2016-12-28

M-net2016-12-28

現状維持は衰退
 
 南富士も国の内外で様々な事業を展開している。
 計画を立て実践しているが、問題が発生したり、まさかが起きたりして計画通りには仕事が進まない場合が多いが、大きな目標を見失わず諦めなければ目標は実現できる。
 一方、事業予測と実績で仕事がスムーズに進んでいると、どうしても新しい事には挑戦しないで現状維持で頑張ろうと思うが、これは衰退の第一歩である。
 いつも「創造」と「挑戦」する心を失わず前向きに生きていきたい。
 2016年の終わりにあたり、一年間で何を考え、何をしたかを問い、2017年を迎えたい。


インドネシア(ジャカルタ)で初の屋根工事

日本国内以外で初の屋根工事に挑戦している。
 インドネシアの首都ジャカルタで一棟のモデルハウスの屋根工事を請け負っている。
 現地の材料を使い、10年間雨漏りしない施工を行っているのである。
 日本から材料を持っていくと関税がかかりコストUP。ジャカルタでは新築でも雨漏りが当たり前のお国柄。屋根施工する職人もいない…。
 こんな状況の中、当社の「技術力」「ノウハウ」「職人の育成力」そして「1ヶ月1000棟の実績」が認められてのスタートである。
 実際に担当しているS君は「雨漏りしない施工法、下地づくり」「屋根材料の選定」「価格交渉」「働く人の安全や教育、マナー」そして「ハウスメーカーA社との交渉」と一人5役ですばらしい実績を作ってくれた。これを手始めにアジアの国々でも雨漏りしない屋根工事の道が拓けるかもしれない…。持っていくものは「知恵」「技術」「ノウハウ」「実績」で税金もかからず、現地の人達に雇用のチャンスもある。
 考えてみるとジャカルタで営業活動をした訳ではなく、インドネシアに奨学金を出しておりそれが今回の新規事業に繋がった。
 「種をまくと芽が出る」を実感できた。これからの事業展開をどう進めるかである。

2016-12-18

M-net2016-12-18

実践から見た2つのリーダータイプ

 
 12月は様々なリーダーとお会いする事が実に多かった。その中でリーダーには2つのタイプがあると思った。

 A  対応タイプ
   ・常に待ちで、自主的には動かず指示を待っている。
   ・目先対応で問題意識は薄い。現状で良いと思っている。
   ・頑張る。一所懸命で、目的と手段が見えない。
   ・失敗を恐れ、上手く行かないとすぐに逃げる。諦める。そして多弁。

 B  仕掛けタイプ
   ・ブレない基本方針(1、2、3)を持ち、今何が大切か、何をすべきか知っている。
   ・思いがありそれが行動や結果に表れている。
   ・人だけでなくシステム、仕掛け、ITなどを組み合わせている。
   ・100の議論より1つの実践。実践を通してそこから新しい道を拓いていく。





 Bタイプで「戦略的に生きていきたい」と思った。


コミュニケーション
 
 コミュニケーションをどう取るかA君と話した。
 A君曰く「言葉では話したことの7%しか伝わらない」「赤ちゃんのようにお腹が空いた、具合が悪い、おしっこが出て気持ち良くない時泣いて自分の意思表示をする…。ボディーランゲージであり、55%が伝わる」との事。
 何かを伝えようとする時、言葉ではなく行動や動作を見せる事で人は理解する。「言っている事よりもやっている事をよーく見ていて理解し判断する」。
 コミュニケーションは非常に大切であるが言葉だけではほんの少ししか伝わらない。絵とか写真とかグラフとか資料を活用したり、目には見えない「思い」を持って人と接したりする事で自分の意思が伝わる事が多い。多弁は不要であり、言葉はすべてではない。

 

ユダヤ人はなぜすごいか?
 
