目。
 あらゆるものを積極的に見、本質を見抜き、全体を把握した上で質問してくる。決して多弁ではないが、よくモノや人をあらゆる角度から見ている。
 「屋根工事」「住宅」「お茶」「人材ビジネス」など当社の多角的ビジネスの現場を見て、私に「どうしてこの多くのビジネスを管理、チェックしていますか…?」。24歳にして経営の本質は何かに気づき、目で確認して自分の血肉とする。さすが!

 マレーシアで働くM君(27歳)、入社7ヶ月。
 今年の新入社員である。3月に3週間経営の特訓を受け、4月よりマレーシアで経営に携わっている。ヨチヨチ歩きのM君が7ヶ月で大きく変化(変身)し、生長している。異国での人間関係やビジネスでのトラブル、文化の違いなどを乗り越え、自信すら感じさせる。
マレーシアの工場でミスをした現地社員にはCカードを切って渡し、自覚と反省を求めると言う。CカードとはClean, Check, Costの3つで、まず工場内を綺麗にし、整理整頓、そしてミスや不良品を作らない為にチェックの大切さを認識させ、最後のコストはより安くモノをつくる心を持たせる為だという。

 このC君、M君の二人に共通するのが、
  1.苦労に耐え、グチを一言も言わない。
  2.変化(つまりどんどん成長)している。
  3.基礎力があり、自ら考えて行動する力を持っている。
…そんな風に思われる。グチを言わず、変化し、自ら考えて行動できる人間づくりが今最も求められている。


経営請負人

 中国に進出している日系企業の経営を任された。
 大きな方針や経営責任は当社がとる。
 この企業の実際の経営(営業、生産、財務、労務、他)は、中国で今行っているGMC第一期の学生一人がこれに当たる。苦労に耐えられ、変化が期待でき、基礎力を持っている、Z君が最も適任であると言う事になった。
 中国側と合わせて、日本からも一人の若者(学生)を同じ立場で経営に当たらせたい。つまり「経営請負人」を今選考中である。(詳しくは http://www.mfsg.co.jp/keiei-ukeoinin/ を)

 チャンスに挑戦する若者を今求めている。教育は当社で責任を持ち、中国で生きた経営や中国語を学び、人的ネットワークづくりも出来る…。アジアのリーダーになってみませんか?


2005年10月28日金曜日

M-net 2005-10-28

格差

 T大学のA学長と会う事になった。
 私の友人でT大学の教授をしているCさんがいる。Cさんに学長はどんな人ですか?と事前に教えて頂いた。「ガラが悪いと言うか、時にはバカヤロー呼ばわりもする。人物は悪くないが…」
 さて当日A学長と会った。確かに顔は強面である。恐る恐る話を始めていくと話が合う。考え方も一致する所が多い。「このT大学を改革していきたい。60歳以上の教授は発言するなとも言っている…。魅力ある大学づくりにお力を貸して欲しい…」
 なかなかに魅力ある学長である。もっと突っ込んで話もしたくなる人物である。
 なぜC教授は学長の事を悪く言ったのか考えてみた。
 まずA学長は、先進国から発展途上国まで広く海外を飛び回っていた。そして自分の専門分野についても深く研究して来た様だ。つまり幅と深さが格段と広く、大きい。こんな人を評価するのは、よほど自分が大きく、深くなければ不可能である。C教授も立派な教授であるが、改めて「格差」を思い知った。


案ずるよりも生むが易し

 当社に28年間勤めて頂き、又おじにも当たるNさんが90歳でお亡くなりになった。通夜と告別式で遺族、親族代表として二回挨拶をして欲しいとの事。
 弱ってしまった。同じ事を二回言うのはまずいし、どうしたら良いか、久しぶりに考えてしまった。通夜では故人を称え、告別式では面倒を見てくれた家族にスポットを当てようと考えた。
 当日の通夜での挨拶は、知る限りの天寿を全うした故人を褒め称えた。
 翌日の告別式では、90歳の友人代表のお別れの言葉と孫の御礼の言葉を引用して、故人に代わり御礼の言葉を家族に伝えた。(故人は娘夫婦と妻に先立たれ、孫夫婦が面倒を見てくれていた)
 事前に考えていた事ではなく、その場の雰囲気や、友人知人の行動や顔を見て自然体で話をした。案ずるよりも生むが易しであった。

