2010年12月28日火曜日

M-net 2010-12-28

GMC 成長レポート
11月末にスタートしたGMC15期の学生からレポートが届いた。


人の成長に影響を与えるものは、天性30%、教育20%、そして環境が50%である。学生にとっても社員にとっても成長できる環境づくりこそ、GMCの役割である。
チャンスに気づき感謝できる人間が、人として魅力的であるし、いつまでも成長できる。


苦しい時にこそ新しい芽が出る

「不況だ」「デフレだ」…うまくいかない理由を環境や社会のせいにしたくなる。
「成果が出ない」「努力しているのに良い結果が出ない」…汗を流したり、従来と同じ方法で頑張ることで自己満足してしまう。
春の新しい芽は、厳しい冬の時期に、「芽を出そう、芽を出そう」と、土の中で必死にあがき努力している。そして春の太陽の下でパッと芽を吹き出す。冬の努力がなければ、春の息吹はない。
人生でも、仕事でも、苦しい時に様々な工夫や努力をしてこそ「ツキ」や「チャンス」に恵まれる。逆境でもあきらめず、未来を信じ、死に物狂いで努力することで、新しいチャンスをつかみ、創造が生まれる。努力もせず楽な方へ逃げていては、“幸運の女神”はやってこない。
2010年一年間を振り返って、「苦しい時にこそ、新しい芽が出る」と実感している。
2011年は、輝ける年である事を期待して…。

2010年12月18日土曜日

M-net 2010-12-18

産業革新機構

「産業革新機構」という組織を知っている人は少ないだろう。
日本政府が820億円、民間企業が100億円出資する、資本金920億円の政府系投資ファンドである。
大企業や中小企業、ベンチャー、大学など、産業や組織の壁を越えて21世紀の日本を創り出す、まったく新しいタイプのファンドである。国内外を問わず、新たな技術やソフトなど、革新性を有し、将来性のある事業に投資している。政府保証枠も8000億円ある。
日本は今、お金や技術を持っている。産業革新機構はこの資産を活かし、世界で新しいビジネスを展開している。目指すところは新しいビジネスモデルの確立や、技術立国、産業立国である。
ここで問題なのが、そのお金や技術を活かす「人材」であり、当社のGMCが注目されている。
グローバルな頭脳を活かし、新しい産業を起こすことが地域の安定や雇用創出につながっていく。
GMCも開校して満6年を迎え、大きな花が咲きそうである。

TVの影響

11月9日、テレビ東京の有名な番組「ガイアの夜明け」にて、当社の中国ビジネスが取り上げられた。
1ヶ月経った今、大きな反響が現れている。
ひとつは社会人や学生、経営者、その他…、会って話をしたいという人が多くなった。講演依頼も増えている。
現在、日本と中国は政治的に微妙な関係にある…。一方で経済や民間レベルでの交流はドンドン増えている。
いずれにせよ、日本と中国はパートナーとして今後も大切な関係であり続けていくと確信している。
当社で行なっている“人財育成”は、日中両国にとって新しい発展のひとつの指針となっている。それに関する新たなテレビ取材やインタビュー、新聞・雑誌の取材が舞い込み、TV放映の影響は非常に大きい。
もう一つの影響は、中国に投資している日本の大企業のトップの方々からの相談が増加していることである。
どの企業も、「現地化はどう進めたらいいのか?」「優秀な人材が集まらない」「市場を開拓したい」といったさまざまな課題を抱えている。
問題解決のために若いGMC人財に働いていただくわけだが、日本のトップは「そんな20代の若い人で大丈夫か?」と全員が質問し、疑いの目で見る。そんな時はいつも、「150年前の江戸時代から明治初期の頃の日本では、20代の若者たちが志と情熱を持って新しい日本を創った…GMCはそんな人財ですよ」と話す。すると納得し、「会ってみたい」と言う。そして実際にGMCに会うと、即座に「こんな人財を今すぐにほしい…」。
TVの影響でGMCの若者の活躍の場がもっともっと広がることを期待している。そしてお互い負けないように頑張りましょう…。

2010年12月8日水曜日

M-net 2010-12-08

知恵を売る

先日、あるものを購入するために、販売店の担当者と話をした。
なるべく出費を抑えるために、もう少し値段を下げてほしい…と話した。そういう客は多いらしく、販売店側も大変苦労しているという。
そこで私は「ではあなたの問題を解決するための知恵を出すから、その代わりに値段を下げてほしい」と、違った角度から話をし、その場で資料を渡し、納得していただいた。その日の夜に、販売店の支店長が値引きした見積りを持って再びやってきた。
これを企業に置き換えてみると、今の厳しいデフレを乗り切るにはコストダウンが欠かせない。
だが、ただ下請け業者に値下げを要求するだけのコストダウンは、相手が身を削るだけでいずれ限界がくる。何とか生き残れたとしても“勝ち”残ることは難しい。
これからの時代を勝ち残るには、お金やモノといった金額で価値を表せるものだけで考えるのではなく、“知恵”や“情報”、“ノウハウ”といった目に見えないものに価値を見出し、それを活かして利益を創出することが求められる。

ゴミ回収業者を味方に

中国で進行している工場改革プロジェクトの話をひとつ。
ある日系企業より、中国の子会社がうまくいっていないという相談を受け現地の調査に入ることになった。
ところが、この現地の責任者を務める中国人総経理が私たちを警戒し、工場に一歩も入れず誰とも口を聞けない事態になってしまった。
この状態で、工場の問題点を見つけるためにプロジェクトメンバーが目をつけた点がすごい。
1.【工場から出るゴミ】…ゴミ回収業者を味方にし、ゴミを調べることでどんな材料をどれだけ使っているか把握。
2.【類似工場】…この工場と似たような業種の工場の実態調査を行い、問題の工場の運営状況を推測。その数40件、すべて無料である。
3.【以前勤めていた人】…実態を正しく掴むにはやはり生の情報が必要である。そこで“退職者”に着目し、話を聞きだしたという。ただ、社員リストといった記録がなく、探し出すために100件もの聞き込みをしたというからおどろきである。
最後にこれらの情報を組み合わせ、工場の問題点を提示し、総経理を納得させることに成功したという。
本来見るべきものが見れないという絶体絶命のピンチを“柔らかい発想”と“地道な行動”で乗り越えたプロジェクトチームに大変感動した。
大きな壁にぶつかっても、あきらめることなく、情熱を持ってやりぬく事で、かならず道は拓ける。