2014-03-28

M-net 2014-03-28

創業70周年
 2014年は、わが社にとって創業70周年の年である。節目を記念して、新しい会社案内のパンフレットを作成した。材木屋としてスタートし、社員の大量退社という大きなピンチを、「夢のある会社づくり」と「人づくり」という方針で乗り越えてきた。
 現在展開しているふたつの事業「日本一の屋根外壁工事業」と「中国・アジア人財ビジネス(GMC)」は、長年培ってきたHuman Capitalの賜物である。 これからも人づくりをベースに、無形資産を活かしてアジアを舞台にしたイノベーションに挑戦し続けたい。

本質は?
 現象は誰にでも分かる。その現象の裏にある本質が分からないと、空回りやムダが多く、成果も出ない。B君は一生懸命仕事をしてくれているが、なかなか見える形で成果が出ない…。自分の得意とする分野で解決しようと工夫や挑戦をしているが…一歩下がって、この仕事の本質(一番大切なもの)は何だろうと考えてみる必要がある。
 自分に求められているものは何だろうか? 固定概念や今までの常識の範囲内でどんなに考えても、同じような答えである。B君に色々と話をしたが、どれだけ理解したか不安である…。できない理由を考えたり、理屈を並べてもダメである。「本質」に迫ること、「本質」を解決することが求められている。案外、「本質はシンプル」である。気づかなかったり、逃げていてはダメである。正面からぶつかってみることである。

「変化」こそ王道
 アクセルを踏んだと思ったら、ブレーキを踏まなければならない昨今である。中国、アジアを見ているとめまぐるしく変化している。海外進出かと思えば、撤退もある。日本国内を見てみても同じである。世界もそして消費者も変化している。同じことを長くやっていると、「安心」というか「慢心」が生まれてきてしまう。 日本のトップメーカーS社。ブランドと成功体験にぶら下がって今は厳しい。
 海外で成功してきた I 社。20年間成功し続けると、トップから従業員まで皆「これでいい」と思ってしまう…。さまざまな企業、組織でGMCを採用していただいている。そして“異能”であるGMCが小さな変化を起こしている。一方、厳しい環境にある企業は、トップの交代で価値観や社内外の意識・行動改革で新しい出発をしている。自らを振り返って、変化・成長していますか? 時代は変化しているのに変化していなければ衰退である。

2014-03-18

M-net 2014-03-18

中国・冠GMC2014 スタート
 中国でのGMC活動が3月よりスタートした。通算27期目となる今回は、3つの企業の社名を冠し、意欲と素質ある学生を募り、経営リーダーとして育成する。昨今、中国と日本の政治的な問題がさまざまな影響を及ぼしているが、こういう困難な時こそ信頼できるリーダーの存在は大切であり、GMCへの期待も大きい。

GPSで泥棒逮捕
 最近、建築資材の盗難が多発している。当社も何度か被害に遭い困っていたところ、犯人逮捕のニュース… なんと当社の資材配送ドライバー・谷川和記さんの活躍との事。「自分が運んだ資材が盗まれてとても腹が立った。どんなに頑張っても、この状況では職人も困るし、会社も困ってしまう…何とかして犯人を捕まえてやろうと思いました。
最初、防犯カメラを試しましたが電池が切れてダメ。そこで自分でGPS(全地球測位システム)を買いました。目立たないように資材の中に隠し、様子を1時間ごとにチェックしていたのです。ある日曜日の深夜、ついに反応がありました。翌朝、営業所長と二人で追跡したところ、建築現場で私たちの資材を発見!警察官11名が現場をぐるっと囲い、犯人を取り押さえました。」
犯人は同業の職人で、元請けからの厳しい値下げ要求にたびたび資材を盗んでいたという。谷川さんは当社に勤めて18年になるベテランドライバーである。警察官のように正義感が強く、常に仲間のことを第一に考え行動し、社員や職人からの信頼が厚い。「犯人が捕まって本当に良かった」と、大手柄にもまったく威張ることはない。自ら気づき、考え、行動する。社員でなくても、組織のために行動してくれる。こんな素晴らしい人がいることこそ、私たちにとって何よりの宝であり、心から感謝しています。ありがとうございます。

慶応GMC Clubインドネシア研修
 昨年より、慶応大学と組んで「GMC Club」を結成し、グローバルなリーダーづくりに取り組んでいる。この春休みを利用し、メンバーの一人がインドネシアに滞在している。3月10日から3週間、ホームステイをしながら現地大学の日本語学科の学生たちに日本語を教えている。チャンスを活かして様々なことに挑戦し、大きく成長して帰ってきてくれることを期待しています。

2014-03-08

M-net 2014-03-08

屋根外壁職人 新年会
 3月2~3日にかけ、総合外装事業部の屋根外壁職人新年会を熱海で開催した。11営業所から170名もの職人の皆さんが参加してくださった。参加者は年々増え続け、今年は旅館全館を貸し切っての開催となった。初めて来た人は人数の多さにびっくりし、一方、「年に一度の楽しみ」と言って毎年参加する人もいて人それぞれである。全館貸切など今時分合わないかもしれないけれど、人が集まることが一番の力になる。それだけ人を集めることは今一番難しい事である。

 新年会では、1年間の方針発表のほかに、職人さんの表彰をおこなった。表彰された職人さんたちはものすごく頑張ってくださっている。私たちの会社は職人さんがいるから仕事をやっていける。世の中のいろいろな仕事がロボットに代替される時代であっても、屋根の上での作業は人間でなければできず、ロボットとの競争にも勝つことができる仕事だと思う。  4月から消費税が上がり先行き不透明な中でも、職人さんと向き合い心をひとつにし、ダントツ日本一の屋根外壁工事会社として成長していきたい。

Understand = can do ⇒ must do
 インドネシアからの研修生が、日本でGMCについて学んでいる。
「分かりますか?」と聞いたところ、「分かりました」と言う。
「分かる(I understand.)ということは、できる(I can do.)ということですよ」と言うと、「“I can do.”でなく、“I must do.(やらなければいけない)”ですね」との答え。
 ただ知識だけ持っているなら何の役にも立たない。学んだことを行動してこそ初めて価値がある。GMCリーダーとしての自覚と行動を身につけ、帰国後、インドネシアの若者たちを指導していけるよう期待しています。