 日頃考えている事、思っている事、やっている事が一番大切な時に出てくるとよく人には話しているが、全くそうであった。日頃の大切さを身をもって知った二日間であった。


2005年10月18日火曜日

M-net 2005-10-18

みや太朗

 カフェ大福の「みや太朗くん」が大好評である。
 10月10日(月)の夕方18:50頃、テレビ朝日の「スーパーJチャンネル 奥様鑑定団」で放映された。辛口批評で定評の奥様たち3人が、「みや太朗くん」はパーフェクトとの事で通常は出ない「五つ星」を出して頂いた。
 かなり良い商品でも「三ツ星」が精一杯の中での「五つ星」。すごいの一言に尽きる!

 11日の朝8時前から数本のフリーダイヤルの電話が鳴りっぱなしで、夜22:30頃まで。次の12日、全く昨日(11日)と同じで電話は早朝より夜遅くまで…。13日もほぼ同じである。勿論インターネットでの注文もすごく電話以上である…。担当者の声は嗄れ、嬉しい限りである。

 問題が1つ出て来た。このカフェ大福「みや太朗くん」は完全な手づくり商品である。職人さんが真心を込めて1つ1つ作っていくので、1日の生産量に限界がある。
 ちなみに今日(10月18日)注文を頂いたお客様への商品のお届けは来年の3月となる。4ヶ月以上の納期がかかってしまう…。それでもお客様からご注文を頂ける。
 カフェ大福も手づくりの本物の上に、「みや太朗くん」と言うネーミングをつけ、大福の素地に1つ1つ表情の違った顔を描いていく…。そんな商品である。TV放映も首都圏だけでなく、首都圏での放映後に秋田、山形、広島と再放映され、注文の電話が止まらない。

 一方今日から1週間(10/18~10/24)東京銀座のプランタン銀座デパートの地下食品売り場で花茶とみや太朗の販売が行われている。期待と不安が錯綜している。
 洋菓子に押され気味の和菓子でも、チョット発想を変えてみるとなかなかいける。と同時に、テレビ放映のすごさを改めて実感している。
 モノが溢れている昨今でも、本物はさすがに強く、消費者もそんなものを求めている…。


2005年10月8日土曜日

M-net 2005-10-08

理念を売る

新入社員が入社して6ヶ月経ったが、なかなか成果が見えない。
 一所懸命努力はしてくれていると思うが…。
 原因はなぜだろう?と考えた時、扱っているモノを一所懸命売ろうとしている。住宅にしても屋根工事にしても、お茶にしても。
 モノではなかなか差別する事が難しい。ましてやお客様から見た時、商品はみな同じに見え、区別すら出来ないかもしれない。

 私がもし営業なら、「まず会社を売り」「次に自分を売り」「最後に扱っている商品を売る」と思う。
 会社を売るとは「人づくりをしている会社です」「女性が活躍している会社です」「中国で人材を育成している会社です」……。
 自分を売るとは「つたないこんな本を書いています」「趣味は人づくりと国際化です」「毎土曜日に社員、学生を集めて人づくりの土曜塾、ひとゆめ塾などを開いています」…。
 最後に短く商品の説明をし、宜しかったら買って下さい…と。

 もっともっと会社を勉強し、会社の理念を誰よりも分かっている人間となり、こんな理念で人づくり、モノづくりをしている会社としてアピールする事が、結局は自分を売る事となり、商品を売る事になると思う。


