2018-02-28

M-net 2018-02-28


質問に答えず、意図に答える

 先日Meisterの営業でC社を訪問した折に、相手側よりMeisterを「実習生のリーダーとして採用」し、「尚、通訳として会社側の考えを伝えてもらいたいが、通訳として活用できますか・・・?」と質問があった。Meister School卒業時、日本語N4の実力はありますと最初に伝えてあったので・・・質問には答えずに資料を使い、意図に答えるようにした。
 ①教育は、教える教育から → 学ぶ教育へ
 ②最低限のマナーの徹底

①と②の基本教育を厳しくやっているので問題はありません。先生が教えると生徒は待つようになり、受け身の教育になってしまいます。私は、教育は学校型の教える教育ではなく、「チャンスを与える」「環境を変える」ことが第一だと話し、気づきや自ら行動を起こすキッカケづくりと習慣化する事が大切です・・・と話し、納得して頂いた。
 質問に答える事は簡単ですが、資料を使い意図に答える事が出来るとファンになって頂ける。②の資料は日本人にも使え、当社でも活用したい・・・と話していた。


Roof Meister3期

 Roof Meister3期が、2月13日からスタートし、東京、神奈川の若者3名が参加している。横浜統括営業所の事務所、倉庫を利用してのスタートである。
Roof Meisterも1期、2期と終了し、3期が始まった。過去にキズを持つ若者を、全社をあげて応援し、成功させたい。技術というより、リーダーの人間力によるところが非常に大きい。共に成長して欲しい。





2018-02-18

M-net 2018-02-18


強い思い、目的、時代とやり方

 今、国内外でさまざまなプロジェクトに挑戦している。
成功する事例もあれば、うまく行かない場合もある・・・なぜだろう?3つの理由があるように思う。

①リーダーや責任者に、目的に対する「人間として強い思い」があるかないかが成否を決めている。何をやるにしても最初から計画通りにはいかない。障害やトラブルが発生し、それをどう乗り越えるかにかかっている・・・。この時、リーダーに「強い思い」があると、部下や周りに良い影響を与え、マイナスもプラスに変えることができる。一方、並の思いでは、最初にあった思いもマンネリ化し、仕事をこなすだけになり、活力のない組織となってしまう。

②何かをする時、「理念」や「明確な目的」が最初にある。これがないと話にならない。
「なぜやるか」「何の為か」「最終の目的は何か」この基本を持ち続けなければダメになってしまう。目先の現象に対応したり、部下の意見に併合してしまっては、大きな目的からズレてしまう。勿論テクニックや周りの意見を聞いて柔軟に対応していかなければならないのは言うまでもない。このバランスがリーダーの力量でもある。

③新しい事や今やっている事を、2つの面からチェックしてみるとよく分かる。
a)やっている事ややろうとしている事が社会に適合しているか?
つまり、時代に合っているかどうかである。時代に合っていなければ、やる前からダメである。
b)やり方が正しいかどうか?
時代に合っていてもやり方が悪ければダメである。やり方はさまざまな方法が考えられるし正解はない。A案もB案もC案もある・・・。1wayでは行き詰まってしまう。

 新しい事をする時、又今やっている仕事を一度見直して欲しい。
(1)人間として強い思いはあるか (2)やる事の理念や目的は明確か (3)時代とやり方は・・・の3点である。同じことの繰り返し、マンネリ化では限界があり、周りから見てもやっている人も魅力を感じない。
会社を取り巻く環境も、個人を取り巻く環境も、日本を取り巻く環境も大きく変わっている今である。これを好機と考え何かに挑戦してみたい。挑戦する事によって新しいエネルギーが生まれ、チャンスもやってくる。
 今、「社員の賞味期限」と言う雑誌が出ているが、私は「人は新しい事に挑戦する限り成長する」と確信している。



参考記事

「社員の賞味期限(日経ビジネスNo.1929)」




2018-02-08

M-net 2018-02-08


 「頭の活性化マガジン」(M-net)を書き始めて18年が経ちました(2000年2月8日スタート)。多くの人にお読み頂き、感想やご意見を数多く頂き、心より感謝申し上げます。
ITがここまで発展するとは思いもよりませんでしたが、今やパソコン、スマートフォンなどは生活には欠かせない存在となっています。情報化時代の1つとして、M-netには「事実があり」「人がいて」「伝えたい」ことがあります。これからもご支援頂ければ幸いです。

経営者塾

 右記の記事のように、日本では経営の後継者がおらず、廃業やM&Aを行うなど大きな社会問題となっています。一方、発展途上国では経営トップ層が育っておらず産業発展の阻害となっています。社会性のある大事業に挑戦してみようと考えています…。
 今まで、経営幹部人材のGMCや、大卒高度人材のMeister、そして若者チャレンジシップとしてRoof Meisterなどの人づくりに取り組んできました。

「経営者塾」は、
 (条件)
  ・年齢 25歳~38歳
  ・男女国籍不問で3ヶ月の教育期間
  ・費用の自己負担一部あり
  ・実践的な教育中心
  ・教育は人間力、管理力、創造力や課題発見力、目線(社会、TOP、相手)など…

 「経営は“数字(InOut)”と“Innovation”」の基本のもと、若いリーダーを1人でも育ててみたいと思います。修了後は、日本・アジアの経営TOPとして活躍できる場を用意しています。
新しい事に挑戦することによって、新しい道やエネルギー、新しい仲間、ネットワークが生まれてきます。
 「M-net 18周年」の節目の1つの挑戦としても考えています。


発想の転換

 東北地方の地酒メーカーの社長さんが人材募集の件で来社された。
高卒の98%が東京の大学や首都圏に就職してしまい、地元では人が全然いないという。地酒とクラフトビールを作っており、商品に特徴があるとの事。
 中国やアジアへの拡販を考える経営幹部として1人、アジアの人が飲める酒造りの杜氏(とうじ)として現場に1人の計2人の採用を薦めた。昨年の岩手のセミナーに参加して頂いた会社であるが、企業規模が小さい為、当社としても対応に苦慮していた様であるが、事業や商品に特徴があると人材だけでなく、様々な展開が考えられる。
 近い将来、南富士が日本酒やクラフトビールを中国・アジアで販売しているかも知れない…。