2017-10-28

M-net 2017-10-28


竹中平蔵セミナー in Vietnam

 大学改革の一環として、ベトナムのTOP大学FTU(ハノイ貿易大学)で竹中先生に講演をお願いした。
1019()に午前中は学生300名に、午後は大学の教授や企業経営者を対象に「日本経済の展望とASEANへの影響」と題して200名の方々にお話し頂いた。
学生には直接英語で、先生や企業経営者には日本語と同時通訳でベトナム語で。
日本大使館やJETROの皆様にも御協力頂いた。多くの学生や先生方、企業経営者の方々に感銘と感動とエネルギーを与えて頂いた。

先生にお礼を言うと「ベトナムの若い学生達の目の輝きはこちらがエネルギーを頂きこんな素晴しい出会いに感謝しており、こちらがお礼を言いたい。来年も又お伺いしたい」との事。
目の輝きは何ものにも変えがたい
帰国の朝も予定外に再び学生達とディスカッションをして頂いた。
夜は西陽子さんに琴コンサートと盛りだくさん。
竹中先生、西陽子さん共にボランティアでご参加頂いた。


 Management Leader


 先日台風21号が日本列島を横断し、雨よりも風が強く吹き荒れた。
月曜日の朝礼のあと社員のI君が見当らない…。一時間後に会った。「どこにいたのですか?」と質問すると「Y顧問から旧本社の建物、倉庫が台風で被害にあっているかもしれないからすぐ見て来てくれ…」と出掛けていた。
被害はなかったが、Y顧問は難病で五体不満足で歩くこともできない…。こんな身体なのに自分の事だけでなく、周りや会社、相手の事を気づかってくれている。感謝で言葉にならない。こんな素晴しい「マネージメントリーダー」が南富士の基盤をつくってくれた。
自己中心的でまわりを一切見ないで「自分の事」「自分の家族」の事だけしか考えられない人が多い中で、Y顧問を誇りに思い、尊敬し、少しでも健康になって欲しいと心から思う。

こんな「経営リーダー」を社内で、そしてアジアで育てていきたい。


2017-10-18

M-net 2017-10-18


GMC. V8 ベトナムでスタート

 ベトナムのGMC8期生が10月16日からスタートした。選ばれた若き有能人財で3ヵ月の特別研修が始まる。
 「人間力」「管理力」「創造力」を学び実践的なリーダーとなって行く。GMCは今まで12年の実績で日本、アジア、中国の各地でトップとして、工場長として、リーダーとしてさまざまな企業・組織で活躍している。
 授業や研修は英語で行い、アジアのどの地域でもマネジメントが出来るリーダーづくりを行っている。
 彼らが成長する事を心より願っている。


リーダー育成

 さまざまな場所、方法でリーダーを育てている。しかしなかなか上手く行かない。
 どうしたら良いのか?色々と考えてみた。

 ①リーダー育成は教育よりも環境が一番。教えれば指示や答えを待っている。
   一人の人に1つの仕事でなく、3つ位の仕事を同時にやってもらうと、時間の使い方やスピ
   ード対応など良い結果が期待できるし成長もして行く。
   一ヶ所だけに長く居るとマンネリ化し頭も身体も使わなくなり没である…。つまりワンパター
   ン化。
   環境を変え、意識を変え、行動を変えると成長して行く可能性は大である。
   常々思い、言っている。「環境5」「天性3」「教育2」が人の成長の原点であると。厳しい環
   境に身を置いてみるのも一案である。

 ②食とモノの充足がリーダー不足を招く。
   十分な食べ物とモノが溢れている社会ではリーダーも不要であり、日々の満足で一日が
   一生が終わってしまう。「生活が苦しい」「いっぱい欲しいモノがある」社会ではそれを得
   ようとして目標を持ち、努力もする。豊かな社会の中でリーダーを育てるのは「至難の業」
   である。
   充足している社会の中で、生活の中で何か「社会で困っていること」を見つけ、ポケット
   マネーを出したり、休日に社会貢献してみるのも一案である。「何かを捨てたり」「種まき
   をしたり」「新しい事に挑戦する」事で、新しい発見や気づき・チャンスがあり、この行動が
   新しいリーダーを生んで行く。

 ③失敗を最高の教科書に変える。
   私もよく失敗をするが、誰にでも失敗はある。失敗を失敗で終わらせるのではなく、その
   失敗を最高の教科書にできればベストであり、人間としてもリーダーとしても成長し、より
   魅力も出る。

 さまざまな方法でリーダーを育てたいと思っている。教える事や教育だけではないとつくづく思う。

2017-10-08

M-net 2017-10-08


南富士の基本
  


教育は花が咲く

① GMCを中国でスタートしたのが、2005年で早12年経つ。
  第一期生にZ君がいる。日本の代表的家電メーカーS社に入社し、現地工場の副工場長を経て、今年10月に日本の本社のグローバル人事部に出向してきた。
  親会社から子会社への出向はあっても、子会社から親会社への出向はあまり聞かない。優秀な人材である事が分かる。
  彼は、「南富士(GMC)に非常に感謝している」と話してくれ、これからの彼の成長に期待し、人材育成で何か一緒に出来ればと思っている。

② ベトナムGMCCong君が日本のH社の社長と共に東京本部に挨拶に見えた。
  私は彼に「日本とベトナム」の一番の違いは何ですか?と質問した。
5ヶ月日本にいて、ベトナム人は「考えが浅い」「幅が狭い」「あまり考えない」と思い、もっと勉強しなければとつくづく思った・・・。そして改めて、GMCで教育を受けた「よく聞く」「よく見る」「よく考える」が大切だと実感している。GMCの目と耳と頭のトレーニングがすべての基本だと再認識した・・・との事。 成長して下さい。

③ Meisterにどうしても会ってみたいと、名古屋からY社の3人が三島本社にお見えになった。三島営業所のドアン君に対応して頂いた。
  ドアン君は日本語もでき、パーフェクトに話をしてくれた。その時、隣にいた上司の七里君にドアン君の様子(働きぶり)を聞いてきた。
  所長の七里君は、上記の南富士の基本を10/210/3と聞いていたので、「経営と人づくり」を完全にマスターしており、Y社の3名に完璧な対応をしてくれた。日頃の教育が、どこでも、いつでも役立つことを実感した。

 実例3件は、105日の話であり、人を育てる事は必ず花が咲くと確信した。
時間とお金はかかるし失敗もあるが、「人づくり」と「ビジネス」を両立させていきたい。