2023-12-28

M-net 2023-12-28


 日本の生きる道「人材育成」 

(財)日中人材育成協会の会長である福田元総理大臣が、提言されている。
【単にモノや金を供給するような考え方では限界がある。日本がもつ強みの一つが人材育成である。こうした点に力を注ぎ「お互いに成長していこう」という姿勢を持っていくことが求められている。むしろそこにしか日本の生きる道は無いのかもしれない。】
アジア各国は様々な考え方がある。
民族も宗教も、言語も違う。一つの考え方を押し付けようとすると対立が起こる。
日本はアジア各国の気持ちを理解できる数少ない国の一つだろう。
世界に於ける経済的地位が相対的に下がっても、日本に対するアジアの国々の期待は、今も大きいと感じる。

 国際化(グローバル化) 

良い意味でも悪い意味でもドンドン国際化が進んでいる。 当社でも日本、中国、インドネシア、ベトナム、カンボジアと国際化が進み、「人づくり」と 「ビジネス」を行っている。国際化とは何か?国際化に必要な条件は?と考えてみると、

① 365日24時間動いている。
② (相手を信じる。好きになる)がなければうまくいかない。そして、胆力
③ 数字で表現する。数字は世界共通語。今はArt(絵、図、写真、マンガ)も必要
④ Story(夢とそれを実現する構築力)
⑤ Speed(Speedは力でもある。検討でなく即決で実行)

コンピューター化、情報化やChatGPTがどんどん生活や仕事の中に入ってくる。 自社だけ、自国だけ考えても、行き詰ってしまう。 広い視野で考えて、自分は国際化に対応できているか?対応できていなければ時代や社会から置いていかれてしまう。 上記の①~⑤は、国内でも同じである。

 

2023-12-18

M-net 2023-12-18


 インドネシア事業展開 

アジア一体化構想のもと、中国を中心とし、インドネシアでも「人づくりとビジネス」を展開する。

人づくり
1.GMC
インドネシアのNo.1大学インドネシア大学と第二の都市スラバヤのITS(スラバヤ工科 大学)で、2024年早々に大学と共同でGMC募集をStartする。



2.大卒高度人材
大卒高度人材を4名採用し、日本で働く。
目下、日本語と建築マナー、安全、そして日本文化について研修中。


3.技能実習生(13名)
現地ビザの準備中で、2024年春には屋根施工チームとして来日し、実際の施工にあたる。



ビジネス
1.屋根工事
インドネシアでは、雨漏りが非常に多く、第一棟目の屋根リフォーム工事が完了した。

防蟻用の野地板を使い、瓦でなくシングルで施工を行った。
時間はかかったが、完璧な施工で、施主様からはご満足いただけた。
現地の材料を使い、地元の人々の協力で完成できた。
そして、太陽光、蓄電池などの新しいビジネスも計画中である。
これからインドネシアでの新しいビジネス展開となるが、【日本、中国、インドネシア】の「アジア一体化」のビジネスがスタートする。



(参考)
インドネシア(人口2.7億人。平均年齢29.6才。16000島々。豊かな労働力と資源)
中国(人口14億人。平均年齢38.4歳。巨大な市場)
日本(人口1.2億人。平均年齢48.7歳。)









2023-12-11

M-net 2023-12-08


 一般財団法人 日中人材育成協会 

今年7月5日に発足した日中人材育成協会が、一般財団法人として認定され、12月6日に第一回の役員理事会が、当社東京本部で名誉会長の福田康夫元総理を迎えて行われた。
現況の活動報告と、今後の活動予定が了承され、これからの活動に大きな期待が寄せられた。



 

 Pro-Pro Director 

こんなモダンな役職が、12月からStartする。
Professionalの中のProfessionalを略して、プロ中のプロとして、しかも役員同等である。
当社は、若い所長・リーダーが多くいるが、得意先や一流の職人さんなどのプロと対等に会話が出来る人が残念ながら少ない。強い部門(屋根・外壁工事)をより強くする為には、経験、知識を積んだキャリアの人材の協力が欠かせない。

P.P.Dの条件は次の3つ
1. 屋根、壁の豊富な知識、経験のある人
2. 人間力のある人
3. 若者と会話が出来る人

今回は写真の4名の皆様にお願いをした。
若い所長、リーダーの育成・得意先やプロ職人との交渉など…。
プロプロの反対語として「化石の人」もいる。
減速経済下でも、成長・発展を目指し、魅力ある会社を目指したい。
4名の皆様の協力をお願いしたい。