「なぜだろう」「おや」「なる程」…ストーリーづくり

 3~4日前にある週刊誌に、取引先の記事が出た。「なぜだろう?」と思った。
 昨日ある新聞に同じ取引先の記事が出た。「おや?」と思った。
 1つ1つの出来事や記事をそれだけで見ると短編で終わってしまうが、その事を時系列で見たり、組み合わせてみると「なる程」と見えないものが見えて来る。
 つまり1つのストーリーが浮かび上がってくる。○○の理由で週刊誌が取り上げ、その結果××で新聞発表となった…と。

 仕事でもそうであるが、1つだけ、1点だけを見て仕事をしていると、全体とか、他部門が何をやっているか、どうなっているかが全然見えなくなってしまう。

 1つの現象を見て「なぜだろう」と考える心を持ち、次の現象が起きた時「おや」どうしたんだろう?と言う疑問符をつける頭を持ち、前回と今回を結びつけて1つのストーリーを見出す事が出来ると、ニュースや出来事により関心を示し、仕事にも興味がわいてくると思う。仕事に、遊びに、ストーリーづくりを!


2005年9月28日水曜日

M-net 2005-09-28

西安事務所OPEN

 中国内陸の中心都市、文化と歴史の街、紀元前、秦の始皇帝が都を築いた所、教育の町で大学だけでも重点大学の西安交通大学を中心として40大学が存在…。
 この西安に9月、南富士産業(株)西安事務所がOPENした。
 学生を中心とするGMC西安校、学生創業工作室など、人材の育成が当面中心である。ビルの5階で60㎡(2部屋)で電話、パソコンなどを備えている。
 スタッフはGMCの第一期の西安の学生4名(男子3人、女子1人)が運営にあたり、責任者は西北大学4年生の周慶虎君である。

住所:西安市環城西路78号東光大厦1区5011室(〒710082)
TEL: 029-8791-5680
 



当社中国での中国ビジネス、人材育成のネットワーク



就職難…中国の大学生

 今中国には1440の大学がある。
 どの大学も学部や学科を大幅に増やし、学生を大量に入学させてきた。
 今年位からドンドン大学卒業生が増えていくが、なかなか良い就職にありつけない。トップ大学は別として、中・下位校では60%~65%しか就職できないのが現状である。海外の大学に留学する道や、大学院入学もあるが、これもなかなか難しい。
 企業や組織が求める人材と、学校が育てる人材とのギャップがあるように思える。その一つとしてGMC(Global Management College)を立ち上げた。4年生と大学院修士を対象としている。このGMCに入るには、なかなか大変で、簡単に入れない。今内陸の大学生の間で大評判で、非常に人気も高く、新しい人づくりとして注目されている。


2005年9月18日日曜日

M-net 2005-09-18

重みのある発言、軽い発言

 Iさんと話したが、何か話が軽い。なぜだろう…。
 Mさんとも話したが、同じようにどうも話が軽く聞こえる。どうしてだろう…。
 多くの人と接し話をする時、人によって話に重みがあったり、軽く感じたりする事があるが、私だけだろうか?

重みのある発言は、
1. 体験や経験によって裏づけされている話が多い
2. 10を知って1を語ると話の中味が濃くて良い
3. 本質的な総論と具体的各論で話すと分かりやすい
4. 五つ話すなら、それを一語にまとめて話すと短くて分かりやすい
5. 相手の意図を理解して話したり、最終目標を頭の中に描いて話す話
6. 心に響くような人間的な話

一方、軽い発言は、
1. 知識や、人から聞いた話などが多い
2. 1を知って10に拡大して話すと中味がうすい
3. 総論や一般論が多く、中味や具体論がない
4. 多弁で、自分に自信がない事を言葉でカバーしようとする話
5. 考えないで相槌を打ったり、目先の事や聞いたことだけに反応する話
6. 計算された話や、自己中心的な話は時間の無駄になる

