2009年12月28日月曜日

M-net 2009-12-28

中国で学ぶ日本語

日本語は日本で勉強するのがベスト・・・?と思うのが普通である。
先日、私が客員教授をしている中国トップ大学・清華大学での話。
外語学院日本語学科では昨年より、中国人ではない外国人が中国で日本語を学ぶコースを作り、非常に好評だとの事。外国人学生のほとんどは韓国人。設立の目的は3つ。
①日本留学では生活費、学費が非常に高く、勉強というよりアルバイト中心になってしまう。
中国の北京では1/5~1/10の費用で済む。
②中国で勉強すると、日本語と日本文化だけでなく、中国語と中国文化も学ぶ事ができダブル学位となり、日本語・中国語・韓国語の3カ国語ができる人材となる。
③卒業後のチャンスが多く、非常に有利。
「日本語を中国で学ぶ」という、にわかには信じがたい話であるが、「日本語は日本で学ぶ」という固定概念を破ってしまった・・・。すごい実話である。
柔軟発想とそれを具現化する実行力が求められている今、考えさせられてしまう話である。


教頭先生の勉強会

先日、某県の教育委員会から、高等学校の教頭先生3名が当社に勉強に来た。
「教員・職員・高校生のモチベーションをいかにアップするか」というテーマである。
教頭とは、学校長の下にいて次の校長となる幹部である。教師のリーダーであるプロの先生に何を話したらいいのか・・・?
「教育」のうち、「教」は学校で、「育」は社会や実業でと話した。小学校・中学校・高校・大学の中で一番勉強するのが高校時代であり、この最も勉強する時期(16~18才)に基礎力を身に付けさせてほしいと話した。基礎力とは
①人の話をよく聞く、つまり「2つの耳をつかって聞く力」
②文章を読む力、つまり「本質を読む力」
③目の前だけを見るのではなく、「2つの目をつかって、周囲や先を見る眼力」
④口はひとつなので多弁でなくてもOK
⑤この耳と目をつかって得たものを「頭をつかって組み立てる力」
この5つをしっかり身に付けさせていただければ、何も言う事がありません・・・と結んだ。


行動で評価される

先日、某TV局が取材に来た。予定よりも早く着いた。
すると、「南富士さんはすごい会社だ・・・」と言う。なにがすごいか質問してみた。
「朝から大掃除かと思うくらい、玄関の窓を拭いている・・・」「事務所の中では全員で掃除している…」こんな会社を見た事がない・・・。社員教育をしていると言っている会社は多いが、実際にそれを行動している会社だ・・・。社員のみなさんのおかげですばらしいTV取材が今、行われている。


2009年12月18日金曜日

M-net 2009-12-18

結果

同じ仕事をしていても、よい結果を出す所と悪い結果で終わってしまう所がある。
なぜだろう…?次のようにまとめてみた。

◎良い結果・・・良いシステム。良い工夫。明確な目標。スピーディー。
●悪い結果・・・悪いやり方。工夫なし。目先の対応。社会変化に対応できない。

そしてもうひとつ、大切な事がある。それはその部門の「リーダーの差」である。
トップが現状をどう捉え、どうしたいのかを明確に表示し、自らが範を示す事がもっとも大切である。
「強いリーダー」が不可欠である事がはっきりした。
総論や一般論だけではどうしようもない。具体的に数値を示し、みんなをまとめ、一緒に行動してはじめて良い結果が出ている。
今は平時ではなく激動期である。リーダーや幹部が「たくましく」「したたか」に考え、行動してはじめて勝つ事ができる。「リーダーの質」が問われている。
リーダーが状況の変化を知らず、もしくは知っていても何も行動に移さずに、従来と同じ方法で一所懸命やる事が一番恐ろしい。
すべてが「結果」であり、その結果は「リーダー(トップ・責任者)」が握っている。


草食動物・肉食動物・雑食動物

この頃思う事がある。
草食動物的な人が多い。別に悪い事ではないが・・・。
草食動物とは草を食べる。うさぎ・馬・羊・牛などである。
肉食動物とは動物の肉を食べる。ライオン・トラ・・・。
動物は食べ物によって性格も変わってくる。
草食動物はおだやかで、他と争わず、けんかもしない。
仕事をしていく中で相手と戦う事や、相手と争う事も多いビジネスの世界において、草食的な人間だけでは戦う以前に負けてしまう。あるものだけを食べる草食動物と、獲物を捕らえなければ生きていけない肉食動物の差はあるが、せめて雑食(時に草食、時に肉食)動物であってほしい。
生活が豊かになり、子どもが少なく(兄弟で争う事もなく)、親のあたたかい視線を一身に受け、何不自由なく生きてきた人が多くなってきた証拠でもある。
私は草食的な人によく話す事がある。「今だけを見ないで、少し先(5年、10年先)の自分を考えてみて下さい」と。
また、さまざまな教育(教える事でなく、チャンスを与える事)によって自ら気づかせると、人は変化していく。無知から「知」(知る・知識・知恵)に移行する事は、人間にとって成長の原点であると思う。知の大切さを改めて感じた。
「時にやさしく」「時にたくましく」生きていきたい。

2009年12月8日火曜日

M-net 2009-12-08

高齢化時代

日本も本格的な高齢化社会がやってきた。
10年後は中国も日本以上の高齢化社会が到来する。
先日、知人のEさんが理事長(経営者)を務める高齢者福祉施設を見させていただいた(5施設中2施設)。
まず、健康な人の入居する老人ホーム(もちろん有料である)を見学させていただいた。セキュリティは完璧、眺望のよい大浴場、食堂も全員が一度に食事できるゆとりあるスペース、行き届いたサービス、ゴミひとつない廊下や出入口、集会場…。夫婦の二人部屋と独身一人部屋で、もちろんバス・トイレつき。一人の女性の部屋を見させていただいたところ、絵が趣味で、来年個展を開催するとの事で50枚以上のパステル画が部屋いっぱいにあり、何より彼女の目が輝いていた。「ここの生活に満足しています。プライベートとコミュニティのバランスが良く、楽しい生活です。」
建物や設備のハードと、運営のノウハウのソフトがうまくマッチしている。そして入居費・生活費がすごく安くて又々ビックリ…。トップのEさんの先見力、気配り、経営管理力など、リーダーの力量がすべてを決めていると実感した。


上記施設から歩いて5分くらいのところに、病気になった人や動けなくなった人のための特別養護施設が建てられている。施設の1Fは、軽度の障害はあるが自分の事は自分でできる人たちが生活している。車イスの人が多く、大勢のヘルパーさん達が彼らを助けている。2Fには重度の障害を持つ人や寝たきりの人が入居している。全員、一人では生活できない人達であり、1Fにもまして多くのヘルパーさんたちが忙しく働いている。最初に訪れた老人ホームとは違い、この施設の中は独特の雰囲気である。そして、老人ホームで身体の障害が出てきた場合、この特別養護施設に入所する事が可能である。
二つの施設に共通するのは、入居者の80%が女性であり、入居者は合計で500人位である。
人の一生は誰もが予測できない。長生きするのか?いくつまで生きるのか?健康のまま一生を終えるのか?あるいは病気になってしまうのか…?
しかし、Eさんの運営する完璧なまでの施設がある事は、高齢化社会の到来した今の日本で将来に対する安心感を与えてくれた。さらに、ここで働くヘルパーさん達の、明るい笑顔とあいさつ「こんにちは」、そして献身的なサービスには心を打たれた。