 ユダヤ人について少し本を読んでみた。
 ユダヤ人は生まれて物心ついた小さな頃からユダヤ教の聖書を繰り返し読み知識をドンドン増やしていく。ユダヤの歴史を見ても5400年で、西暦2016の倍以上である。そして大人になった時、世界中で様々な事に挑戦し、成功も失敗もあるが失敗から学ぶ事で知恵を身に付けていく。「読書による知識」と「体験による知恵」の両輪を持つ事で成長していく民族である…と書かれていた。
 「すごい」と言うか「素晴らしい」民族であると思った。
 私たちも、この不透明な時代をユダヤ人のように書物や先輩から学ぶ知識と様々な体験を通して学ぶ知恵の2つを持って新しい事に挑戦して道を切り拓いていきたい。

2016-12-08

M-net2016-12-08

南富士の屋根工事事業
 
 当社の屋根工事は1974年にスタートした。実に52年の実績がある。
 今アジアの国から屋根工事の依頼がある。アジア諸国では新築でも雨漏りが常識であり、日本のように10年、20年保証は考えられない。
 20年間雨漏りしない施工技術職人の育成管理システムのノウハウと実績は世界(アジア)に誇れる技術である事を実感できる。社員、職人さん達、ドライバーさん達の協力のお陰である。
 世界に向かって自信誇り、そして責任を持って仕事が出来る。
 日本一の屋根・外壁工事の品質No.1施工量No.1を伸ばして行きたい。


「基本」と「挑戦」
 
 先日ある若者と、若者の就労支援をしている方が当社見学にお越しくださった。「屋根工事業」のイメージが湧かず、一度見てみたいという事だった。

 会社全体の話から始まり、屋根外壁事業、教育制度、誇りある職人さんの仕事を話すにうちに、みるみる2人の表情が変わり最後は「こんなに素晴らしい会社とは知りませんでした…感動しました…」。
 就労支援員の方曰く、「私の家は瓦屋根で、葺き替えの営業が頻繁に来ます。瓦屋根が減った今、瓦屋根しか出来ない工事屋さんは生き残りが大変なようです。正直なところ、南富士の“屋根外壁工事業”と聞き、ニッチな業界の将来性が分かりませんでした。しかし、時代に応じて会社と職人さんが一丸となって挑戦・変化していける南富士はとても強いし、そんな会社にいれば安心です。教育もしっかりしており、“基本”があればどこでも仕事ができる。本当に素晴らしい…」。
若者は「正直、建築業界って怖い印象でした。でも来てみたら全然違う。職人さんの仕事、すごく面白そうです!」。
 最後に社内を案内しアウトソーシング部門もご覧に頂いたところ、海外と仕事をし毎月9000棟もやっていると聞いた2人はこれまたびっくり。「また若者を連れてきます」と、笑顔でお帰り頂いた。
 「どんな時代が来ても対応できる会社」を目指し、“基本”を重んじ常に“挑戦”をして来た。そんな会社の根幹を評価頂けた事は大変嬉しく、若者にも魅力を知ってもらう機会をつくって行きたい。

2016-11-28

M-net2016-11-28

Meister(マイスター)育成に情熱をかける男

 ベトナムでマイスタースクールを始めて早3年が経つ(現在11期)。現地のTVや新聞にも数多く取り上げられた。マイスターを選別し、教育し、指導しているのが川島君である。24hマイスターの事を考えどうしたらもっと早く日本語を覚えられるか、「教える」教育から「自ら学ぶ」教育法を考え実践し、0から3ヶ月で日本語N4を目指している。その他にも「5S」や「ほうれんそう」「気づく」教育をし、素晴らしい実績を上げている。日夜(宿舎は学内のゲストルーム)考え実践し、結果を出している。彼の強い思い(目は輝き、頭はフル回転、そしてスピーディな行動)が学生達にも伝わり素晴らしいマイスターが3ヶ月で誕生して行く。
 彼は新卒採用で(マレーシア1年)(中国6年)(ベトナム1年)勤務の「南富士の顔」である。


「日本で一番大切にしたい会社」の著者、
坂本教授のベトナムセミナー
 
 親しくして頂いている法政大学院の坂本教授に無理にお願いして、ベトナム ハノイでのセミナーにご登壇頂いた。いろいろなチャンスを頂いているベトナムに何かお礼をと思い先生に講演を依頼し、ハノイで2日間3回お話頂いた。ハノイ工業大学、ハノイ貿易大学(2回)である。





 テーマは日本で成長している会社はすべて「人を大切にしている」と言うもので、1回が大体3時間であり3会場とも満席だった。CEO対象のセミナーではすごく多くの質問があり、又1人のCEOが社員向けに100冊の本を買ってくださった。本の翻訳や運営自体はGMC6期の学生を中心にMeisterにも協力して頂いた。ありがとうございました。


