2018-11-28

M-net 2018-11-28


 50億円を何に使うか 

 日産の前会長のカルロス・ゴーン氏の話題が世界を駆け巡っている。
事の可否は私には分からない…。
得た金を何に使うかによってその人物の価値が決まっていく。自分の為に家を買ったり、別荘を持ったり、人それぞれである。正解はないので…。

 金を得る事は悪いことではなく、得た金をどう使うかである。自分の為だけに金を使うのも良し、人の為や社会の為に一部使うのも又良しである。
私なら大金を何に使うだろう…?奨学金や貧しい人の為に使ったり、基金を創って人を育てたりするかも知れないが…あまりの大金に想像もつかない。金の使い方で人が分かることだけは確かである。
 グローバル化とは、考えもつかない人物や事案が起きてくる。

 感謝の心、感謝の言葉は人の心を動かす 

 C部門で非常に成果が上がっている。ビックリする位の実績である。3000棟が5000/月となった。責任者のFさんに、なぜこれほど急に数値がUPしたのですか?と質問した所、「特別な事はしていません。ただ、相手が一生懸命やってくれた時『みなさんのお陰で成果が出て、本当に助かりました』と心を込めてお礼を述べています。感謝の心、感謝の言葉を全員で実行しています…。相手を認め、心から感謝を述べています。お陰様で実績も上がり、定時で帰れます…」との事。

 私は長いことアジアで「仕事や人づくり」をしているが、世界で共通するものは「心と数字」であると実感している。
こちらが相手を認め、尊敬の念を抱けば、必ず相手もこちらを尊敬してくれる。言葉は通じなくても心は通じると確信している。
もちろん数字は世界共通であるのは言うまでもない。
通常の仕事でも、得意先や職人さん達を認め「感謝の心」や「感謝の言葉」を心より発すると奇跡が起こるかも知れない。
心の持ち方1つで大きく変わる。やってみませんか?


 絵を描く事  (storyづくり)(構築する力)

 まずリーダーが「どうしたいのか」「目標や夢」を描き、部下に示す事である。
目標がなければどこに行くのか、誰にも分からない。当然「理想」と「現実(今)」がある。
紙に「絵」を描いてみるとすごく分かりやすい。絵の描けない人は全体が見えていないのである…。夢(理想)を描き、現実も同時に考え、一緒に同じ紙に描いてみる。この理想と現実の差が問題(課題)である。この問題を解決する為に、新しい事に挑戦したり、新しい人を入れたり、ムダをcutしたり、考えと行動を変えたりしなければならない。

 文字でなく、絵は分かりやすい。物事がうまく行かない時、相手や周りに責任を押し付けたく思うが、本来は自分のキャパシティの小ささや、変化のできない自分に原因がある事が多い。




2018-11-18

M-net 2018-11-18


 動けば拓ける 

 建築現場での屋根、外壁工事の職人さんが不足している。
1つの対策としてRoof Meisterも養成しているが…。
日頃多くの職人さんを抱えているが、仕事量が増大するとそれでも足りない。各営業所長は職人確保の為に様々な行動をしている…。
普段あまり積極的でないリーダーK君が、建築現場で働いている職人さんに「当社の仕事をして頂けませんか…?」と直接声を掛けたところ、職人さんを確保することができた。彼は「動けば拓ける」と自信を持って話してくれた。素晴らしい行動力と輝ける言葉である。

 営業でも何の仕事でも、机の前でパソコンをいじっているだけでは道は拓けず、動いて初めて道は拓ける1つの実例である。気づいて行動する事を期待している。

 前へ前へ 

 仕事をしていると、ミスや失敗がどうしてもある。人はミスや失敗を恐れて挑戦をしなくなってしまう。しかし、今伸びている営業所の所長は、失敗しても注意される時も「これは人生の成長の1つである…」と前向きに受け取り、怯むことなく前へ前へと進んでいるので業績がいい。これを見て部下も一緒に成長していく。