 

2023-11-28

M-net 2023-11-28


 教育は花が咲く(インドネシアリーダー育成) 

9月10日に、インドネシアのE君(27歳)がHさんの紹介で3ヶ月インターンシップ生として当社で預かる事となった。
人柄は良さそうだが、無口でどんな人間か分からなかった。
「杉山さん、一切任せます」だけであった。それから順調とは言えないトレーニングが三島本社で行われた。
1ヶ月半位から変化が見られ、メキメキ成長して下記のレポートの通りである。
改めて「教育は花が咲く」と実感した。指導、教育して下さった社員の皆様に感謝です。 基礎力があって、「素直で、頭が柔らかく、挑戦する」人は成長すると実例を示してくれた。
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杉山会長

インドネシア全体発展のご説明を頂きありがとうございました。
今日私は、会長になぜ自分に任せますかと尋ねました。
自分は不安ですが、会長は不安ながら自分を信頼してくれて、嬉しかったです。
その気持ちを忘れずに3つのポイントをインドネシアの発展に活用します。

1.【夢と目標】
- 人を巻き込む為には夢と目標を持つ
- 南富士の社員としての意識で行動する
- 自信を持ってはっきり話す
自分でインドネシア発展の目標を持ち、全ての行動に落とし込みます。
南富士の代表としてインドネシアで会社の基本ルールで行動します。

2.【実践】
- 失敗からも勉強できて、恐れずに挑戦をする
- 考えた・理解した事は実践しなければならない
全体の目標を多角的に考えながら計画を立って行動します。
理解した事は相手が見えるように即実践します。

3.【ビジネスと人づくり】
- 日本の社員のお陰でインドネシアの発展ができる
- 現地のビジネスの稼ぐ力が必要である
- インドネシアだけ日本だけの考え方を捨てる
現地の事業が良い数字を出せば、インドネシアの稼ぐ力で人づくりも続ける事ができます。
両方のバランスを考えながらインドネシアの発展の為に進んでいきます。

インドネシアの発展の為にまずは自分から行動力を高めます。
新しい挑戦をする為に計画(Plan)から実践する(Do)ようにやっていきます。
全体を見るように努力して、良い数字(行動)で出します。
今後インドネシア、中国、日本と協力し、アジア一体化を期待します。
 
改めて大きなチャンスを頂き心から感謝申し上げます。
 
2023/11/22
E









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2023-11-17

M-net 2023-11-18


 素晴らしい社員 

11月14日に、日本国内24営業所中2つの営業所が大きな利益を上げてくれたので、感謝の意味で特別報奨金を渡しに訪問した。
八王子営業所で社員と話した時に、一人の社員から、「なぜ会長はここまで頑張るのですか…」と質問を受けた。
中国のC総経理さんから下記の様な私の48年間の活動(大学教授、奨学金、本、論文など)を記した文章を受け取り、「日中の為にもう少し働いて下さい…」と。そこまで思って頂くならと老齢に鞭打ち、余生を日中交流に汗を流そうと決めて、今がある…と、話した。
11月15日午前2:54に、F君よりメールが届いた。
【外部の人でもこんな高い目線で会長を高く評価してくれているのに、社員の私は目線が低い。 「人づくり」の南富士の社員として自覚が足りない…と思い、夜に今年1年間のM-netを読み直し、3つの要素にまとめてみました。結論として、「あらゆる基本は人」であると実感しました。会長と会うと、目線が高くなるようで、明日からの仕事が楽しみになります…。】
①人づくり②目線(社会情勢)③ビジネス。の3つの要素にまとめてみたとの事。
M-netをここまで活用し、こんな素晴らしい社員がいる事に、「嬉しさ」「誇り」「自信」が持て、人づくりが日本でも花が咲いたと実感した。


