2013年11月28日木曜日

M-net 2013-11-28

大きな人間は大きく考える。小さな人間は自分の事だけ考える。
 小さな人間は、「自分を中心とした世界」しか見ていない。日本には「安定した企業にしか入りたくない」「有名な企業に入りたい」「国内でしか働きたくない」といった学生が多いが、それでは自分を小さくしていってしまう。
 一方、中国・インドネシアのトップ大学には、「社会貢献」を考える学生が多い。「自分たちの国家・地域・環境を良くするにはどうすればいいか?」といった問題意識を持ち、「その中で自分をどう社会に役立てればいいか?」を考えている。
 「“自分”や“自分と価値観の合う人”の中で完結した世界」で満足してしまい、そのまま大人になってしまうと、社会の変化にも気付けない「小さな人間」に育ってしまう。小さく、自分の事だけを考えていては永久に大きな人間にはなれない。自分の世界だけに閉じこもらず、従来の自分を打ち破って、広く、大きな視点から物事を考えてみて欲しい。

英語は英語力より「話す中身」が大切
 日本のある大学で、討論会を英語で行った。討論会後、日本の大学生から「自分の英語力が足りなかった」と反省する声が挙がった。しかし、本当に大事なのは「英語力(語学力)」ではなく、その「中身」である。もし、魅力的な「中身」があれば、拙い語学力であっても、単語を並べるだけで相手の心に伝える事が出来る。表面的にどんなに上手く話をしても、相手の心は動かない。色んな失敗や成功の体験を経て、「中身」のある人間に育って欲しいと願っている。

変化は「頭」ではなく、「現象」を見て実感する
 三島本社に1年3ヶ月ぶりに帰ってきたH君。帰ってきてまず驚いた事が「倉庫や展示場の建物が解体され、なくなっている」ことだったそうだ。また2階に上がって、アウトソーシング部門の女性が10名に増え、部屋いっぱいに仕事している姿を見て、唖然…。
 「日々の業務に追われていると、変化に気づかないまま時間が過ぎてしまう。時代の流れと言われればそれまでですが、三島本社に来て、実際に自分の目で思い出の建物がなくなっているのを見ると、ショックを受けました。」
 頭では、変化を「知ること」は出来ても、「感じること」はない。現象を見ると、自分の肌で変化を実感する。

2013年11月18日月曜日

M-net 2013-11-18

“世界の”GMCへ…

GMC-Indonesia立ち上げに向けて活動している。その中で、印象的だった出来事が3つ。
① 新しい“リーダー”づくり
 ある面接にて、「私は“アジア人だから”という理由で、欧米人にリーダーとして認めてもらえなかったことがあります。どうすればよかったのでしょうか…」と、学生からの質問。「たとえば、誰よりも早く出社し、一生懸命働き、誰よりも深く会社のことを勉強する。圧倒的な行動力で、一緒に働く人たちから認められる存在になる。それがGMCのリーダーです」と答えた。理論でなく実践で道を拓いていくGMCに、一筋の光を見出したように彼の目は輝いていた。

② Teachから“Learn”へ
 インドネシアの病院関係者との面談で、ビジネスの話よりもGMCに興味津々の医者たち。どうしてそんなに興味があるのか尋ねてみると、「インドネシアの教育もTeach(教える)ばかりで、多くの問題が起こっている。これからはLearn(学ぶ)が必要だ」との事。GMCに期待しているのは、学生だけではない…。

③ 感謝の気持ち
 インドネシアでのGMCスタート活動に大変尽力してくださっているアバス氏。「33年前にお世話になった杉山社長への感謝の気持ち」との言葉を聞き、心から熱いものがこみあげてくる。インドネシアの人々にとって、まったく未知のものであるGMCを、「私はインドネシア人だから、信頼できるものしかこの国に持ち込まない」とまで言ってくれ、感謝と共に大きな責任を感じる。中国、日本、インドネシア…GMCがいよいよ世界基準へと成長しだした。

価値ある本
 三島本社の入口、入ってすぐの正面に一橋大学・伊藤邦雄教授の立派な本が3冊置いてある。気づく人、気づかない人、気づいても近づかない人、ぜひ読みたいという人…反応はさまざまである。この本、私はある“意図”があって置いているのですが…さて、その意図とは何でしょう?

研修後が勝負
 日本の三島本社での研修を終えた中国人社員Cさん。「私は日本での3ヶ月間の研修期間では目標を十分に達成できなかったけれど、中国に帰ってからの3ヶ月で大きく成長します!」と言って帰国した。研修はスタートであり、これで終わりではない。これから先も目標達成をめざしてずっと成長し続けようとする姿勢はとてもすばらしい。3ヶ月後、中国で再会するのを楽しみにしています。

2013年11月8日金曜日

M-net 2013-11-08

慶応GMC-club
 グローバルに活躍できるマネジメントリーダーを目指す私塾GMC(Global Management College)は基本的に大学4年生(修士2年生)が対象である。その一歩手前の1、2年生を中心としたサークル活動のようなものが『GMC-club』である。授業の補講として、実践(チャンス)を通じて人間力を養い、勉強だけではない魅力ある人財を育てていく。
 11月6日、三田キャンパスで開催した第1回目には14名の意欲ある学生が参加。「大学に入って半年たったが、何も成長できていない。このGMC-clubでいろいろなことに挑戦し、自分を変える一歩を踏み出したい。」「杉山社長の講義を聞いて、日本の現状に危機感を持った。自分もリーダーとしての可能性が有ると信じ、挑戦・成長したい。」
 チャンスを求め、期待に胸膨らませる学生たちの目は活き活きと輝いている…。このGMC-clubは、商学部・中島教授の協力によるところが大きい。現在の大学教育に対する危機感を持ち、「社会に本当に役立つ人を育てたい」という教授の強い思いが、一連のチャンスを生んでくださった。何事も、まずはやってみることから始まる。失敗を恐れず、チャンスに挑戦してみよう!行動すればまた次の道が見えてくる…

中国人による、中国人幹部のための教育
 ある日系企業が、中国人リーダーたちを日本へ呼び、1週間にわたって「幹部養成プログラム」を行った。当社の中国人教育指導責任者も来日し、講師を担当させていただいた。「リーダーとしての基本」「国際化企業の基本」「日本と中国の考え方の違い」など、実例やディスカッションを取り入れて、一人一人に“考えさせる”スタイルである。
 中国やアジアの国々は市場としての魅力が急速に高まっており、より一層の経営現地化が求められている。核となる「現地リーダー」の存在はますます重要になってくる。