2013-03-28

M-net 2013-03-28

本が繋ぐ信頼と絆
 30年以上に渡り、中国の大学や図書館に本を送っている。今年は清華大学に「文学全集」150冊をお送りしたところ、教授方よりお手紙と感謝状を頂いた。「大変な量の貴重な本をいただいて、誠にありがとうございました。教員一同大変喜んでおり、早速教育現場で使わせて頂きます。ぜひまた弊大学へお越し頂き、貴重なお話をお聞かせください。」
日本で読み終えた本を中国の日本語学習に活用して頂くことで、本も活きる。本の二毛作である。これからも「社会貢献」「働きがい」「利益」の成り立つ“Social Company"を目指し、人づくりをベースに事業を展開していきたい。

教育は花が咲く
 5ヶ月に及んだN社の社員意識改革と数値経営。この程、修了式を迎えた。最初の2ヶ月半は全く変化がなかったが、目標を掲げ、グループ分けや役割分担など様々な施策を行った結果、3ヶ月目から徐々に変化が現れた。前向きさ、自主性、提案などを見て、「思いが人の心を動かす」、そして「教育は花が咲く」と改めて感じた。
 N社の更なる発展と彼らの頑張りを期待し、3月26日に幹部10名の修了式を実施。「GMC Basic Class」の終了証を渡した。基礎さえ出来れば、後は自分達で考え、自転を始める。彼らがN社成長の中核となっていくと確信している。

日経ビジネス アジア会議2013
 3月19日、日経ビジネス主催の講演にて講師を務めさせて頂いた。
◆徹底解説 アジアの人材活用法【一流人材】はこう活かせ!「中国トップ1%層の教育と活用」
◆参加者は約300名。中国・アジアの人材に対する関心は高い。

 講演終了後の交流会では、日本のトップ企業が列をつくり、異口同音に感想をくださった。「感動しました!」「衝撃でした…」「夢のような話ですね。本当に先を行かれている。」多くの日本企業は“現地の優秀な人材活用”の重要性は認識し始めている。しかし、優秀層を“更に”教育し、リーダーに育てる事は考えもつかず、方法も分からないとの事だった。これからは製造だけでなく、販売やサービスなど、様々な分野で可能性がある。我々のやっている“人づくり”が中国やアジアで役に立つ時が来た。
 日中間に政治的には色々な問題があるが、経済面では互いに協力しあい、より一層の発展が期待される。“人づくりと経営に国境はない”。

2013-03-18

M-net 2013-03-18

GMCの知名度
 一般的に中国の大学で企業が求人を出す場合、その企業の「営業許可証」の提示が必ず求められ、必要である。日本でも同様だ。しかし、当社が「GMC」を募集する場合、そうした証明書は必要なく、大学側は無条件で受け付けてくれる。中国で上場企業でもないのにこれだけの知名度があるのは、非常に珍しい。
 GMCをスタートして9年目。最初は前例のないGMCを理解してもらうために、当社社員達は、全国のトップ大学を1つ1つまわり、大学関係者や多くの学生達にGMCとは何かを伝え続けてきた。GMCの変わらぬ理念と活動と、着実に増える実績、そして何より学生たちの評価が結びついた結果、今がある。

若者サポートステーション
 社会の急激な変化に対応できず、働くことに悩みを抱える若者の自立を支援する機関「若者サポートステーション」。国から委託を受け、NPO法人や企業、学校法人などが運営している。現在全国に116ヶ所あり、今年の4月から更に140ヶ所増えると言う。
 今回、そこでセミナーを開催する機会を頂いた。就職活動が上手く行かず自信がない、人と関わるのが面倒で引きこもりをしていた…何かしら“心の闇”を抱える彼らに対し、こんな話をした。
 ①人生は出会い…誰と出会うかで、人生は大きく変わる。待ち合いではダメで、自ら外に出てみる。
 ②仕事は楽しい…命令でなく自ら積極的に動けば、仕事はどんどん楽しくなる。
 ③特徴づくり…手に職を持つ“マイスター”(職人)
 ④行動…失敗を恐れず“やってみる”。行動がなければ始まらない、変わらない。
 ⑤諦めない…やり抜くことで、何かを掴むことが出来る。20回トライ。
 すると、彼らは目を輝かせ、一生懸命話を聞いてくれた。皆、先が見えずどうすれば良いか分からない中で、“道標”を必死に探している。社会に答えはなく、自分を導いてくれる人に出会える事も、まずない。良い人やチャンスに出会える事で、人生は大きく変わっていく。職人育成をはじめとする人づくり活動を通じ、彼らが自立する応援をしていきたい。

屋根の上のスーパーマン ~27年の感謝~
 当社の外装事業部の屋根職人・髙橋毅さんが、昨年11月に退職された。27年もの間勤めてくださり、ささやかながら感謝状をお贈りさせていただいた。40代半ばから職人の道に入って72歳まで、「三島に髙橋さんあり」と言われるほどの働きぶりで、会社の成長を強く後押ししてくださった。
 小柄な髙橋さんが、普通の人の倍の実績をあげる裏には相当な努力がある。日々の段取りはもちろん、雨の日や正月さえも常に仕事一筋。人生をかけて打ち込んでくださったことに、心から感謝するとともに、大変うれしくもある。長い間、本当にお世話になりました。心から、ありがとうございます。


2013-03-08

M-net 2013-03-08

伝えることは3つまで
 いろいろな事を頭で考えているTOPリーダーWさんやSさんがいる。部下や仕入れ先に対して考えている事や課題を一気に話してしまう。WさんやSさん本人は全体も分かるし、最初に話すのが大切な事でラストの方はどうでもいいと思っているが…
 一方、聞いている人は理解しないまま話が進み、ラストの話(つまりどうでも良い事)だけが頭に残りそれを行う。WさんやSさんは、「何をやっているんだ」と思ったり注意したり、時には声を大きくし厳しく注意する。注意される方は指示通りやっているのに「上司は何を言っているんだ…」と思うようになる。伝える時は1つ又は3つまでにし、1、… 2、… 3、…と話すと理解してくれる。最も大切だと思う事はラストにもう一度話せば良い。

過保護は暴力より恐い
 モノ、情報、行為…いつも与えられていると、人はどうなるか?
①やってもらって当たり前 ②感謝がない… 最後には、一人では何も出来ず、人との調和が取れない人間になってしまう。
 与える側は良かれと思ってやっているが、“過保護”は人をダメにする一番の近道になる。また、人をダメにする最も早道は、答えを教え続ける事である。すると自ら考えられなくなってしまう。いくつになっても原点に戻り、自主・主体性を忘れずに、感謝のこころと行動を持ち続けたい。

感動(ときめき)
 この頃、感動する事が少なくなった。それとも私が鈍感になったのか…?以前は月に1~2回は感動があった。何かをする時、“努力”では感動はない。すごいエネルギーや不可能を可能にするなど、相手の想像や期待を越えることで感動は生まれる。それを可能にするのは“挑戦”や“冒険”である。
 但し、目指すものがなければチャレンジもない。まずは「目標」を持ち、一年に1~2回はワクワクするような挑戦をしたい。成長はドラマでもある。「感動」は「チャレンジ」の先にある。

M-netⅤ
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