2023-11-08

M-net 2023-11-08


 南富士は海外で評価が高い 

どこの国でも、企業でも、生産のUPを計り技術開発を行い、コストを下げて売り上げ増を計り、成長戦略を立て実践していく。 ここで一つ大切なものを忘れて来た。
それは「人づくり」である。組織が大きくなりリーダーが必要になったり、分社化する為にはどうしても「魅力的なリーダー」つまり人材が必要となる。その場になって急にやろうとしても人は簡単に育たない。
中国・アジアで人づくり(リーダーづくり)48年は決して目立たないし、収益に大きく貢献する事もなかったが、着実に実績を上げ、今になって大きな評価を得ている。「時代が南富士の人づくり」について来たと言ってもいい。
「日本ではガリバーの屋根工事業」であるが、「海外ではGMCを中心とする人づくり企業」として高い評価を得ている。
社員一人一人の行動や発言の真価を問われている。「人づくりGlobal Company」としての自覚と行動を。

 会話ができる人 
 
私には、会話の出来る人がアジアに3人いる。
言語ができてコミュニケーションが取れる、という意味ではない。同じ価値観・理念を共有し、常に会話のキャッチボールができる。Give&Takeの会話である。
そして、人徳(人間力)がある。お互いに一肌脱げるような絶対的な信頼のもと、繋がっている。
会話が出来る人とは、
① 目線が高い(社会目線・相手目線を徹底した思考)
② ずば抜けた一芸をもつ(Innovation、戦略、行動…スピードもずば抜けている)
③ 幾つになっても学ぶ姿勢と社会目線での夢や目標がある
時流を掴み、三歩先を考え、新しい事に挑戦している人との会話は刺激的でワクワクする。
常日頃、勉強していなければ会話はできない。その原点は興味を持つこと、である。
様々な事に興味をもち、行動し、自分の幅を拡げ、会話が出来る人でありたい。

 大道至簡 

今、中国でも農地が余り、若者が農業に従事せず社会問題となっている。
何とか若者にも魅力的な農業システムを実現したいと最先端技術と設備を導入したが、「人づくり」で苦労しているという事で、南富士が人材育成で 最先端農業を応援している。
先日その企業のD董事長に、なぜ農業を始めたか聞いてみた。
「“大道至簡”。社会課題の解決で農業改革のチャンスがあったから。また、知識は過去であり勉強すれば身につく。能力はその知識を実践すれば、現在の能力になる。しかし新しい未来や発展は、実践だけではなく思想/哲学/思いが必要。その為にも“大道至簡”が重要」と。
 “大道至簡”とは、「何事も基本原理(本質)はシンプル」という意味である。
目先の仕事に追われたり頼まれた仕事をするだけでなく、歴史や新しい知識を学び、その知識を 仕事に活用する事で、時には何か少しでも新しい仕組みやアイディアを生み出すと人生楽しくなる。

2023-10-30

M-net 2023-10-28

久しぶりに中国のビジネス現場を訪れて、考えさせられる事が多くあった。
全体として、中国の「巨大さ」「偉大さ」「深さ」「幅の広さ」「スピード」を体感した。

 日本のTOPメーカーP社/H社長 

・中国で社員5万人、売上2兆7千億円
・中国の心配より、日本の方が人口・産業・人材等で心配
・中国でバラバラの事業を一本にまとめ、日本に相談する事なく現地中国で決済
・工場の自動化、ロボット化は凄い。日本の比ではない
・中国は人材の宝庫、日本の10倍。しかし現場で働こうとする人、非常に少ない


 中国の健康養老創造センター(北京) 

・中国の大学、研究所と手を組み共同開発
・健康空間(水、空位、風)(健康、安全、快適)の研究開発
・アメリカのWell(健康基準)を認証


 GLODON(北京) 

・建設のトータルソフト開発企業
・設計、コスト、施工、工程をトータルでソフト開発
・バーチャルで説明を受けたが、凄くて理解できない…
・こんな凄いソフト会社が中国にあり、恐ろしい
・実際の現場では、計画通りにはいかないが、建設業の未来は明るいと思った


 健康養老マンション(江蘇省 宜興市) 

・観光業をやっていた人が開発した養老Town(田舎で山中を開発)
・広大な敷地に戸建とマンション、ショッピングセンター、病院とフル装備
・マンションを見たが、90㎡~200㎡で8000万円~2億円、1000戸
電気、水、風、健康、安全、快適全て扱っている。パーフェクトな住空間
・50才以上の人を対象に富裕層ターゲット。殆ど完売
・余りにもパーフェクトで、ここで生活したらボケてしまうかも? 