同じ発言でもこの差が出てくるのはなぜだろうか?
日頃の「モノの見方、考え方」や「人との接し方」が言葉として大差となって表れてくる。
「心や頭」で感じ、考え、思う事が意識せずに自然と表れてくるのだろう。
「人間力」の差なのかも知れない。人間力とは、その人の生き方そのものである。
「仕事に対する考え方」「勉強に対する考え方」「人と接する姿勢」「日頃の行動」…

軽い話をする人は、いつもそうであるから、その事には気づかないでいる。自分では臨機応変にうまく立ち回っているつもりだろうが、周りから見るとどうしても軽いように見えてしまう。まずい事や嫌な事を直言してくれる真の友人、先輩、上司と出会いたい。
 日頃から研鑽を重ね、少しでも人間力を高めて「重みのある発言の出来る人」となりたい。


2005年9月8日木曜日

M-net 2005-09-08

サービス

 事務所の近くにファミレスのデニーズがある。
 24時間やっていて大変便利なのでよく利用する。会議や昼夕食、待ち合わせなど…。早朝など「朝デニ」とでも言うか、社員との話し合いや、教育の場としても活用している。
 昨日そこのスタッフに「なぜデニーズにはドリンクバー(フリードリンクでセルフサービス)がないのですか?」と質問してみた。スタッフは私に「デニーズではお客様がもっとコーヒーが欲しいと思う前にサービスするのが方針だからです」と言っていた。「常にお客様に気を配り、お客様の立場でサービスをしている…」
 単品一つ一つは決して高くはないが、メインの料理にコーヒーをつけたりすると決して安くはない。なるほど、それが「サービス」かと考えさせられた。
 満足を提供して、それなりの費用を頂く…それがデニーズ流のビジネスである。


スピードは力なり 

 来春入社するT君がいる。
 よく勉強し、常にカバンの中に本を3冊位持ち歩いている。
 積極的で行動的であるが、学生であるのでどうしても自己中心的である。社会の求めているもの、市場のニーズ、会社の求めているもの、相手が期待しているものなど、自己中心的でなく、相手軸で考えなければダメである…と指導、教育した。
 帰り際にT君に2つのお願いをした。T君と別れ、別の人と会ってから会社に戻ると、T君からメールが届いている。「気づく事の大切さ」のメールである。それから30分もしないうちにTelがあり、私の依頼した件で「良い結果が出ましたので時間を作って下さい…」との事。依頼してから5時間位しか経っていない。

 改めて「スピードは力なり」を実感した。その時になってバタバタする事でなく、常日頃から幅広いネットワークや勉強をしておけば「いざ」の時役立つ。
 残り少ない学生生活を有意義に過ごし、大きく成長する事を楽しみにしている。


仕事のある所に行け 

 日本を代表する組織の現地責任者が、私の所に挨拶に来た…と思ったら、実は「仕事が欲しい」の営業であった。本部トップから「仕事のある所」「荷物のある所」「情報のある人」の所に行けと指導されているとの事。シンプルで分かりやすい方針である。
 我々も「ただ頑張る、一生懸命やる」から、「魚のいる所」にシフトしなければならない。


2005年8月28日日曜日

M-net 2005-08-28

マレーシアの中神君

 8月19日~20日と、中国上海からマレーシア、ジョホールバルに廻り、中神君の様子を見ながら、実際の指導をしてきた。
 今年の4月にマレーシアに赴任し、4月は工場の問題点把握、5月は会社内外から目の輝いている人材発掘、6月から実際の計画の立案…。
 早4ヵ月半が過ぎた。大きく成長している点が3つ。

1. 工場内が整理・整頓されていて、在庫、仕掛品、不良品が一目瞭然
2. 準セル生産方式(今までは工場全体が1つの流れ)で責任明確
3. 工場内の若手リーダー(候補も含む)の芽が出てきた。
イ.リーダー勉強会を開催。「夢(目標)とそれの実現」について
ロ.提案制度と報奨。その為の勉強(本を読む、他)
ハ.リーダーとは。リーダーの役割

