2003-06-28

M-net 2003-06-28

インテリジェンスと行動

 ある手紙が来た。誰でもこの手紙は読める。この手紙を読んで、何を感じ、何をするかである。
 この手紙を読んだZ君、「社長、即この人と会って話をして下さい。誤解をしています…。」と顔をこわばらせて。即日この手紙の送り主にTELを入れて2日後に会った。話し合いをして誤解は解け、一件落着した。話の終り頃にZ君の話をすると、この手紙の主は「すごいインテリジェンスの持ち主だ。Z君は…」と感動する事しきり。何事でも、1つの事から何を感じ、どんな行動するかにかかっている。一人でも多くの人が「インテリジェンスの高い人」であって欲しい。そしてその感じたことを即(スピードを喪って行動し結果を出せたら、たとえ結果は悪くても、次は良い結果が生まれてくると確信している。


日本人の忘れたもの

 先日若い人達に話をする機会があった。
 まじめに話を聞き、納得してくれたようであった。しかし残念ながらマトを得た質問は少なかった。
 講演会が終り、パーティーが始まったが、何か足りないような気がしてならなかった。何だろうと考えていたが、フト考えた。「失敗を恐れて挑戦する心」を忘れてしまったのではないかと。満たされた社会の中で現状維持を望み、「新しい事に挑戦する」若さを失ってしまったような気がしてならない。
 私の勘違いかもしれないが、日本人として、また人間としての大切なものを忘れてしまったなら、取り戻さなければならない。それは「挑戦する」心や行動である。


中国人の一万円の使い方

 もし一万円があったらどう使うか?中国での話。
 中国の南の地域の人々。この一万円を使って、いかに二万、三万円にするか。
 中国の北の地域の人々。この一万円を大切に使って、より長く使えるようにする。
 世界の中で中国化が進んでいるが、広い中国では地域により考え方や行動が大きく違っている。一言で論じるのは難しい。さてあなたは南方人間ですか?北方人間ですか?

2003-06-18

M-net 2003-06-18

1Q3A

・ 1つの質問をした時、その事だけは答えるA君がいる。
・ 1つの質問をした時、ポイントのズレた返答をするB君がいる。
・ 1つの質問をした時、3つ位の答えをくれるC君がいる。
 C君は質問の本質や意図を理解し、まずその事に答えてくれ、次に将来起きそうな問題点を予測し、その点についても指摘してくれ、尚自分としてはこんな風に考えますと、自分の意見を言ってくれる。

・ 1つの指示をした時、言われた事(目の前の事)だけはするA君がいる。
・ 1つの指示をした時、言われた事もスローでなかなか行動しないB君がいる。
・ 1つの指示をした時、言われた事だけでなく、気配りをし、自主的に相手の立場に立って行動してくれるC君がいる。
 1つの質問(Question)に3つの(Answer)が出来る人は、日々勉強し、自主性を重んじ、新しい事にも挑戦している。魅力もあるし、いつ会っても楽しく、もう一度会いたくなり、様々なお願いもしたい。最低A君は実行し、C君達と一緒に仕事をしたい。意識して行動し、習慣化する事でC君はできる。


センス(感性)

 モンゴルのパオが先日テレビ東京系「ワールドビジネスサテライト」のコーナー、「トレンドたまご」で紹介された。夜の11:30放映と言うのに、TVが終了した時点からTELが入る。すごい。
 そんな中に、TVを見てTELを下さり、山口県の日本海側の小さな町からSさんがパオの実物を見に来てくださった。土木会社の経理部長と言う肩書きである。名刺の裏側には土木、温泉ホテル、中華レストラン、等々とある。TVを見て、このパオを活用し、新規ビジネスと業務の拡大を計りたいとの事。見学して頂き、納得していただいた。

 このSさんの略歴を聞いてもっとビックリ。ある地方銀行出身で、2年前に今の会社に縁あって入社。(山口県の会社から日帰りは出来ず、一泊で来社)銀行出身の人でTVを見て、新規ビジネスの為に即行動する経理部長…。聞けば東京支店にも7年間おり、関東圏もよく分かるとの事であるが…。このセンス(感性)の良さとフットワークの良さには感心してしまい、尊敬に値する。

 何を見ても、何をしても、誰と会っても何も感じず、1つの挑戦も出来ない人が多い中、このSさん(51歳)と出逢えた事を嬉しく思っている。そしてもっともっと情報発信しなければすばらしい出会いは無いと感じた。
 感じる心、目、耳、頭、体を持って、物事に接しよう。チャンスはいっぱいある。


2003-06-08

M-net 2003-06-08

War(戦争)

 今まさに戦争である。勝つか負けるかである。
 世界との戦い、相手(ユーザー、取引先)との戦い。同業他社との戦い、自分自身との戦い。
 コストの戦いもあれば、頭脳(提案、デザイン、システム)との戦いもある。

1. まず戦略や作戦が第一である。目的を定めてどう戦うかである。
2. 実践や行動で結果を出す事である。思う事だけではダメであり、身体を使う事である。
3. 相手より優れたものが必要である。武器や情報、差別するものがないと大変である。
4. 多少の犠牲が伴う。古い自分や時代に合わなくなったビジネスなど、捨てなければならない。
5. スピード。時間との戦いである。幅広い情報とそれをまとめ決断し実行する能力。
6. そして勝利

 別の見方をするなら、面白い時代でもある。仕掛けやシステムによっては大成功もある。欲しいものの無い不況であるので、欲しいものを開発すればヒットする。成熟産業ではNo.1になれば事業が集中し成長が可能である。
 Warと見るか、おもしろいと見るかは人によって違うが、両面でビジネス、人生を見る事が出来たら文句は無い。


職人

 職人さんと聞いてどんなイメージをするだろうか?
 私は職人さんには「夢」と「誇り」と「技術」を持って胸を張って生きていって欲しいと思う。リストラも無ければ自分の腕一つで実力の社会でもある。現場の海外移転も無い。
 当社の総合外装事業部では仕事量の増大に伴い、『ガテン』を使って職人募集を行った。
5月21日~5月27日までの1週間であったが、実に38名の応募があった。フリーターあり、リストラ組みあり、工場閉鎖組あり、自営不振組あり、職を転々組あり、何か技術を身につけたい人あり…。大卒も数多くいた。

 今回は新しい試みとして「職人説明会」を東京、横浜などで行った。面接を行い、10数名を採用した。これから職人研修が始まり、3ヶ月で一人前の職人さんが出来上がる。職人さんも誰でもなれる時代は終わり、選別される時代となった。世の中の厳しさを実感した募集であった。そして何か誇れるものや特徴のある人が求められる時代でもある。当社は屋根・壁の「職人軍団」として、これからも名実共に日本一の施工会社として着実に一歩一歩前進していきたい。その為の「職人を育て」て行く事業を、コストはかかるが当社のメイン事業として継続したい。今回採用の職人の皆さん、「頑張って一日も早く立派な職人になって下さい」