 人づくり 

・中国は商品、技術の輸入から輸出国にチェンジしている
・しかし、国は豊かになったが、リスクを取らなく閉鎖的になっている
・一番の課題は経済的、技術的になっても「人間力」が忘れられている事
・全ての基本は「人」「人間」「人間力」であり、Startである。様々な企業、人とお会いし、改めて人の大切さを再認識し、中国で「人づくり」で活躍の場のある事を自覚した

2023-10-18

M-net 2023-10-18


 構築力 

新しい事を始める時に、どうしたらいいかを考える。これは構築力である。
家をつくる時、家族構成や土地、資金そしてどんな生活をしたいか考える。
英語で表現すると分かり易い。次の5つである。

・Architecture   (絵を描く)
・Creation    (創造する)
・Systems     (システム化)
・Building     (建てる)
・Construction   (実際につくる)

絵を描くだけでもダメあり、汗を流して建物をつくるだけでも完成しない。
様々なものを組み合わせて、1つの形にしていく。指示をされて作業や行動だけでは、指示されたものは出来るが満足はない。
自分としての考えは持ちながら、多くの情報や知恵、体験を活用し、何か1つでも新しいInnovation(創造)があると、ワクワクするものが出来上がる。

 会話が出来ない 

日常の業務をしていると、特に問題は起きない…。(S君の実話)
しかし一歩、別の世界に行くと、相手や社会との会話が全然出来ない。
自分の居場所さえ無くなってしまう。自分のやっている仕事の話だけでは、5分から10分で終わってしまい、会話にならないし、場の雰囲気も悪くなってしまう。
何かを話そうにも話題が出てこない…。
S君は日頃(本人曰く)、「まじめに一所懸命やって来たが…。」同じ事をただ繰り返しやってきたにすぎない。S君曰く、日頃から「政治、経済、文化、趣味、歴史や南富士、人づくりに興味を持ち、勉強しておけば良かった…」と。
多様化の時代である。「誰とでも」「いつでも」「どこでも」「何人でも」興味や関心を持ち、魅力的人間となりたい。リスキリング(学び直し)手当を活用し、興味のある本や雑誌を買ったり、生の音楽を聴いたり、様々なイベントに参加してみたり、ボランティアに参加したり、スポーツで汗を流したりして、幅のある(魅力ある)人となりたい。
無駄は遊びとも言えるし、すぐに役立たないかもしれないが、 人の血や肉となってその人を大きくしてくれる。
「今だけ、自分だけ、日本だけ」では、限界がある。 視野を広くし、様々な事に挑戦してみよう。 失敗したらそこから学べばいい。会話(キャッチボール)の出来る人となりたい。


2023-10-06

M-net 2023-10-08


 南富士半期(4月~9月)報告会 

10月2日に半期報告会を責任者と潜在能力採用者(3年)、海外拠点(中国・インドネシア・ベトナム)3ヶ国の責任者9名のWeb参加で行った。

下期の基本方針は3つ。
①本業の屋根工事(汗)強化
②アジア一体化(日中アジア)経営
③働く時間 → 労働生産性(稼ぐ力)への移行
そして社会が激動する今、従来の価値観や常識を捨て、新しい学びの必要性から、全社員にリスキリング(学び直し)手当を支給した。
アフターコロナは3年前に戻る事ではなく、10年分時計を早回しする事である。
この時をピンチではなくチャンスと捉え、全社員で挑戦したい。

 


 Roof Meister 健康・安全大会 

Roof Meister がスタートし早7年が経ち、27名の若き技能集団が出来上がっている。

全ての原点は【人】であり、【安全と健康】であるとの基本理念のもと、Dr.杉山先生の生活習慣、 作業の前の事前運動(ラジオ体操やストレッチ)、食事や睡眠、身体についての原因と対処方法など約1時間の健康講話を行った。質問も多く、すごく役立ったと大好評であった。
今年の酷暑を頑張ってくれた全員に酷暑手当を支給し、【夢と誇り】をもった新しいRMのStartをRM,幹部社員全員で誓い合った。
そして、新しいシステムで【新しいworker集団】のStartでもあった。


