2012-03-28

M-net 2012-03-28

笑う
 先日、“笑い”の専門家から、笑いについての話を聞いた。「おもしろいから笑う」のではなく、「笑うからおもしろくなる」…との事。そうかもしれない。笑顔は本人も周りも明るくなる。
 「笑門来福」と、私も時々書く。「笑うと福が来る」という意味だ。笑いは病気を治し、長寿をもたらし、健康を維持する…と結んでいた。先日、当社の社員がT社の社長から「笑顔がない」と強く注意を受けた。初対面の人に好印象を持たれる場合とそうでない場合では大きな差がついてしまう。笑顔はお金や時間がかかる訳ではない。顔・目・口などを磨き、日頃から笑顔のある人間となりたい。笑顔は世界共通である。

ストーリー性
 仕事や資料をつくるとき、突然や事実だけでは理解できなかったり、一貫性がなくバラバラになってしまう。そこにストーリー性があると、見る人・読む人・仕事をする人が納得してスムーズに物事ができる。
 先日、突然、ある資料作成を依頼された。一つ一つは単品として理解できるが、最初のスタート部分はどうするか、なぜそうなるのかが大切になってくる。そしてラストの結びは何を言いたいのか、どう結論づけるかが最も重要である。こうしたストーリー性が確立されてから、はじめて一つ一つの部分をつくっていくことになる。全体の企画ができれば、後は時間との勝負である。
 「ストーリー」とは「ドラマ」とも表現できる。山あり谷ありはドラマである。いつもストーリーのある仕事や資料づくりを心がけているが、なかなかうまくいかないのが現実であり苦労している。知識や体験の幅と量によって中身の質が決まっていく。

わが社の宝(58年勤続)
 先日、ある社員が退社のあいさつに来てくださった。お名前は渡辺利夫さん。年齢81歳、勤務年数はなんと58年になる。60歳でいったん定年退職した後、再雇用し、この3月まで働き続けてくれた。当社の創業は今から68年前の1944年である。当時は製材工場だった。渡辺さんはその時からずっと木材一筋で仕事をしてくださった。継続は力である。支えてくれる人があってこそ今の私たちがある。わが社の宝に、改めて心から感謝したい。長い間、お疲れ様でした、そしてありがとうございます。

2012-03-18

M-net 2012-03-18

20年…(歴史)
 先週の土曜日、東京で学生向けの就職フェアが開催され、大変多くの学生で会場はごった返しだった。当社も参加したところ、鈴木博人さんという某大学の教授が、学生を連れて当社のブースへ来てくださった。そして「良い社長がいるところは良い会社だ」といって、学生を紹介してくださった。聞けば、鈴木さんは以前ビジネス誌の編集長を務めていたとのことで当社についてよくご存知だった。

 探してみると、インタビュー記事はなんと20年前のものであった。
「中小企業は1%の市場を狙え。規模を追うより特徴ある会社を」
「みんなが『いい』という時には中小企業の出番はない」
「規模の拡大というよりも、人材、技術、ノウハウといった経営資源の充実のほうがはるかに大切」
「将来はネットワークを活用した事業を模索」

20年も前に話した言葉が今でも生きている…。ありがたいことでもあり、大きな責任を感じる。

2012-03-08

M-net 2012-03-08

GMC第19期 (住友化学冠講座)
 3月3日、GMC19期がスタートした。今回は住友化学の冠講座でもある。中国トップクラスの大学から、厳選された学生たち12名が参加し、グローバルリーダーへの一歩を踏み出した。初日の塾長講義は理念教育である。残念ながら、数名の学生は講義後も行動に変化が見られず、除籍となった。リーダーとして、「分かる」ことでなく「できる」ことが求められる。

就職前訓練校
 武漢でおこなっているもうひとつの人づくりが、大学生を対象にした「就職前訓練校」である。大学生の就職支援活動として、社会人としてのマナーや仕事に対する考え方を教育しており、これまでに500名もの学生を育ててきた。3月3日も、土曜日にもかかわらず多くの学生が参加していた。今回、職前訓練校の現状を知り驚いたことがふたつある。
1.大学2年次からすでに就職活動を始めている学生もいる。中国においても就職状況は厳しい…
2.「教育」は目に見えない。そこで大きな本をつくって教育の「見える化」をし、活用。