そして何よりも中神君が地についており、数字で経営を語り、頼もしい限りであった。
いよいよこれから本格的な改革経営が行われていく。
  


パソコン(デジタル化) 

 A社に行った。事務所に入って何かチョット変な感じ?
 即分かった事がある。事務所の机の上に一台もパソコンがない。皆さんで手で書き、計算機をたたいている。昔ながらのやり方である。
 決してパソコンが全てだとは思わないが、機械化や合理化できるものはドンドン変えていかなければならないと思う。全く時代に適応していない企業である…。
 トップにも問題はあるが、働く人にも責任があるように思えた。
 時代と仕事のやり方を再検討してみたい…。時代と合っているか?昔ながらのやり方でないか?

2005年8月18日木曜日

M-net 2005-08-18

新疆ウイグル自治区カシュガル市

中国の中でどんな所に位置するか?東は天山山脈の山々やタクラマカン砂漠、西はタジキスタンなどの国境、南はパキスタンなど中央アジア諸国と接している、標高1400mの高原都市である。8月と言うのにひやっとする涼しさであり、紫外線が強く、目が痛い。

 上海から飛行機で5時間弱で省都ウルムチ市に着く。それから飛行機を乗り換えて約2時間で目的地である。人口の80%以上はウイグル族で、ほとんどがイスラム教で言葉もアラビア系ウイグル語が中心。中国語(漢語)は通じない。ウイグル料理は羊の肉中心の料理で脂っこくてなかなか口になじまない。ウイグル人は酒もタバコもやらず、歌ったり踊ったりするのが楽しみの明るい民族である

 お茶の新商品開発のために訪問したのであるが、現地でウイグル語を中国語に通訳する人を1日雇った。彼女は地元の師範大学を今年卒業し、将来は教師になりたいと言っていた。その彼女が「これから武漢市にある師範大学の大学院に入りたい…。」と希望を語った。彼女たちにとって、上海から1000kmの内陸都市武漢も夢の都市である。カシュガル市から武漢市まで電車でどの位かかりますか?との質問に、「4日間(96時間)かかります」

 スケールの大きさに言葉も出なかった。改めて意欲や夢の大切さも実感できた。


心温まるもてなし 

 上記のカシュガル市で地元の人が何を飲んでいるのか、どんなお茶を好んでいるかを調べている途中、タクシーに乗った。タクシーのドライバーに「花を栽培し、それをお茶にしている農家を探しているのでどこか知りませんか?」と尋ねた所、「良かったら私の家に来ませんか?」「花も栽培し、それを乾燥して花茶として家族みんなで飲んでいる」との事。車で10分位で彼の家に着く。両親(イスラム社会では年齢を聞くのは失礼に当たるので年齢は不明。見たところ80歳位に見えたが、実際は60歳代かもしれない)と妻と小さな子供の4人で私たちを笑顔いっぱいで迎えてくれた。嬉しい限りである。

 彼の家の裏の畑で花やりんご、プラム、ぶどうなどを栽培していた。彼のお父さんが得意になって案内してくれた。乾燥中の花茶も見せていただき、一通り案内していただいて帰ろうとしたとき、彼のお父さんが我々を家の中に入れてくれ、スイカを自らカットして我々に出してくれる。主食のナン(チョット固めだが3ヶ月位は長期保存できるとの事)スイカも甘くて大変美味しくナンも心が伝わる味で大満足である。それから自園、手作りの「黄色の花の茶」も出してくれ、飲めば注ぎ、飲めば注ぎ、おなかがいっぱいであった。何も土産を持ち合わせていなかったので、記念に写真を撮り後程心をこめてお送りしたい。

 言葉は十分に伝わらなくても、心や思いは伝わる。ましてや笑顔は言葉以上である。文化や価値観の違う外国人と接する時など、言葉だけに頼らずもっと全身で体当たりして行こう。
 心からのもてなしを受け、旅の最高の思い出であった。