2023-09-28

M-net 2023-09-28


 中国蘭州大学/学生工作室OPEN 

中国の西北部のトップ大学のひとつ、蘭州大学(2200大学中29番)において、【日中人材育成協会】&【南富士】が、大学と組んで学生工作室(大学生の人材育成基地)がStart。日本では考えられないが、国立大学の中に人材育成の為の事務所と研修室が開設された。
これからGMC的リーダー教育や、可能性ある大学(院)生に様々なチャンスを与え、社会に役立つリーダーを育て、Human Networkづくりに挑戦していく。新しい試みである。
又、大学側からの要望で大学の教職員の研修、教育も行う。費用は勿論無料である。
人づくりが、日中やアジアの架け橋となり、新しい文化、産業の芽となると確信している。

 


 インドネシア技能実習生 現地研修 




建物に足場を設置し、実習生に実際の屋根面に上がる実体験を実施。インドネシアの子供は木登り、自宅屋根の清掃などをやっており、高い所は問題なし。皆、「大丈夫です、怖くない、楽しい、景色がよい」など…。屋根に上り、実感がもてた。
13名の来日が楽しみで、来年1月~2月頃である。
研修終了後に、彼らの手作りのご飯を振る舞ってくれ、感謝の気持ち、思いは世界共通であり、感激したとの事(S君)。
インドネシアは寄付、ボランティアが世界一と言われる事が実感できた。
研修生達曰く、事前研修でインドネシアに来た企業は南富士が初めてとの事である。
改めてインドネシア人は「助け合い」「挨拶」「感謝をする」習慣がある国民であると思い、様々な課題はあるが、新しい第一歩がスタートできた。

2023-09-19

M-net 2023-09-18


 日、中、アジア一体化 

南富士の各国が点であった人づくりやビジネスが、線になり、面となってきた。
点 → 線 → 面
政治、経済、歴史、宗教、言葉、民族などの文化の違いを乗り越えて、アジア一体化が実現のモノとなってきた。
その原点は「人」であり、①人を育てて、地域や事業が活性化し、②信頼できる人材が育ち、③魅力、能力ある人との出会いによって人脈(Human N.W)ができ、④そこから新しいInnovationが生まれ、⑤従来にない無形資産で新しい価値を生み出し、⑥ 住 人 創 で人マネしない、されないNo.1、Only1事業が生まれ、発展していく姿(形)が見えてきた。

ⓐ 日本では、No.1の屋根、外壁工事の本業を強化し、より強いガリバー企業を目指す。
ⓑ 中国では、無形資産を活用した、大型で人を活用した知的創造ビジネスと外装工事。
ⓒ アジア(特にインドネシア)では人づくりと屋根工事。(ベトナム)ではアウトソーシング。
長年やって来たアジアでの人づくりやビジネスの種まきが芽を出してきた。 発展してきた国々は成熟化社会に突入し、内向き、守りになっているが、南富士は今こそ、活力あり、魅力あるアジア一体化の事業集団を社員と共に目指したい。

 捨てる力 

考えてみると、私も生き抜く為に、様々なモノを捨て(整理)てきた。
南富士創業時の木材事業も50年で終わりにし、夢のような八角形住宅(特許)も29年で卒業させて頂き、「人づくり」「屋根工事」「アジア」に特化して来た。
新しい事を始める時や、その事業が発展、成長が見込めない時、捨てる力がないとエネルギーが分散し、行き詰ってしまう。限られたエネルギーと 資金、人材を有効に活用しなければならない。一番ダメな事は、ジリ貧で事業が100,95,90と下がっていく時、英断できない事である。
前に進む事は楽であるが、撤退は勇気と決断がなければならない。優柔不断はダメである。 ビジネスは「Scrap&Build」であり、これを決断する「TOP」(人)が要である。

 Mogami Shower 

Roof Meister にM君という社員がいる。
今年は酷暑で非常に暑い。そんな中、RMは外でしかも屋根の上で作業をしている。
外にいるだけで暑いしエアコンもない。水道水のホースを引き、頭から水を浴びて身体を冷やす。ここまでして屋根工事をして頂いている。感謝! 
RMは当社の宝であり、財産であり、誇りである。会社をあげて育て、応援したい。


