2002年9月28日土曜日

M-net 2002-09-28

行動

 久しぶりに雨の朝である。新幹線に乗ろうと三島駅に向かった。傘をさし、ハンドマイクを手に持ち、A衆議院議員が駅前で演説をしている。お馴染みの光景である。週に1日か2日必ず早朝こうやっているいつもの風景である。サラリーマンも朝は忙しく、立ち止まって話を聞く人は誰一人としていない。横目でチラッと見て慌しく新幹線や電車に乗って職場に向かう。
 しかし選挙になるとこのA議員は強い。なぜだろうと思った。
 多くの人々は、話は聞いていないが、彼のやっている行動をよく見て判断し応援しているのだと思った。実社会に於いては、相手が何を言っているのか、何を考えているのかよりも、より分かりやすい実際の行動を見て判断をしている。つまり行動(目で見て分かりやすい)(何をやっているか)が全てである。
 どんな良い話を聞いても、どんな素晴らしい本を読んでも、或いは感動があっても、それを自分のものとし、実際に行動に移せなければダメである。行動によって体得したり、成果を出したり、失敗したりして人は成長していく。


103歳の健康のキーワード

 私の人生の師とも言える人がいる。今年103歳で健康である。先日訪問して様子を伺った。すこぶる元気である。「今日はある事で考えが行き詰まったので、庭を掃除し、身体を動かしたら少し見えてきた…」と汗をかいていた。
 今もやる事が3つあり、毎日忙しいと言いながら、私に様々な資料を見てみるように言い、山のような資料を見せてくれた。今から1000年、或いは600年前の資料である。腰は曲がり、歩くのも大変な様だが、一人で生活している。

 「103歳まで生きると思っていましたか?」との私の質問に、「学生時代身体を壊し、海外留学を諦め、田舎で生活し、腹7分目の食事、と言う生き方をしたら今日まで生きてきた…」…話している中で、
 ①(平凡でない)刺激のある環境、
 ②頭を使う訓練(勉強)、
 ③適度な運動、
が基本であるように思えた。

 長寿社会で健康に生きる為のキーワードであると同時に、今の自分達の社会生活の中で「元気に希望に満ちた」生き方をするキーワードでもある。
さて、あなたの生活にはこの①、②、③、が揃っていますか?


2002年9月18日水曜日

M-net 2003-09-18

不況、リストラ

 先日、大阪で来年度の新卒学生対象の会社説明会を行った。テストの中に「何か社長に一言」と言うコーナーがあるが、大阪地区の学生の一言に時代を感じさせるものがある。
 「私の採用より、私の父は技術も能力もあるので私の父を採用して下さい。父の勤務している会社は不況で社員の大幅賃金カットを行い、大変困っているので助けて欲しい……」もう一つ、「私の父の会社は倒産してしまい、家族はどうして良いか分からず困っています。何かご指導頂けますか?」…。
 子供にここまで考えさせるのもどうかと思うが、いずれにしても今のデフレ経済は私達の日々の生活の中まで入っており、不況を実感せざるを得ない。

 どんな時代が来ようと、たくましく生活していく為には、「自らに実力と時代や変化に柔軟に対応する能力が求められている。」自己満足的な実力ではなく、他から評価される真の実力(能力)を持ち、新しい事に挑戦し結果を出せるエネルギーを持っていないと、いつ何が起こるか分からない時代です。


今、成果を上げている人に共通するもの

1. 時代に合わせて取扱商品ややり方をチェンジしている。(自主的又は他からの力により。)同じ物を同じようなやり方でやっていてはまずダメである。→研究。新しい事にチャレンジしている
2. 費やす時間とエネルギーの量が多い。勤務時間が長いと言う事だけではない。いつも考えており、気付けばメモを取るなど。そして行動している。→頭と身体を使っている
3. 好きな事だけや自分の得意なモノを中心にやっている人はまずダメ。不得意な事や嫌な事にも積極的に取り組んでいる→甘えがない
4. 言うまでもないがスピーディーである。即考え、即行動する。スローな人や時間に間に合わない人で成果の上がっている人は一人もいない→今やる
5. 何が大切かポイントを抑え、集中力を持って挑戦している。相手が何を求めているか、どこがツボか、相手(人)をよく見ている→ポイントを絞る

世の中が不況だから成果が出ないと思ったり言っている人は、まずダメである。状況が悪いからこそ心身ともにフットワークを良くし、従来とは違ったやり方やビジネスそのものを変革して行く勇気と行動が求められている。やり方を変えたから成功のパスポートが手に入る保証はしないが、従来の商品だけにこだわっていたり、今までと同じやり方に安住したりしがみついていては、もっと時代に乗り遅れてしまい、明日はやって来ない。上記1~5のうち、いくつに挑戦していますか?


2002年9月8日日曜日

M-net 2003-09-08

目 線

A. 何をどうやっても変革が出来ないA君がいる。話すと一応理解したと話はするが、行動に全然表れてこない。①夢の必要性、②現実(数値)、③問題解決の具体的方法、④頭を柔らかくし、余分なものは全て捨てる、⑤ホットまでいかなくてもあたたかいハート(心)を持つ事、⑥心とは思う事ではなく、こんな風に行動する事などの実践例……しかし変わらない。「銀は金になり得ない。せいぜいイブシ銀」と思いたくなる。
B. 当社の各営業所に行って、何をしているか、言葉にならない雰囲気や熱気(又は沈んだ空気)を見て頂く時がある。しかし9:00~18:00の時間帯に訪問しても、事務の方が1~2名居るだけで何も分からない場合が多い。
C. 夜遅くまで働いても殆ど成果の出ないB君がいる。何をしているのか、何もしていないのか、よく分からないが、ワンパターンで疑問も持たず(?)同じ行動をしている。

 Aの場合、顧客の立場、上司(部下)の立場(つまり目線)に立つ事が出来ない。もしかすると自分では相手の立場に立っているつもりなのかも知れないが、相手には伝わらない。

 Bの場合も時間を1時間ずらして19時(夜7時)以降に訪問すると、現場から多くの社員が帰社し、活力あふれる状況を目の当たりにする。しかし9~18時の間、何回訪問しようと、努力しようと、何も状況をつかめない。チョット目線を変えれば状況が簡単につかめる。

 Cの場合、夜型から朝型に自分の行動パターンをチェンジする事によって、今まで見えなかったものが見えてくる。早朝出社し、今日一日を考え、全体を見る事で余裕も出てくる。目線を変え、行動してみる事で新しい何かが見えてくる。その為には気付く(自らだけでなく他人から言われて気づく事を含めて)事と、計画を立てて挑戦する若さと勇気が必要である。この激変の時代にあって変化する事が唯一正解へのパスポートである。

 スーパーマーケットで大人に売りたい商品は大人の目線の所にメイン商品を並べ、子供に売りたい商品は子供の背丈の所に商品を並べる。目線が違っていたり、目線が常に一つだけではどうする事もできない。

 A君もB君も、自己中心の目線から、顧客の立場からの目線や上司や部下からの目線で考えたり、行動してみる事が大切である事に気付き、継続して実践する事を期待している。9月7日(土)から「土曜塾」をスタートさせている。今年の目標、テーマは「目線塾」である。目線を変える為にはどうすれば良いか、何で目線がいつも1つなのか、人間の巾と深さを広めないとどんなに目線を変えようと努力してもいつも同じ目線である…等々。秋の夜長に柔軟な頭とフットワークの良い行動力を蓄えよう。