2016-11-18

M-net2016-11-18

(アジアで思う事3つ)
生活力
 
 あるアジアで働く知人Tさんから「お会いしてお願いしたい事がある…」と連絡が入りお会いした。
 何の用件かと考えていた。なかなか本題に入らない…。しばらくして、実はTさんの友人が交通事故で死亡してしまった、と切り出した。「有能な人材で余人を持って代えがたい…。現地政府からも今までの功績を認められて勲章を授与された。奥さん(40才中頃)と2人の子供がいて、今の奥さんの仕事も12月で終了してしまい、路頭に迷っている。子供さん2人も不登校になり、どこか働く所はないか…」という相談だった。
 今まではハイクラスな生活で、それを維持したい。それに見合う仕事や給与を求めているのである…。立派な学歴や職歴を持っていても生活の激変による生活力が維持できなければ、生活や家族が崩壊してしまう…。
 どんな状況下でもたくましく行き抜く「生活力」が大切であり、そんな生活力(生きる力)をもった人材を育成する事が大切だと実感した。要は「自立」とも言える。


結婚

上記Tさんの友人の奥さんの件もそうだが結婚って何だろうと考えた。
 結婚からが人生のスタートだと言う人もいる。「恋愛結婚」「見合い結婚」「国際結婚」「遠距離結婚」さまざまな結婚がある。
 一方離婚も非常に多い。「性格の不一致」「経済的理由」「家族の問題」「DV離婚」「別に好きな人が出来た」さまざまである。
 又、今若い女性を中心に一生「独身」で過ごす、結婚しない・したくない人も多い。女性でも生活面で自立できれば自分一人でも生きていくと言う考えである。中には結婚したくても出会いがなく結婚できない人も多い。
 正解のないテーマである。


投資
 
 大型投資案件の相談があった(詳細は書く事が出来ないが)。
 大型投資と言うと数年前アジアで2000億円の投資に少し関わりを持たせて頂いた。事前準備をして投資をスタートしたが、工場建設中に技術革新やマーケットの激変、国際競争の激化など想定外の連続でプロジェクトは大苦戦で本体も揺るがしてしまった。社会の変化が激しい今「先をどう読み」「どうやるかでなく何をするか」の決断をする難しさを思い出した。現状維持だけでは衰退を意味するので新しい発想で協力できればと考えている。

2016-11-08

M-net2016-11-08

Global Company Minami Fuji



「人まねしない、されない事業」「夢のある会社」を目指し、紆余曲折やって来た。
 「青春を屋根にかけよう!」と一念発起し、右も左も分らぬまま数人でスタートした屋根外壁工事は名実ともに「日本一」となり、数々の修羅場に直面しながらも諦めずに続けてきたアジア人財事業は「Only 1」となった。
今、わが社の「No.1」と「Only 1」が融合し、新たな発展の局面を迎えている。これもひとえに、苦労を共にしてくれた仲間や社員、信頼してくださった協力者の皆様のお陰であり、心から感謝を申し上げたい。
グローバル化やIT化、日本では少子高齢化など社会構造が激変する中、‟変わらぬ基本“と‟柔軟な対応(思考・行動)”がカギとなる。常に時代の3歩先を行く、「Global Company」であり続けたい。

2016-10-28

M-net2016-10-28

New Office

① 東京本部




  10月17日、東京本部がオープンした。東京駅八重洲南口から徒歩3分と、アクセス抜群の好立地である。「情報」と「人」が集まり、「チャンス」が生まれる“頭脳センター”として発展させて行きたい。


② ホーチミン Office
市の中心部に事務所を新設。私の話を聞いたあるオーナーが、破格の値段で事務所を貸してく



れた。「Asia CEO Club」を始め、ビジネス創造の拠点として行くと同時に、GMCの教育拠点としても活用する。










慶應大学特別講義2016 「世界で通用する人材になるために」
 
 10月26日、今年も商学部の学生約200人を対象に特別講義を担当させて頂いた。

 多くの若者は豊かな環境の中で危機感持てず、何となく、無難に日々を過ごし、決められたレール沿って就職活動をするそんな中でも漠然とした不安を抱える若者は、私の話を聞き「何かを変えなくては」と行動起こしてくれた。
 「低温火傷」になる前に、自ら奮い立ちに目を向け若いうちに何でもトライして欲しい。そして将来アジアの発展を担う若者が巣立つことを、心から期待している。

