2009年12月28日月曜日

M-net 2009-12-28

中国で学ぶ日本語

日本語は日本で勉強するのがベスト・・・?と思うのが普通である。
先日、私が客員教授をしている中国トップ大学・清華大学での話。
外語学院日本語学科では昨年より、中国人ではない外国人が中国で日本語を学ぶコースを作り、非常に好評だとの事。外国人学生のほとんどは韓国人。設立の目的は3つ。
①日本留学では生活費、学費が非常に高く、勉強というよりアルバイト中心になってしまう。
中国の北京では1/5~1/10の費用で済む。
②中国で勉強すると、日本語と日本文化だけでなく、中国語と中国文化も学ぶ事ができダブル学位となり、日本語・中国語・韓国語の3カ国語ができる人材となる。
③卒業後のチャンスが多く、非常に有利。
「日本語を中国で学ぶ」という、にわかには信じがたい話であるが、「日本語は日本で学ぶ」という固定概念を破ってしまった・・・。すごい実話である。
柔軟発想とそれを具現化する実行力が求められている今、考えさせられてしまう話である。


教頭先生の勉強会

先日、某県の教育委員会から、高等学校の教頭先生3名が当社に勉強に来た。
「教員・職員・高校生のモチベーションをいかにアップするか」というテーマである。
教頭とは、学校長の下にいて次の校長となる幹部である。教師のリーダーであるプロの先生に何を話したらいいのか・・・?
「教育」のうち、「教」は学校で、「育」は社会や実業でと話した。小学校・中学校・高校・大学の中で一番勉強するのが高校時代であり、この最も勉強する時期(16~18才)に基礎力を身に付けさせてほしいと話した。基礎力とは
①人の話をよく聞く、つまり「2つの耳をつかって聞く力」
②文章を読む力、つまり「本質を読む力」
③目の前だけを見るのではなく、「2つの目をつかって、周囲や先を見る眼力」
④口はひとつなので多弁でなくてもOK
⑤この耳と目をつかって得たものを「頭をつかって組み立てる力」
この5つをしっかり身に付けさせていただければ、何も言う事がありません・・・と結んだ。


行動で評価される

先日、某TV局が取材に来た。予定よりも早く着いた。
すると、「南富士さんはすごい会社だ・・・」と言う。なにがすごいか質問してみた。
「朝から大掃除かと思うくらい、玄関の窓を拭いている・・・」「事務所の中では全員で掃除している…」こんな会社を見た事がない・・・。社員教育をしていると言っている会社は多いが、実際にそれを行動している会社だ・・・。社員のみなさんのおかげですばらしいTV取材が今、行われている。


2009年12月18日金曜日

M-net 2009-12-18

結果

同じ仕事をしていても、よい結果を出す所と悪い結果で終わってしまう所がある。
なぜだろう…?次のようにまとめてみた。

◎良い結果・・・良いシステム。良い工夫。明確な目標。スピーディー。
●悪い結果・・・悪いやり方。工夫なし。目先の対応。社会変化に対応できない。

そしてもうひとつ、大切な事がある。それはその部門の「リーダーの差」である。
トップが現状をどう捉え、どうしたいのかを明確に表示し、自らが範を示す事がもっとも大切である。
「強いリーダー」が不可欠である事がはっきりした。
総論や一般論だけではどうしようもない。具体的に数値を示し、みんなをまとめ、一緒に行動してはじめて良い結果が出ている。
今は平時ではなく激動期である。リーダーや幹部が「たくましく」「したたか」に考え、行動してはじめて勝つ事ができる。「リーダーの質」が問われている。
リーダーが状況の変化を知らず、もしくは知っていても何も行動に移さずに、従来と同じ方法で一所懸命やる事が一番恐ろしい。
すべてが「結果」であり、その結果は「リーダー(トップ・責任者)」が握っている。


