2015-08-28

M-net 2015-08-28

異常気象
 猛暑の8月が終わろうとしている。日本では集中豪雨と竜巻、地震や火山活動の活発化など、異常気象の連続である。ミャンマーでは国土の50%が大雨で洪水、道路は寸断され、生活が出来ない…。温暖化によるものか、はっきりしないが、異常気象である事だけははっきりしている。いつどこで何が起こるかは分からないので、自分で自分を守るしかない。日頃から少し考えておかないといけない。

教育と教養
 面白い話を聞いた。定年退職して元気で生きる為には、「教育と教養」が必要である…との事。「教育」とは「今日行く所がある」、「教養」とは「今日用事がある」事である。朝起きても、「さて今日は何をするか?」では退屈で心身共によくない。朝起きて、「今日は何処に行って誰と会うか?」や「今はこんな事をする用事がある」人生は生き生きとして楽しい人生となる。やる事もない、会う人もない毎日では退屈で行き詰ってしまう。
 人生80年、100年時代である。仕事を辞めてからの方が長いかもしれない。良い趣味と幅広い仲間(友人)を持ち、やる事が地域や社会に貢献出来ることなら教育と教養のある人生は忙しい「多忙」な毎日でもある。健康で忙しく飛び回っている毎日は実は充実している人生であるのかもしれない。感謝である。

マイスター卒業生来日
 毎週のようにマイスター卒業生が日本の「高度人材」として来日している。マイスターにとって、「日本」はおろか、「海外」に出る事自体がはじめてである。出発時には、農村から家族が空港まで見送りに来て、わが子への期待を一心にして送り出している。空港へ着くと、働く企業の担当者との出会いに緊張しながらも、みな活き活きと希望に満ち溢れた顔をしている。まだまだ未熟ながらも、日本語で必死にコミュニケーションをとっている。企業の担当者からは「決まりきった自己紹介や挨拶だけを日本語だけ話すのではなく、自ら日本語で積極的に話しかけてくれる。実習生よりもスタートからして違う。これからが本当に楽しみです。」とマイスターを高く評価して頂いた。
 日本は少子高齢化が深刻であり、若手の確保に苦労する企業は多い。海外の有能な「高度人材」の活用は、その対策の一つである。凛々しい顔に成長したマイスター達と、笑顔の担当者との出会いを見て、「人づくり」は日本とアジア(ベトナム)が共に発展する最高の社会貢献であると改めて感じた。

2015-08-18

M-net 2015-08-18

教育は「頭」と「頭」ではなく、「ハート」と「ハート」で
 当社では様々な場所で人を育てている。しかし、どうしても「知っている事を教える教育」が中心となってしまう人が多い。これでは人は育たない。強い思いや情熱を持って事に当たらなければ、表面的な知識を教えるだけで終わってしまう。K君が今ある教育プロジェクトを行っているが、その思い、情熱に頭が下がる。ハートを持って相手のハートに入って行く…。心は伝わっていく…。
 「言われたから教育する」のでは相手は何も得る事が出来ない。相手は先生の行動を見ている。「行動に意義あり」である。「知っている事」と「行動する事」には天地の差がある。知識の詰め込み型教育では「思考力」や「忍耐力」は育たない。「心」や「志」を持って臨みたい。

仕事嫌い?
 仕事があまり好きでないA君がいる。本人はそう思っていない所が問題である。好きな事には積極的だが、それ以外の事には関心を持たない。やってもやらなくてもいいような仕事を一日中やって、大変な事・苦しい事などからは常に逃げたり、後回しにしたりしている。 しかし、周りはそれを見ている。上司なら部下は育たないし、成績も良くない。部下から見ると上司に対する評価は低いし、ついて行きたくない。取引先から見たらどうだろう…「扱いやすいタイプ」に入ると思う。
 積極的に箱から外に出て、様々な所に行き、体験し、肌で感じ、よーく見たり、聞いたりして情報を得て、仕事や生き方に活かしていきたい。実践(行動)から学ぶことは非常に多い。外に出るとチャンスがいっぱいある(勿論、失敗するチャンスもあるが…やって失敗は二度と同じ失敗をしない)ので、このチャンスを自らの手で掴み、成長していく人になって欲しい。又、強制的に環境を変える事も1つのキッカケになる。要は「何を思ったか?」「何を考えたか?」ではなく、「何をしたか?」の実践(結果)である。仕事は好きにならなくても、少し考え方や行動を変えてみると新しい道が見えてくるかもしれない。

本質
 毎日様々な事が起きている。問題もあれば課題もいっぱいある。日々の現象や目の前の事を一生懸命やっていると、一番大切な本質(目的)を忘れてしまう。見失うと言う方が正しいかもしれない。B君も細かい事に1つ1つ対応してくれ、感謝しているが、何の為にやるのか一番大切な基本が何処かに行ってしまう。自己満足で終わってしまう場合が多い。何をやるにも目的がある。何の為にやるのか。最終目標は何なのか…
 「本質」を忘れてしまってはダメである。対策としては、仕事に優先順位をつけ、余分なモノは切り捨てる(日頃の可否の判断トレーニングが大切)など頭の中の整理が求められる。机の上や引き出しの中、鞄、車の中も整理し、大切なモノ(本質)を見失わないように。

2015-08-08

M-net 2015-08-08

ベトナムTOP大学(FTU)と提携
 ベトナムの文系トップNo.1大学であるハノイ貿易大学(Foreign Trade University)と業務提携を結んだ。社会が求める人材を育成するため、大学改革、TeachからLearnへの教育システムチェンジ、先生方の意識改革、アカデミック教育から実践教育など、大学と協力していろいろな活動を展開していく。その第1弾として、2つの学部からトップ学生を集めたGMCセミナーを開催した。
 今後、大学内に事務所を設け、9月のオープンイベントをもって正式に活動スタートする。前例のない新しい挑戦である。学長の勇気ある英断と期待に応えられるよう、全力で取り組みたい。

今一度、安全意識を
 ある現場で労災事故が発生してしまった。事故を起こした本人はもちろん、会社も、取引先にとっても大きな影響である。意識して事故を起こす人はおらず、ちょっとした気のゆるみが事故につながる。現場での事故を防ぐ方法は残念ながらなく、一人ひとりが自覚と安全意識を持って仕事をするしかない。
 日本は最近、猛暑日が続いており、特に屋根・外壁工事は大変な環境下での仕事である。今一度、各自が戒めをもって取り組み、職人さんやドライバーさんたちにも指導していきたい。猛暑時には日中は休み早朝や夕方などに仕事をしていただくようお願いをし、事故防止の一助としたい。

VBセミナー大盛況
 今、日本では労働者が足りず、多くの企業が困っている。「新卒」・「技術」・「現場」・「グローバル」、これらの人材が特に不足している。先日開催したベトナムビジネス(VB)セミナーにも、会場に入りきらないほどの経営者が集まった。マイスターやGMCの高度人材に対して大変な反響である。
 日本は少子高齢化で、秋にかけてますます人が足りなくなる中、時代の半歩先を行き社会に役立つビジネスを展開していきたい。職を求める若い4大卒と企業が求める有能な人材を提供し、特にマイスターについてはITや介護などニーズの高い分野にも対応していきたい。