2023-09-08

M-net 2023-09-08


 すべてのStartは 興味を持つ、関心を持つ、気づく力 

気づくとは「心に留めて」「気を配る」「発見する」「感覚を磨いて気づくようになる」「何かの真実に気づく」「偶然もあり」…
南富士も「GMC」や「Roof Meister」新しくは「Birthday Cake」や「うなぎ賞」「酷暑手当」等 新しい人づくりに挑戦をしている。
事務所や机の上でアイデアやヒントが出るのではなく、すべて現場から生まれている。
中国には優秀な人材がいる。これを育てよう(GMC)。
日本にはひきこもりがいて困っている、ならば育ててみよう(R,M)。
コロナで多くの人が集まる事が出来ないならば(B.D.Cake)。
地球温暖化で夏の暑さが厳しい中で仕事をする人に感謝。(うなぎ賞。酷暑手当)…
日々の生活や仕事の中で、問題点や気づく事があると思う。
これに興味や関心を持って新しい道を考えてみると、新しいアイデアやヒント、気づきが生まれてくる。
これを形にしてみると面白い。失敗を恐れる事はない。失敗したらそこから学べば良い。
思う事ではなくやってみる事、実践である。興味や関心、気づく力を身につけよう。

 革新力 

車を例にとってみると、今まではエンジンがあって車であった。しかし昨今はEV(電気自動車)が車の主流となっている。エンジンが必要ない。中国上海市でも50%位がEV車である。 トップメーカーでも、企業としての革新力を失ってしまうと、魅力のない企業となり、市場から 撤退となってしまう。
企業や組織は、苦を取らずに楽な道を歩んでいると革新力を失ってしまう。
常に今を否定し、 見えない未来に向かって挑戦し続けなければ、明日はない。
個人でも不透明な今、変化を常として、成長・発展したい。

人生100年時代であり、誰を見て、どこに向かうかである。
時々お会いさせて頂いて、進路をご指導頂いている福田元総理や、先日お話をお伺いさせて頂いた現役プログラマーの若宮正子さん共に88才で、元気で イキイキとされており、年齢を感じない魅力的な人である。 何よりも幅広い会話ができ、時間を忘れてしまう。
同じ年齢でも、元気で活力があり、行動的な人。健康を害し病気と闘っている人。既に亡くなってしまった人など様々であるが、健康で時代と共に歩み続ける人でありたい。
その為には、常に変化しなければ、過去の人となってしまう。企業は革新力を、個人は変化力(成長力と言ってもよい)を持ち続けたい。
激動期は過去をベースに考えるとピンチであるが、未来志向であるとチャンスである。
そして革新や変化を楽しみたい。


2023-08-28

M-net 2023-08-28


 インドネシア展開 

日本や中国だけでなく、インドネシアで事業展開をStartした。
①高度人材育成 ②現地屋根工事事業 ③屋根施工技能実習生が当面の3本柱である。
担当責任者は、学卒新入社員で入社20年以上のベテラン、S君である。
屋根工事の営業所長やルーフマイスターの教育を担当してきた。
インドネシアでレベルの高い人や新しい環境や大きな夢など、目で見て肌で感じると顔が変わってくる。イキイキと笑顔である。チャンスや環境で人は変わると実感した。
(この写真はSkype会議の写真である)
これからのインドネシアの事業展開が楽しみである。

 TPO(Time Place Occasion) 

時と場所と場合によって、話題や服装を合わせなければならない。
自分勝手な話題や、その場の雰囲気、相手の顔などを総合的に判断して話を進めなければならない。
A君は真面目だが、勉強不足と今何が求められているか、残念ながらない。
自分の思っている事や考えている事を自然と出してしまい、その場をダメにしてしまう…。 目が2つ、よく見たり。耳が2つ、周りの意見をよく聞く事が少ない。自分中心である。
声なき声を聞いたり、見えないモノ(本質)を見る力があると、魅力的である。
別の言い方をすると目線である。
①まず社会がどうなっているかの社会目線を持つ
②相手が何を考えているか、求めているかの相手目線 
③会社や組織が今どんな状況で何を求めているか、必要かの会社目線
④ラストが自分の意見や考え方の自分目線である。

自分だけ、今だけ、自国だけでは、相手にされない。
時には、TPOを考えて、これを身につけて、魅力ある人となって欲しい。
もう一度会いたくなる人や、一緒に食事をしたい人を目指して。

 地図 

当社の日本国内や中国・アジアの事業所には、必ずアジア一体化の地図が貼ってある。人間は思っていても忘れてしまう。絵とか地図があると毎日見て頭の中に入り、実現できる。 
アジア一体化は、目前である。