草食動物・肉食動物・雑食動物

この頃思う事がある。
草食動物的な人が多い。別に悪い事ではないが・・・。
草食動物とは草を食べる。うさぎ・馬・羊・牛などである。
肉食動物とは動物の肉を食べる。ライオン・トラ・・・。
動物は食べ物によって性格も変わってくる。
草食動物はおだやかで、他と争わず、けんかもしない。
仕事をしていく中で相手と戦う事や、相手と争う事も多いビジネスの世界において、草食的な人間だけでは戦う以前に負けてしまう。あるものだけを食べる草食動物と、獲物を捕らえなければ生きていけない肉食動物の差はあるが、せめて雑食(時に草食、時に肉食)動物であってほしい。
生活が豊かになり、子どもが少なく(兄弟で争う事もなく)、親のあたたかい視線を一身に受け、何不自由なく生きてきた人が多くなってきた証拠でもある。
私は草食的な人によく話す事がある。「今だけを見ないで、少し先(5年、10年先)の自分を考えてみて下さい」と。
また、さまざまな教育(教える事でなく、チャンスを与える事)によって自ら気づかせると、人は変化していく。無知から「知」(知る・知識・知恵)に移行する事は、人間にとって成長の原点であると思う。知の大切さを改めて感じた。
「時にやさしく」「時にたくましく」生きていきたい。

2009年12月8日火曜日

M-net 2009-12-08

高齢化時代

日本も本格的な高齢化社会がやってきた。
10年後は中国も日本以上の高齢化社会が到来する。
先日、知人のEさんが理事長(経営者)を務める高齢者福祉施設を見させていただいた(5施設中2施設)。
まず、健康な人の入居する老人ホーム(もちろん有料である)を見学させていただいた。セキュリティは完璧、眺望のよい大浴場、食堂も全員が一度に食事できるゆとりあるスペース、行き届いたサービス、ゴミひとつない廊下や出入口、集会場…。夫婦の二人部屋と独身一人部屋で、もちろんバス・トイレつき。一人の女性の部屋を見させていただいたところ、絵が趣味で、来年個展を開催するとの事で50枚以上のパステル画が部屋いっぱいにあり、何より彼女の目が輝いていた。「ここの生活に満足しています。プライベートとコミュニティのバランスが良く、楽しい生活です。」
建物や設備のハードと、運営のノウハウのソフトがうまくマッチしている。そして入居費・生活費がすごく安くて又々ビックリ…。トップのEさんの先見力、気配り、経営管理力など、リーダーの力量がすべてを決めていると実感した。


上記施設から歩いて5分くらいのところに、病気になった人や動けなくなった人のための特別養護施設が建てられている。施設の1Fは、軽度の障害はあるが自分の事は自分でできる人たちが生活している。車イスの人が多く、大勢のヘルパーさん達が彼らを助けている。2Fには重度の障害を持つ人や寝たきりの人が入居している。全員、一人では生活できない人達であり、1Fにもまして多くのヘルパーさんたちが忙しく働いている。最初に訪れた老人ホームとは違い、この施設の中は独特の雰囲気である。そして、老人ホームで身体の障害が出てきた場合、この特別養護施設に入所する事が可能である。
二つの施設に共通するのは、入居者の80%が女性であり、入居者は合計で500人位である。
人の一生は誰もが予測できない。長生きするのか?いくつまで生きるのか?健康のまま一生を終えるのか?あるいは病気になってしまうのか…?
しかし、Eさんの運営する完璧なまでの施設がある事は、高齢化社会の到来した今の日本で将来に対する安心感を与えてくれた。さらに、ここで働くヘルパーさん達の、明るい笑顔とあいさつ「こんにちは」、そして献身的なサービスには心を打たれた。

2009年11月28日土曜日

M-net 2009-11-28

GMC13期 スタート

GMC(Global Management College)が、今年度もスタートした。
2005年7月に第1期生がスタートし、今年で満4年である。
南は広州市の華南理工大学や四川省の四川大学、西安市の西安交通大学、武漢の武漢大学や華中科技大学など、全国各地から選ばれた学生が集った。
目先の給与や条件だけでなく、10年先を見据えた人材づくりを目指して、「人間力」「管理力」「創造力」を学び、若きリーダーを短期で育てていく。
午前中は学生気分が抜けない雰囲気であったが、午後になると目が輝き、頼もしい限りであった。彼らの成長を大いに期待したい。


