2009-08-28

M-net 2009-08-28

結論・全体から

Mさんと話をしていて、すごく分かりやすかった。
まず、結論から入る。つまり動詞が最初である。
日本語は主語、目的語、述語の順である。(例えば「私はあなたが好きです」。) 最初に結論を言うのは勇気がいるが、一番大切な事がはっきりしていて非常にいい。
次に、「どうやるのか」の各論ではなく、全体から「何をするか」の話になった。
「何をするか」という全体像があって、「どうやるか」の各論に入っていく。全体が見えて非常にわかりやすい。
すべての仕事は、結論から入って全体像を描く事ができるとスムーズにいく。
そしてできればシンプルがいい。「要は?」 「ポイントは?」 わかりやすく、シンプルに。
自分の仕事や相手との交渉はどうか、一度自分自身のやり方を見直してみるといい。
時間も節約できるし、「この人はすごい」と、相手の評価も上がってくる。


朝食

東北大学・加齢医学研究所の川島教授によると、脳を元気にするには食事と睡眠が大事だと話す。朝食を食べた人は計算速度が上がるが、朝食を食べない人は全く速度が上がらない。
脳はブドウ糖だけが栄養になるので、パンやご飯のようなデンプン質を食べないと脳細胞に栄養が送り込まれない。そして、ブドウ糖を活性化する“リジン”という必須アミノ酸をあわせてとることが大切であり、それは豆類に多く含まれるので、味噌汁とご飯の朝食が理想的である。
社員の実力を引き出し、人材を有効活用するためにも
「朝食を食べなければダメだぞ」と言っている。
朝食を抜いている人は、午前中を自分の力の何割減かで働いている事が多い。
「朝食を食べよう。」


もう一歩

① K君を家庭に呼び、一緒に食事をした。翌日、K君は私の声が聞こえると飛んできて「昨日の玉ねぎのオーブン焼きはすごくおいしかった」と声を弾ませてお礼を言った。
② W君を特別研修したがレポートは従来と変わらない…。何か一歩が足りない。
③ H君たち大学生を集めてセミナーを開いた。
「いい話だった」と皆が口をそろえて言っていたが、メールひとつ来ない。何かもうひとつ足りない…。与えられる事に慣れているのかもしれない。

K君のように心があり、一歩の行動があると気持ちもすがすがしい。チャンスも与えたくなる。
一方、W君やH君たちはその事に気がつかないのか…? “もう一歩”が足りないように思う。
“もう一歩”、“もう一押し”で劇的に変化する可能性が大きい時代である。“もう一歩”、“もう一押し”。


2009-08-18

M-net 2009-08-18

Lさんからの手紙

先日、当社の中国子会社・万克徳の元社員から手紙が届いた。



2009-08-08

M-net 2009-08-08

苦しい時に…逃げない。会う人を変える

不況である。企業も個人も苦しい…。
苦しさから逃げれば、その時は楽である。しかし基本は何も変わっていない。
先日、元気のないSさんと話をした。
どうしても苦しいから、逃げ、違う道を見つけようとしている。楽で身近な道を。
しかし、そんな道があるならとっくに誰かが見つけ成功しているはずである。
Sさんに、「要は逃げてはダメである。問題に、真正面から向かわなけれ
ばいつまでたっても解決の糸口は見つからない…」と。
そして次に、「今まで付き合ってきた人たちとは別の人々と合わなければ
ならない。なぜなら、同類が集まって傷口を舐めあい、不況だ不況だと言っても
始まらない…。」
新しい人達や、発想の違う人と会わなければヒントもないし、雰囲気も変わら
ない。何より自分自身が変われない。会う人を変え、環境を変える事である。
明るい元気な人と付き合う事で、話題も意識もそして行動も変わっていく…。
別れ際、Sさんが「元気になりました」とやっと少し笑顔になってくれた。

道路と水を制する者は国を制す

古代から“道と水”は生活の基本であり、これがうまくいけばすべてうまくいく…と聞かされてきた。
現代における“道路”とは? つまり“道”とは、「会社の道」「個人の道」「進む方向」であるように思う。上記のSさんではないが、今までの道ではダメであるが、では新しい道が見つかるかというと、それもなかなか難しい。不確実な世の中に於いて正しい道(?)を見つけ出すのは非常に難しい…。
では“水”とは何か? 私は、現代の“水”とは「命」や「企業における利益」であると思う。
利益を出すための努力は必要であるが、努力をしただけでは「利益は出てこない」。時代にマッチした「事業」や「やり方」が求められる。
ではどうしたらこの「道」や「水」を見つけられるのか?
まず一つ目は、自分の目で時代や世の中をよーく見たり、自分の耳で多くの人の意見を聞く事ではないか…。表面的ではなく、本質が見えてくるとベストである。別の言い方をすれば「情報」である。この情報の中には、失敗や成功も含まれる。これらの情報を組み合わせ、新しい形をつくっていけたら最高だ。
二つ目は、自社や自分の強いところをより強くしていく事であると思う。それはつまり他との差別化でもある。弱いところを補強するには時間がかかるが、強いところを強化する方が成果も早く出る。
要は仮説を立て、大まかな計画で実践してみる事である。やってみると失敗もあるが、これがまた活かされてくる。
暑い夏であるが、少し時間を作って“道”と“水”を考えてほしい。