2023-08-18

M-net 2023-08-18


 変化なし 

海外から来日する人と話をすると、「日本は変わっていない。変化が見えない…」と。
コロナ禍の原因もあるが、日本だけがコロナではなく世界は同じである。
変化がないという事は進歩・発展がないと同じであり、活力がないのに等しい。
企業も同じである。同じ事を繰り返していると、ジリ貧となってしまう。
個人も2,3年前と同じ事をしていると、自分では気が付かないが、 マンネリ化してしまい。成長や発展が止まって、人としての魅力が失われ、若くても老化してしまう。
夏休みは立ち止まって、自分目線ではなく、社会目線で、社会やアジア、日本、自社、そして自分を振り返ってみるチャンスであると思う。
忙しいとは心が亡くと書くので、忙しい時には考える事がなかなか出来ない。少し考えてみると、

アジア…激動している。特に中国は、課題もあるが魅力もある。
日本…インバウンドとアニメだけでは厳しい。新しい何かが欲しい。
南富士…国内の体制強化と中国での無形資産(知恵、人脈)活用ビジネス。そしてインドネア。
個人…少しでもChangeし、Chanceを掴み、Challengeしたい。

動くモノ、変化するモノや人は魅力ある。魅力ある国、組織、人でありたい。

 人を育てる 

多くの国や企業でも人を育ててこなかった事が、今大きな課題となっている。
苦しい時には生活で手一杯になってしまうが、少し生活に余裕ができても、その習慣から脱却できずに、目の前の事だけに生きていく。どこかでChangeしたり新しい血を入れないと変わりたくとも変われない。
しかし、教育は時間とお金がかかり効果が見えにくい。
腹を据えてかからなければならない。
いろいろな方からどう【人づくり】をしたらいいのか、質問が多くある。シンプルに5つ。

1. 環境…雰囲気。育つ環境をつくる。まず明るく。
2. リーダー…リーダーに夢や目標はあるか。相手を信じ、好きになる。上司としての魅力は?
3. チャンス…チャンスで人は成長。チャンスをつくる。失敗もチャンスの1つ。
4. 行動…言葉でなく、行動・実践で示す。見える化、絵の活用。行動すれば結果は出る。
5. 同じ土俵…自己中心はNo。素直で柔らかく挑戦できる人がBest。理念と価値観の共有。

色々あるが、要は本気で取り組む事が基本となる。そして自己満足の教育でなく、相手の事を真に思い、継続する事である。 力(こちらの能力や経済力)がないと、その場で終わってしまう。 自然界の種まきと同じである。種を蒔き、太陽の光と水を与えて初めて花が咲く。

 真の教養とは 

これを勉強すると仕事に役立つ、これを学ぶと生活に役立つ…のは、教養ではないと思う。
すぐには役立たない、歴史や文化など陳腐化しない知識を学び、自分の頭で考え、思考を深める事が真の教養と思う。
正解のない、世界を生き抜く力こそ、真の教養だと考える。


2023-08-08

M-net 2023-08-08


 南富士中国、若き頭脳が4名入社 

日本では3月卒業、4月入社であるが、世界では7月卒業、9月入社が一般的である。
素直で、頭が柔らかく、挑戦する4名の若い社員が当社上海事務所に入社した。
GMCの教育も受けているので、能力もありこれからの中国事業の核となってくれる人材である。頭脳を使ったソフトビジネスや、建材の中国全土展開など、新しい事業展開に大きな期待がかかる。
私の入社式の教育について、一人のTさんの感想を抜粋すると、
1. 広い視野と大きな夢を持つこと。国を越え、ビジネスと人づくりを実践
2. 実践の中で創造力を身につける
3. どんなに考えても行動しなければ空想で終わってしまう
パーフェクトなレポートである。これからが非常に楽しみである。
若い4人の新入社員に心より声援を送りたい。「期待しています」と。

 「今だけ、自分だけ、日本だけ」からの脱却を 

日本も豊かになり、「今だけ、自分だけ、日本だけ」となっている若者が多い。 
「苦労」という言葉も死後となっている。
今だけ・・・チョット先を考えたり、周りを見る事が求められる。現場、職人だけでなく一歩先を。
自分だけ・・・自分が良ければ、全てOK。自分の興味・関心のある事だけ。
自分にメリットがあるか否かだけでなく、少し相手や周りの事に目を向けたい。
日本だけ・・・平和な日本にいると、平和ボケしてしまう。3年後の日本は?視野を広げたい。
隣国中国の真の動きやインドネシア、ウクライナなど...
4年ぶりに中国に行ってビックリした事が
①名刺は使わない②現金は一切使用しない③入出国も全てスマホ、デジタル化④レストランも全てスマホで選択、注文、支払いである。
IT、デジタル化が凄い進んでいて、日本は20年位遅れていると実感。スマホがなければ生活が出来ない...。 一言で言うならすごい「変化」である。日本だけにいると感じないし、気づかない現実である。 「今だけ、自分だけ、日本だけ」からの脱却をし、自分を変化させたい。

