2005-09-28

M-net 2005-09-28

西安事務所OPEN

 中国内陸の中心都市、文化と歴史の街、紀元前、秦の始皇帝が都を築いた所、教育の町で大学だけでも重点大学の西安交通大学を中心として40大学が存在…。
 この西安に9月、南富士産業(株)西安事務所がOPENした。
 学生を中心とするGMC西安校、学生創業工作室など、人材の育成が当面中心である。ビルの5階で60㎡(2部屋)で電話、パソコンなどを備えている。
 スタッフはGMCの第一期の西安の学生4名(男子3人、女子1人)が運営にあたり、責任者は西北大学4年生の周慶虎君である。

住所:西安市環城西路78号東光大厦1区5011室(〒710082)
TEL: 029-8791-5680
 



当社中国での中国ビジネス、人材育成のネットワーク



就職難…中国の大学生

 今中国には1440の大学がある。
 どの大学も学部や学科を大幅に増やし、学生を大量に入学させてきた。
 今年位からドンドン大学卒業生が増えていくが、なかなか良い就職にありつけない。トップ大学は別として、中・下位校では60%~65%しか就職できないのが現状である。海外の大学に留学する道や、大学院入学もあるが、これもなかなか難しい。
 企業や組織が求める人材と、学校が育てる人材とのギャップがあるように思える。その一つとしてGMC(Global Management College)を立ち上げた。4年生と大学院修士を対象としている。このGMCに入るには、なかなか大変で、簡単に入れない。今内陸の大学生の間で大評判で、非常に人気も高く、新しい人づくりとして注目されている。


2005-09-18

M-net 2005-09-18

重みのある発言、軽い発言

 Iさんと話したが、何か話が軽い。なぜだろう…。
 Mさんとも話したが、同じようにどうも話が軽く聞こえる。どうしてだろう…。
 多くの人と接し話をする時、人によって話に重みがあったり、軽く感じたりする事があるが、私だけだろうか?

重みのある発言は、
1. 体験や経験によって裏づけされている話が多い
2. 10を知って1を語ると話の中味が濃くて良い
3. 本質的な総論と具体的各論で話すと分かりやすい
4. 五つ話すなら、それを一語にまとめて話すと短くて分かりやすい
5. 相手の意図を理解して話したり、最終目標を頭の中に描いて話す話
6. 心に響くような人間的な話

一方、軽い発言は、
1. 知識や、人から聞いた話などが多い
2. 1を知って10に拡大して話すと中味がうすい
3. 総論や一般論が多く、中味や具体論がない
4. 多弁で、自分に自信がない事を言葉でカバーしようとする話
5. 考えないで相槌を打ったり、目先の事や聞いたことだけに反応する話
6. 計算された話や、自己中心的な話は時間の無駄になる

同じ発言でもこの差が出てくるのはなぜだろうか?
日頃の「モノの見方、考え方」や「人との接し方」が言葉として大差となって表れてくる。
「心や頭」で感じ、考え、思う事が意識せずに自然と表れてくるのだろう。
「人間力」の差なのかも知れない。人間力とは、その人の生き方そのものである。
「仕事に対する考え方」「勉強に対する考え方」「人と接する姿勢」「日頃の行動」…

軽い話をする人は、いつもそうであるから、その事には気づかないでいる。自分では臨機応変にうまく立ち回っているつもりだろうが、周りから見るとどうしても軽いように見えてしまう。まずい事や嫌な事を直言してくれる真の友人、先輩、上司と出会いたい。
 日頃から研鑽を重ね、少しでも人間力を高めて「重みのある発言の出来る人」となりたい。


2005-09-08

M-net 2005-09-08

サービス

 事務所の近くにファミレスのデニーズがある。
 24時間やっていて大変便利なのでよく利用する。会議や昼夕食、待ち合わせなど…。早朝など「朝デニ」とでも言うか、社員との話し合いや、教育の場としても活用している。
 昨日そこのスタッフに「なぜデニーズにはドリンクバー(フリードリンクでセルフサービス)がないのですか?」と質問してみた。スタッフは私に「デニーズではお客様がもっとコーヒーが欲しいと思う前にサービスするのが方針だからです」と言っていた。「常にお客様に気を配り、お客様の立場でサービスをしている…」
 単品一つ一つは決して高くはないが、メインの料理にコーヒーをつけたりすると決して安くはない。なるほど、それが「サービス」かと考えさせられた。
 満足を提供して、それなりの費用を頂く…それがデニーズ流のビジネスである。


スピードは力なり 

 来春入社するT君がいる。
 よく勉強し、常にカバンの中に本を3冊位持ち歩いている。
 積極的で行動的であるが、学生であるのでどうしても自己中心的である。社会の求めているもの、市場のニーズ、会社の求めているもの、相手が期待しているものなど、自己中心的でなく、相手軸で考えなければダメである…と指導、教育した。
 帰り際にT君に2つのお願いをした。T君と別れ、別の人と会ってから会社に戻ると、T君からメールが届いている。「気づく事の大切さ」のメールである。それから30分もしないうちにTelがあり、私の依頼した件で「良い結果が出ましたので時間を作って下さい…」との事。依頼してから5時間位しか経っていない。

 改めて「スピードは力なり」を実感した。その時になってバタバタする事でなく、常日頃から幅広いネットワークや勉強をしておけば「いざ」の時役立つ。
 残り少ない学生生活を有意義に過ごし、大きく成長する事を楽しみにしている。


仕事のある所に行け 

 日本を代表する組織の現地責任者が、私の所に挨拶に来た…と思ったら、実は「仕事が欲しい」の営業であった。本部トップから「仕事のある所」「荷物のある所」「情報のある人」の所に行けと指導されているとの事。シンプルで分かりやすい方針である。
 我々も「ただ頑張る、一生懸命やる」から、「魚のいる所」にシフトしなければならない。