 経営や事業は「思うことでなく、実践する事である」と常に思っている。
営業所の所長は、事業所の責任者つまり社長と同じである。TOPが保守的になり守りになると、全員が現状維持で良いと思い、組織は停滞してしまう。
思いや気づきを即実践し、ピンチこそチャンスと考え、前へ前へと進んでいきたい。リーダー(所長)の考えと行動がすべてを決めていると言っても過言ではない。

「失敗したら学べばいい…」と考えているので、前章の「動けば拓ける」と併せて、今最も大切な事に挑戦して欲しい。

 現場の大切さ 

 久しぶりにベトナムに13日で行ってきた(滞在1日半である)。
TOP大学の学長と12ヶ月ぶりにお会いし話をした。要点をまとめ、方向性を出してきた。彼も「杉山さんと同感です」と賛意を示してくれ、あとは即実行だけである。
 新しいTOP大学の幹部ともお会いした時、「4年前に講演をして頂きました…」と覚えていてくれ、話はスムーズに運び、新しいGMCTMCGMC clubなどがスタートする。
JETROハノイの所長ともお会いしたが、日本からの来客が1年間で6000人、その内の60%は求人開拓にベトナムに来ているという。日本での人手不足の本格的到来を実感した。
人材の宝庫ベトナムでの人づくりに新しい手(方法)を考え、実践していく。知恵とスピードが勝負である。

 改めて現場にヒントとチャンスがあることを実感し、すべての仕事で最も大切なものは現場であると思った。現場を大切にし、現場の生の声を活かしていきたい。




2018-11-08

M-net 2018-11-08

4時間の粘り

 物事をやる時、どの位の情熱を持ってやるだろうか? 
先日、仕事がうまく進んでいないN社のTさんが突然来社した。
10月31日の月末の16:00である。
それからなんと20:00までの4時間、粘りに粘って、私が根負けしてしまった。ラストは、私の要望を受け入れてくれるならと…シブシブ了解した。

 強い「思い」や「エネルギー」を持って事に当たる人に久しぶりに会った。
4時間は長く非常に疲れ、翌日一日中調子が悪かった。

 新しい事業や、大きな仕事、むずかしい事に取り組む時に「知恵やアイディア」「企画力、提案力」など武器を持って挑戦するが、並外れた情熱を持って事に当たることもすごい突破力であると実感した。
たまに粘りをもって実践してみるとドラマになる。




ベトナムのH大学の日本語学部長探し

  ベトナムのH大学より日本語学部長(文学博士)探しを依頼された。 
経済系は多少の人脈はあるが、文学系はほとんど人脈がない…。
部下が多方面に連絡を取ってくれ、さまざまな先生方とお会いできた。

国立国語研究所の石黒教授、一橋大学国際教育センターの西谷教授、日本語教育学会会長の東京女子大 石井教授など…。
一橋大学の西谷教授とお会いした時、同じ一橋大学の経済学部長の岡室教授に私の事を聞いてみて頂くとお分かり頂けます…と話した。
翌日、西谷教授より下記メールが届いた。

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岡室経済学部長と話しました。

「私が主催した国際会議に招へいしてご挨拶いただき、主催団体から日本を代表する『人道的企業家』の1人として認められました。
アジア各国の主要大学でリーダー育成プログラムを運営されている、すばらしい企業家だと思います。」

とのお墨付きを頂きました。
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ヒューマンネットワークはこのようにして出来ていくのだと思った。 
H大学の日本語学部長探しはまだ終わっていないが、経済(Money)だけでなく、社会性のある人づくりは仲間を増やし、多くの人の信頼を得て、大きな輪となり、当社の大きな見えない資産となっていく。


守りの恐ろしさ

失敗は誰でもしたくない。失敗やミスを重ねると、どうしても失敗しないように、ミスの起きないように考え行動をする。ミスや失敗はなくなるが、挑戦を恐れ守りになってしまう。

守りはマンネリを生み、活力がなくなってしまう。守りから攻めに変えたい。失敗しても失敗しても反省し、前に進む組織や人でありたい。
そんな部門や人が伸びていく…。守りは何も生まない。