2015-07-28

M-net 2015-07-28

行動と信頼
 先日、20年ぶりに再会した旧友に言われた。「私があなたを信頼するのは、あなたが20年前に言った事を今も変わらず実践し続けているからです。」 何の事かと聞くと、当社に電話をかけると社員が必ず3コール以内に元気よく電話に出ることだという。当たり前のようだが、私が以前言ったことを覚えていて、実際にやっている事と一致すると評価してくれたようだ。
 人は言っている事ではなく、行動を見て判断する。日々の行動こそ信頼の基であると改めて気づかされた。

交通安全対策会議
 昨日、車を運転する全社員を集めて、交通安全対策会議と講習会を行った。忙しい今だからこそ、全ての業務を止めて、安全の意識や注意を喚起、無事故、無違反を呼び掛けた。交通事故を起こしたくて起こすものは一人もいないが、車を運転する誰もが起こす可能性がある。これを防ぐために、事故を無くそうという掛け声だけでは無くならない。
 当社では、具体策として、ガソリンとETCの使用料の50%削減に取り組む。車に乗る回数、時間、距離を減らすことだ。削減するためには、普段の行動の見直しや意識改革が必要。2回を1回にまとめる、車以外の移動方法に変える、その為に考える。そして車の運転に使わなくなった時間で更に考える。この取組みは、交通事故防止だけでなく、仕事の効率化や経費削減など様々な効果に繋がるはず。社員一人一人が自覚と責任を持って、具体策を実践してほしい。

責 任
 ベトナムでの事業がスタートして一年、現在の事務所が手狭になったため新しい事務所へ移動する。新事務所の内装工事を行うのに、建築学部出身のマイスターたちがよく手伝ってくれている。間仕切りや電気配線、空調などの専門的なアドバイスやチェックに大変助かっている。その上、「まかされた責任があります」と土日も自主的に現場へ来てくれ、頭の下がる思いである。
 「相手のことを考え、行動する」マイスタースクールでの基礎教育が活きており、すばらしい人材へ成長していることをうれしく思う。どうもありがとうございます。

2015-07-18

M-net 2015-07-18

ベトナム ハノイ工業大学QUANG副学長、THANH先生 日本視察
 ベトナム、ハノイでマイスタースクールを共同で運営しているハノイ工業大学のトップお二人を一週間の日程で日本にお呼びし、日本の現状やマイスター卒業生の働く生の姿を見て頂いた。日程は盛りだくさんで、
① 南富士本社視察及び、ミーティング
② 静岡県企業立地推進課との打ち合わせ
③ マイスター1・2期の働く企業及び、彼らとの交流
④ 様々な企業視察とディスカッション
⑤ ものづくり大学訪問とディスカッション
⑥ JAVADA訪問とディスカッション
⑦ その他日本の温泉宿泊など
 7月13日(月)に来日し、7月18日(土)までの1週間の日程であった。


 今後ますますニーズの増えるマイスターに対応すべく、彼らの働く姿と企業の要望を直接お聞き頂き、今後の運営に活かしていきたい。二人の先生とも「すごく勉強になり、満足のいく視察だった」との事。さらなるマイスタースクールの発展が確約された。

2015-07-08

M-net 2015-07-08

実績
 南富士の創業から71年。屋根外壁工事で40年。中国・アジアで人材の育成をスタートさせて40年。M-netを書き始めて15年。GMCも10年の実績。八角形住宅の許可を得る為20回(3年間)国交省に交渉。マイスタースクールを始めて満1年。卒業生が40名、現在ベトナム・ハノイで学んでいる学生が40名…。継続し、実績を積むことで他から絶大な信頼を得る。
 今回も新しいビジネスを始める時、相手は私たちの行動や結果を見て判断をする。不可能と思える事が今までの実績の裏付けで可能となる。決して今だけ(自分だけ)の評価でものごとが決まるのではなくて、今までの実績や歴史も大きな役割を果たしていると実感した。自信をもって挑戦して行こう。

心に火をつける教育
 今までの知識や経験を教えるTeach型の教育から、自ら気づき学ぶLearn型の教育の一例を。まず受講者は顔に笑顔はなく、目も輝いておらず、指示を待っている。失敗を恐れてスピード感はまったくない。そこで受講者に見たままを話す。すると顔はもっと厳しくなってくる。そして皆さんは何の為に今日ここへ来たのか原点を説明し、納得してもらう。自分の役割は何か?再確認をしてもらう。
 どうしたら当初の目的にスピードをもって到着できるか、具体的な方法を話す。他の人の事例を具体的に話すと少し顔が明るくなってくる。楽しい話や興味のある話をし、やればできるかもしれない…と思わせるように導いていく。そして「Yes, Try」でやってみようと、全員で声を大きく「Yes, Try」を発声。
 「失敗しても大丈夫、命は取られないから。ドラマをつくろう」と話すと全員の顔は笑顔になり、目は輝き一変してしまう。「うまくいったら特別なチャンスを与えますヨ。」 途中から、「私にこれをさせてください」、別の人も「私にこのチャンスをください…」。
 心に火がついてしまえばもう大丈夫。潜在能力のある人は、チャンスを与えれば自転し大きく成長していく事まちがいなし。「教育は花が咲く」と実感。その後は自分からドンドン動き出して、周りから「何かあったのですか?」と聞かれる。教育は古い知識やマニュアルで指導する事ではなく、今ある素材や身近な事例を活用して気づかせること、自分から学ぶ習慣を身につけることが大切である。次回、彼等と会うのが非常に楽しみである。