2016-10-18

M-net2016-10-18

Asia CEO Club

 ベトナムの最大都市ホーチミンで企業経営者の集まり「Asia CEO Club」がスタートした。
 企業TOPの抱える諸問題をテーマにした研修会、セミナー、ミーティングが行われる。
 目標とするところは「Gentleman Club」として、参加者一人一人の自覚と行動がポイントとなる。ホーチミンの中心部に事務所を置き、Human Networkづくりを目指し、アジアのCEOネットワークづくりが最終目的である。



GMC(6)、GMC(H1) 
スタート
 
 10月よりGMCが2校スタートした。
 1つはハノイのGMC(6)で、貿易大学内でスタートした。
 又、新しくホーチミン市にGMC(H1)がスタートした。共に顔がよく、無限の発展を秘めた若者達である。基礎を学び、実践を通してアジアのリーダーとなる事を期待している。
 学費無料だが、ベトナムのハノイ、ホーチミンのトップ大学の4年生、卒業生を対象にしており、入学は難関である。それだけに入学した学生は「素直な心」「柔らかい頭」「挑戦力」を持っている。




南富士ベトナム
全社員研修会

10月9日にベトナムの社員全員がハノイに集まり研修、交流会を開いた。
 ハノイ、タイグエン、ホーチミンから全18名が集まり、方針の確認、それぞれの仕事の説明などを盛大に行った。

2016-10-08

M-net2016-10-08

芸術の秋
 
 最近、すばらしい芸術に触れる機会があったので、紹介したい。

一つ目は、琴の第一人者である、西陽子さんの演奏会。親しくさせていただいている大学教授に誘っていただいた。日本の伝統的なイメージを超えて、尺八やフルート、ギター、パーカッションなどの
楽器や現代音楽とのコラボレーション、多彩な音色、超絶な技巧に魅了された。日本だけでなく海外でも注目されていることがわかる。
二つ目は、宝塚のミュージカルである。ある経営者がすばらしいからぜひにと招待してくれた。会場は満席、演者の圧倒的な歌声、ダンス、セットで3時間、観客を飽きさせない総合舞台芸術だ。
今まで関心がなく見る機会はなかったが、実際に見て、体験すると新たな発見や刺激が待っている。芸術の秋に非日常を楽しんでみては。



誇れるリフォーム職人
 
 当社もリフォーム(増改築)の営業拠点が3ヶ所になった。今後ますますリフォームの需要は増えてくると思われる。
 生活をしながら住まいを増改築していく仕事は施主さん(お客様)も大変である。勿論、工事をする我々や職人さん達も同じである。

 そんな中、吉田職人さんはパーフェクトな施工、お客様の立場に立って提案や工事を行い、全ての施主様から喜びの声を頂いている。リフォームが大好きな職人さんである。
 一日の仕事が終了した時点で片付け、整理整頓、掃除を30分から一時間毎日する。仕事が遅くなって暗くなっても当然掃除をして終わりである。
 施主様は一緒にそこにいる訳で、当然すべてを見ている。形だけの掃除と違うのである。

 お客様に満足と信頼して頂ける現場づくりこそ、我々の宝である。そんな現場を毎日毎日作ってくれる「誇れるリフォーム職人」さんである。


2016-09-28

M-net 2016-09-28

「気づき」「行動」

  今、ある人を預かって教育している。本人は真面目で明るい人である。
「気づきがなく」「指示待ち」である。悪い人でも、頭の悪い人でもない。普通の人である。
・一緒に歩いて荷物を持っていても「持ちましょうか」がない。「気づかない」。
・街を歩いても目的地に向ってただ歩くだけで、周りを全く見ようとしない。
・屋根工事で高い屋根の上から視野を広げる為に…と思ってやっても、目的が分からない。
何の為に屋根に登るのか…?
・言葉で教育すると、分かっています…と言い、何の行動もない(つまり分かっていない)。
・指示されたことは出来るが、それ以上のことは何もない。
・何をやっても「ありがとう」の感謝の心があまり感じられない。
なぜなのか?どうしたらいいのか?思い悩んでいる…
豊かな家庭に生まれ、両親や周りの人がいつも準備してくれる、そんな生活を続けてきたのか?待っていれば誰かがやってくれたり、指示があることを身に付けてしまったのかも知れない…。