 うなぎ賞 

南富士の夏の風物詩の1つとして「うなぎ賞」がある。
酷暑の中、屋外でしかも屋根の上で仕事をして頂いている。
これが南富士の本業の屋根工事である。冬には寒さの中での仕事である。
人が生きていく為になくてはならないものが「衣食住」であり、その1つの住の中で「生命と財産を守る」のが屋根、外壁である。 又どんなにIT化が進んでも、人に頼る仕事である。
厳しいい条件の中で汗を流して頂いている。
うなぎを食べてエネルギーの補給をしてください...。


2023-07-28

M-net 2023-07-28


 中国の魅力と課題 

日本国内は人口減と少子高齢化の中で、活路の1つに中国・アジアがある。
中国の魅力は、人口14億人で莫大な市場がある。
一例を挙げると、中国の3年のコンクリート使用量がアメリカの100年と同様である。
多様性があり、人材も多く、格差もあるが、それがエネルギーを生み出している。
課題は双循環といって、国際化(中国とアメリカ、日本)と国内が好循環となれば発展、成長する。
国際化は今順調とは言えないが、今こそ日中の人材育成等の展開の力が期待されている。
一例に、北京から100㎞のところに雄安新区というスマートシティの開発が、国家プロジェクトとして進んでいる。
1000年を考えた壮大なプロジェクトである。
エリアは40㎞×40㎞で、想像を超える。
近くに北京第三空港も開設している。雄安新区からも様々な相談が来ている。

 中国の二人の超TOPリーダー 

【Zさん】アメリカ(経営戦略。資金)。ヨーロッパ(センス、デザイン、大胆、優雅)。中近東(桁外れなオイルマネー)の長所を活用した世界戦略家。文化の差がビジネスの源であり、ビジネスの基本は信頼が原点。
しかし、今の中国にはハードは十分にあるが、人間力などのソフトが十分でない。 日中人材育成協会に期待する事が非常に大であるとの事。
【Cさん】自分一代で企業を興し上場させ、莫大な資金を得て、その資金で私立の技術系大学を100億元(日本円で2000億円)投入し、明年開校予定である。
徹底した合理主義で、会社は利益を上げてきた。 そして今大学を設立中であるが、知識中心で学生達に勉強させるとの事…。
残念な事であるが、学生達に人間力を学ばせない。 中国民営企業の成功者だけあって、他の意見は取り入れず我流で進んでいる。 しかし、大成功者である。

 蘭州大学に南富士人材育成基地開設 

中国の奥深い内陸のTOP大学に人材基地がStartする。
4つの事業①GMC ②学生工作室 ③奨学金支給生④様々な実習の4つである。
夏休み終了の9月Start予定。


2023-07-18

M-net 2023-07-18


 中国での本格的事業展開 

今年の経営方針である、「住、人、創」の方針に基づき、【住=外装工事。人=人材育成。創=知的ビジネス】の3本柱で、中国で事業展開している。 右の写真は、上海事務所の入り口の看板です。 3年に及ぶコロナからの脱却で、人を育て事業を興し、新しい事業に挑戦です。
 

 アジア一体化 

7月8日、日本政府主催のアセアン元日本留学生評議会(ASCOJA27)のインドネシア大会で講演を依頼され、【人づくりアジアで48年】というテーマで話をさせて頂いた。 参加国は、インドネシア、マレーシア、シンガポール、タイ、ベトナム、フィリピンカンボジア、ラオス、ミャンマー、ブルネイの10ヶ国200人。大盛会であった。

 Roof Meister 23期 

写真を見れば、言葉や説明不要である。 活気がある3人の成長を期待している。 教育方法もチェンジし、理論よりも実践中心に移行した。 Change(変化)する事が時代を乗り越えるキーワードである。 やり方も、人も…。