2008-12-28

M-net 2008-12-28

Mact忘、新年会

Mactも会社設立から満4年が経ち、新たに第5期が2009年1月からスタートする。
12月27日(土)第4期の実績と第5期の新方針が発表された。併せて、遠く離れた社員達が一堂に集まり、忘年会と新年会が武漢で行われた。参加者は総勢67名(30代が1名、あとは全員20代)であった。あいさつ、ゲーム、歌、クイズ、・・・ストリートダンスまで披露され、楽しいひと時であった。列車で12時間も15時間もかけてやってくる社員もいる。疲れを忘れてしまうような盛り上った忘、新年会であった。企画をした総務二人はいろいろと苦労されたと思うが、ご苦労様でした。
サブプライム(津波)不況下であるが、全社員の力を結集し、ピンチをチャンスに変え成長するMactである事を期待している。



リーダー差

所用があり、3つの大学を1日で回った。

A大学・・・準備万端で主任教授が元気ハツラツ、いきいきとしている。
      声も大きくハリがある。学生達も元気で目が輝いているし、
      気持ちのいい学生達が多い。

B大学・・・何の準備もなく、行き当たりバッタリ。主任教授は気力も迫力もない。
 心なしか学生達もバラバラで、期待が持てない。


 C大学・・・トップ自ら決断し、全校で動いている。寒い夜の7時からというのに満席、
       立ち席で話を聞いている。400~500名の学生達は、途中一人の退席もな
       く、こちらが感動してしまった。
 ただ、暖房がなく寒すぎて、途中話を中断しトイレに行く事になってしまっ
 た・・・・すると、私がトイレに行っている間、通訳のCさんが「杉山社長は
 今日一日で3つの大学を回って中国の若い学生達の為に指導してくれ
 ています・・・」と気をきかせて話をしてくれたようで、ラストは最高に盛り
 上がって終了した。終わって夜の9時である。

リーダーの考え方、取り組み方で結果は全然違ってしまう。
企業でも、営業所でも要はトップ次第である。上司を見て部下は育ち、部下は上司の鏡である。



カード生活から現金生活

アメリカから知人がやって来た。
今までアメリカでは一人で5枚以上のカードを持ち、カード生活であった。しかし、今回のサブプライム問題に端を発し、現金生活を指導しているとの事。
現金の80%で生活し、10%は預金、10%は社会貢献や教会に寄付する生活を。そして、家庭の過剰消費をSTOPさせようとしているとの事。生活も仕事も、生き方も見直しの時である。

2008-12-18

M-net 2008-12-18

情報格差

先週、中国をまわっていてビックリした事が3つある。

1.情報のある所と情報の全くない所では大きな格差が生まれている。
2.同じ情報を聞いても、反応のある人とない人では大きな格差が出る。
3.情報にどう対応したら良いか、なかなか回答が見つからない場合…

① 中国の東北地方や内陸部では、今回の金融パニックについて全く情報がない。あるいは、情報があるのに気づいていないのかも知れない。又は、私達には関係ないと思っているのか…。
   しかし北京では全然違う。多くの知識人、市民が関心を持っている。
情報格差を実感した。
情報がない事にはすべてに於いて対応が出来ない。
② ある大学で学生部長と大学のトップに同じ話をした。「目前に迫った金融津波対応策」という内容の講演を北京の清華大学でやります、と。
学生部長は反応ゼロ。大学のトップはその話を聞くや否や即「私達の大学でも12月に講演してほしい。お願いします。」と言い、携帯電話を取り出しその場で大学事務局に指示をする。ものすごく早い決断とスピーディーな対応力である。問題意識を持っているか否かである。この大学のトップは今回の金融津波の情報と危機意識を持っていたのだろう。
③ 私も当社も、昨年アメリカで起きたサブプライムローンに端を発した金融津波に本当のところどう対応したらいいのか分からない…。(当社の対応は前回のM-net2008-12-08号に記載)
   そんな折、中国のトップ大学である清華大学から講演の依頼がきた。「迫り来る金融津波への対応策について」…難しいテーマで講演のしようがないが、自社でやっている事を中心に話をした。
     1.世界では
     2.サブプライムローン(金融危機)とは
     3.南富士の戦略的対応
     4.対策 …

   要はMoneyCapitalからHumanCapitalに、お金中心から人が中心へと変わっていく…と話した。
   結局、大学の先生方もこの問題についてどう捉えどう対応したら良いのか分からないので、経営者の話を聞いて勉強しようという企画であった。
講演は教授たちに大変好評で、終了後、「よく解かりました。ありがとうございました。」と何人もの人からお礼の言葉をいただき、記念写真まで依頼された。
自分達が分からない事は、分かりそうな人から話を聞いて勉強する。それもタイムリーに。
さすが清華大学である。

「情報化時代」とか、企業は「人・モノ・金・情報」だとか言われているが、もう一度「情報」とは何か考えてみたい。情報は待っていても入ってこない。ネットワークや人脈、時にはお金、又時間も費やさなければ活きた情報は得られない。
そしてその情報を、仕事や生活にどう活かすかである。

2008-12-08

M-net 2008-12-08



津波対応策

昨年アメリカで起きたサブプライムローンの破綻に端を発した世界同時不況の津波がおしよせて来
ている。大きすぎてどう対応したら良いかよく分からない…。しかしそうは言っても、自分たちで出来る事は即実行しなければならない。私は出来る事からやっているが、まとめてみると次の4つである。

① 攻める。 営業力の強化…
② 守る。 コストダウン。収益力UP…
③ 頭脳を使った新規事業。 資源開発…
④ 教育。 意識改革や自覚、自分達のスキルUP…

この4つが正しいかどうか分からないが、つまる所「人」である。人材こそが宝であり、最大の資源である。目には見えないが、この人材の差が勝負を決めてしまう。従来の価値観や固定概念でなく、新しい時代に対応できるソフトな人材である。
自分と自分の周りも一度見直し、「攻める事は何か」 「守るものは何か」 「頭を使って1つでも新しい事に挑戦するものは…」 「古い知識を捨て、受け入れるべき新しい知恵は…」
そして「大きなピンチ」は「大きなチャンス」でもある。


プロジェクト達成

さまざまなプロジェクトを考え、スタートし、目的を達成していかなければならない。
先日Aさんと話した時、「Aさんはどうして短期的に目的を達成できるのですか?」との問いに、

① まず明確な目標をたてる。そして必ずこの目標を達成させる。
② どんな事があってもあきらめない。
③ NOと言われてからが本当のスタート。
④ 相手の心を動かす為に、小さな行動を積みかさねていく。

この4つで目的を達成するとの事である。当たり前と言えば当たり前であるが、これを実行し続け、良い結果を出すには強い信念がなくてはできない。プロジェクトは最小のコストで、最も短い期間で、顧客(依頼者)の満足を得ることである。
少し付け加えるなら、

① 目標を達成するための計画が細かすぎると、行動が計画に縛られて動きが悪くなってしまう。
大まかな計画、大胆かつ細心の行動がベストである。そして目的と手段をはっきりさせる。 
② あきらめた時は考える事がSTOPしてしまう。20回は挑戦したい…というのが、あきらめないすごさを感じさせる。
③ NOがスタートとはすばらしい。YESに持っていく為には誰をどう攻めたら良いのかがポイント。
④ 頭脳は飛躍的には発展、成長しないが、行動は今から即出来る。やはり行動(何をしたか)がポイントである。そして結果をA4用紙1枚にまとめ、成長の記録として残し、人間としても大きくなる事を期待している。

同じ事の繰り返しだけでなく、何か1つ新しい事に挑戦してみては…と思う。