 正解はないが、自分で立ち(自立し)、自ら気づき行動し(自主的)、一歩一歩前に進んでいく事しかないように思う。
 失敗や挫折はいっぱいあると思うが、失敗から学び(体験し)、
 人を頼らず自分で生きていく道を見つけて欲しい。
「動物でもエサをいつも与え続けると、自ら獲物をとる事を忘れて
しまう」と言う。「気づき」「行動」の旅は長いと思うが、今その第一歩
を踏み出した所である。




圧倒的スピード

あるGMCメンバーに資料の作成を依頼すると、予想以上に早く、1時間以内で仕上げてくれた。
そのスピードの早さに大変驚いた。圧倒的なスピードである。
同じことをやっても、スピードの違いで印象は大きく異なる。相手の予想・想像を上回れば「この人と仕事がしたい」と周りをファン化させ、ビジネスやネットワーク、チャンスを広げることが出来る武器なのだと感じた。「スピード」を締切や納期に間に合わせる為だけではなく、武器としての有効活用を意識・行動していきたい。
なぜこんなことが出来るのか?
一つの事を話したり、聞いたり、体験した時、それで終りではなく、その事を頭の中で思い巡らし考えているのだと思う。24h頭はフル回転している。
一度頭を休めてしまうと、「さあスタート」と思った時エンジンが回り始めるのに時間がかかってしまう。身体は休めても、頭は休まず活動していることが大切だと思う

2016-09-18

M-net 2016-09-18

成長見込みのある人


  Lさんと2~3日行動を共にして感じた事がある。
 ①歴史ある建物を見て、「日本には歴史がある。すばらしい…。以前、会長から話を聞いていましたが、日本には歴史と自然と経済がある事を実感しました。」
 ②私が長い間奨学金を出している事を知っていたLさん。「給与を頂くようになったので、ほんの少しですが奨学金の一部に使って下さい」と言って自分のお金の一部を私に渡してくれた。金額よりも気持ちと行動がなにより嬉しい…。
 ③ある人達にお世話になった。お礼にお菓子を送りますと約束して別れた。1週間後にお菓子が届きびっくりしたとの事。言葉と行動が一致する人は信頼できる。Lさんは私の言葉や行動をよく見ている。
 本物や一流と接する事によって人は感じ成長して行く。①知っている知識と今を結び付けて考えられる。 ②社会目線を持ち実践できる。 ③信頼できる人とそうでない人の区別が明確である。
 Lさんの成長を期待している。






                                                         空いた時間の使い方

 今、2人の外国人がいる。1人は滞在2週間。1人は滞在約4ヶ月。滞在の短いAさんは、空いた時間を活用して日本語を学んでいてどんどん日本語をマスターしていく。単語をメモして夜復習をしているように見える。一方、長期滞在のB君は時間の空いている時いつも携帯電話を出してゲームをしている。注意すると携帯で日本語を学んでいます…と言う。携帯を見せて下さいと言うとポケットに入れて見せない。約4ヶ月いるのに日本語が上達しない。
 2人の外国人を見て、空いた時間の活用で仕事や成長、生き方に大差が出てくる。できない理由を考えるのではなく、少しの時間でも活用すればいい。小差が大差となって行く。




身近に魅力ある人がいることが第一歩だ

 先日東京でセミナーをさせて頂いた。セミナー終了後、質疑応答である人からこんな話があった。「オリンピックで陸上や水泳、球技で金メダルを取る人を身近に見て、小学生は“将来こんな人になりたい”と大きな夢や目標を持つ。そして日夜を通して努力し、世界一の一流選手になって行く。大切な事は魅力ある人が身近にいるか否かだ…。」

 「経営の人材では、近くに魅力ある経営者がいない。今日の講演を聞いてそう思った。ぜひ若者や小学生、中学生にも夢のある経営を見せて欲しい…。」
確約は出来ないが、可能な限りそうありたいし、挑戦して行きたい。

