2009-12-18

M-net 2009-12-18

結果

同じ仕事をしていても、よい結果を出す所と悪い結果で終わってしまう所がある。
なぜだろう…?次のようにまとめてみた。

◎良い結果・・・良いシステム。良い工夫。明確な目標。スピーディー。
●悪い結果・・・悪いやり方。工夫なし。目先の対応。社会変化に対応できない。

そしてもうひとつ、大切な事がある。それはその部門の「リーダーの差」である。
トップが現状をどう捉え、どうしたいのかを明確に表示し、自らが範を示す事がもっとも大切である。
「強いリーダー」が不可欠である事がはっきりした。
総論や一般論だけではどうしようもない。具体的に数値を示し、みんなをまとめ、一緒に行動してはじめて良い結果が出ている。
今は平時ではなく激動期である。リーダーや幹部が「たくましく」「したたか」に考え、行動してはじめて勝つ事ができる。「リーダーの質」が問われている。
リーダーが状況の変化を知らず、もしくは知っていても何も行動に移さずに、従来と同じ方法で一所懸命やる事が一番恐ろしい。
すべてが「結果」であり、その結果は「リーダー(トップ・責任者)」が握っている。


草食動物・肉食動物・雑食動物

この頃思う事がある。
草食動物的な人が多い。別に悪い事ではないが・・・。
草食動物とは草を食べる。うさぎ・馬・羊・牛などである。
肉食動物とは動物の肉を食べる。ライオン・トラ・・・。
動物は食べ物によって性格も変わってくる。
草食動物はおだやかで、他と争わず、けんかもしない。
仕事をしていく中で相手と戦う事や、相手と争う事も多いビジネスの世界において、草食的な人間だけでは戦う以前に負けてしまう。あるものだけを食べる草食動物と、獲物を捕らえなければ生きていけない肉食動物の差はあるが、せめて雑食(時に草食、時に肉食)動物であってほしい。
生活が豊かになり、子どもが少なく(兄弟で争う事もなく)、親のあたたかい視線を一身に受け、何不自由なく生きてきた人が多くなってきた証拠でもある。
私は草食的な人によく話す事がある。「今だけを見ないで、少し先(5年、10年先)の自分を考えてみて下さい」と。
また、さまざまな教育(教える事でなく、チャンスを与える事)によって自ら気づかせると、人は変化していく。無知から「知」(知る・知識・知恵)に移行する事は、人間にとって成長の原点であると思う。知の大切さを改めて感じた。
「時にやさしく」「時にたくましく」生きていきたい。