2016-09-08

M-net 2016-09-08

JAC協議会 2016講演
 9月2日、慶應義塾大学名誉教授・竹中平蔵氏とタイグエン大学総長・DANG KIM VUI氏を講師に、講演会「人財育成の世界戦略とオープンイノベーション」が開催された。冒頭挨拶には、経済産業省 産業人材政策室長 伊藤禎則氏にご登壇いただいた。


<第1部 竹中平蔵 氏>
 グローバルイノベーションが猛烈な速度で進む一方、日本は周回遅れとなっている。人材の育成こそが日本の発展を左右し、アジアはその原動力。
 特にこれから求められるのは「地図よりコンパス」。世界がフラット化し地図が次々と変わる時代。既存の考えに固執せず、長期的な展望と信念を持った経営をしなければならない。

<第2部 DANG KIM VUI 氏>
 ベトナム経済や人材には多数の優位性があり、タイグエン大学では産学連携で活動している。素質ある人材を持つベトナムの課題は「教育」であり、日本企業との協力に大きな期待を寄せている。

 産学官でのグローバル人財育成、イノベーションンに取り組むJAC協議会。“一流”の方々にご賛同・ご協力頂ける事はこの上なく光栄であり、身が引き締まる思いでもある。
 国や組織の枠を超え、新たな価値を創出し続けて行きたい。

リフォーム東京営業所 Open
 9月1日、「リフォーム東京営業所」がOpenした。18ヶ所目の営業所となる。これまで神奈川に2つのリフォーム事業部があったが、都心寄りの客層をターゲットに新たに東京でのOpenとなった。
 新任の伊藤所長は早速3年計画を作成。今までの実績と経験を活かし、リフォーム事業に新しい風を起こしてくれる事を期待しています。

2016-08-28

M-net 2016-08-28

アラブの王様のスケールの大きさ。その戦略。
 8/15の日経 交遊抄は大きな反響があり、先日も1社の社長が来社された。
 「南富士さんの主力事業の屋根工事と人材育成はどう考えても結びつかない…。それも海外ベトナムで4ヶ所も学校を運営され学費0円との事、考えられない…。」
 屋根工事はメイン事業で当社の核ビジネス。もう1つ同じ南富士の中に人材育成事業と言う新しい核があり、当社は2本社でマネジメントしている…と説明させて頂いた。やっと納得して頂き「感動致しました…」と喜んで頂いた。
 「日本にはもう一社すばらしい事業展開をしている会社があります」とI社長。「それは新宿にある紀伊國屋書店です」。書店はネットの時代で経営がどの会社も厳しいが紀伊國屋だけはちがうとの事。国内の全書店は厳しいが、1つドバイにある紀伊國屋はすごい利益が出ている…。
 私は「中東のドバイですか」と念を押した。
 簡単に説明すると、ドバイの王族(アラブの王様)が紀伊國屋書店のシンガポール書店を見て「どうしても大型書店をドバイに作りたい…」と熱望し、プライベートジェット機で何度も羽田に日参し「ぜひ」「ぜひに」と懇願された…。
 アラブのドバイで書店は成り立つのか?社内では賛同が得られず、社長も渋々、そこまで言われるのなら…と決断し、OKを出した。
 オープンして、今すごい本が売れているとの事。
 半径3000Km圏内に書店は1つもなく知を求めドバイに来る。何もない砂漠に飛行機を使って、Hotelに泊まり、食事をして帰る。
 世界一高いビルの1Fに2000坪の書店(新宿の書店は600坪との事)があり、25ヶ国の言葉で対応している。すごいの一言に尽きる。
 オイルだけに頼らず、ケタ違いの事業を企画し、人を集め、ビジネスをし、国を豊かにしていくアラブの王族のすごさを聞き、アラブの王様は金があるだけでなくすごい戦略、知恵がある事に唖然とした。
 I社長曰く「ドバイの紀伊國屋さん」と双璧が「南富士のベトナム人材育成」だとの事。「政府のやるべき仕事を一民間企業がやり、授業料無料で4ヶ所もやっている。信じられないし、感動しています。ベトナムのHPを見てもパーフェクト。」と言って帰って行った。。