中国・交通銀行にて幹部特別教育

中国5大銀行(工商銀行・建設銀行・中国銀行・農業銀行・交通銀行)のひとつ、交通銀行にて湖北省の最高幹部35名の特別教育を行った。参加者は総経理以下、部長以上の幹部社員で、11月23日夜18:30~21時近くまで、熱気のこもった勉強会であった。その内容は以下の通りである。

1.管理者に求められる6つの能力 「夢」「チャンス」「新しい出会い」…
2.リーダー本質論
3.良い結果を出すリーダーの5S 「Subject」「Simple」「Speed」…
4.成長する人材 「素直な心」・「柔らかい頭脳」・「挑戦力」
5.今、世界で求められているもの…「攻」・「守」・「頭脳」・「教育」

トップの江総経理の“教育は生産である”という基本的な考えと、私の人づくりが一致し、活発な質問も多く有意義な2時間超であった。
帰り際、「中国では、企業には金がないが政府がどんどん投資している。それが企業にまわり、昨日より今日の方が、今日よりは明日の方が成長している。資金も毎日どんどん伸びている…」との事。
「すごい」と言うか、「恐ろしい」と感じた。


24h 眠らない都市・上海

中国内陸部の発展はすさまじいが、沿海部上海市もまたすごい。
日本のコンビニ「セブンイレブン」「ローソン」「ファミリーマート」などは24hフル稼働。ベーカリー、コーヒーショップも24hオープンしている。
また、「ユニクロ」はファッションを売りモノに大盛況。地下鉄は12路線、
早朝より深夜まで動いている。
24hは8時間労働の3倍である。つまり上海は日本の3倍ものスピードで成長していることになる…。刺激の連続である。


2009年11月18日水曜日

M-net 2011-11-18

理解と納得

K社の海外プロジェクトを企画立案し、提案した。2週間前である。
しかし、その後反応がないので、追加報告を兼ねて改めて訪問させていただいた。S社長以下役員3名が出席してくださり、報告書に基づいてお話をさせていただいた。
報告が終わり、「社長、今回の調査報告は満足していただけましたか?」 という私の質問に対し、
S社長は 「理解はしたが、納得し結論を出すまでには至らない…」 との事。
納得して決断するには、イメージや体感できないとダメである事に気づいた。
そこで私はS社長に 「現地へ行ってください。案内します。インフルエンザにかかってしばらく会社を休んだと思って、4~5日お願いします。」
S社長、「それはそうですね。現地を見なければダメですね…」。近々、現地に行っていただくことになった。
「理解」 … データや資料などから“頭”で分かる事である。
「納得」 … 実感や体感、自分の目で見たり感じて“体得”する事である。
大きな判断を下す時は、特にこの「納得」までもっていかなければ、時間だけが長引いてしまう。


立場による目標・目的の違い

上記K社でのディスカッションにて

・工場長、生産部長  …… 海外に進出して投資した工場がうまく軌道に乗ることが
                  すべてでありその一点に集中。
・社長、トップ …………… 投資の目的は工場であるが、それだけでなく、投資した
                  事により新しい情報が入ってきたり、ビジネスチャンスが
                  生まれるなら、工場の事だけにこだわらない。

立場によって投資の目的が、それだけだったり、それ以外を期待していたり…と全く異なる。

誰と話すか、交渉するかによって内容や展望が全然違ってくる。


服装と数字

A営業所を突然訪問した。
責任者の服装がひどい…。あわせて倉庫の中も整理整頓ができていない。
注意をしたが、今ひとつ納得していない。全く気づかないと言っていい。

しばらくしてA営業所の営業成績(実績)が出た。服装と同じで…。
上司の気が緩むと部下も管理も目の前の事だけになってしまい、結果も同一である。
身なり(服装)と数字(結果)は連動している。今一度、身なりを見直したい。


2009年11月8日日曜日

M-net 2009-11-08

インフルエンザ

今、世界でインフルエンザが大流行している。もちろん日本でも大流行である。
当社の営業所でも、家族がインフルエンザにかかって休んでいる社員が多数いる。
先日、医師と話した際、「不要不急の人は外出を控えてほしい…」と言っていた。「予防するには、マスク・手洗い・うがいなどをこまめに行うほかない…」。
不況もインフルエンザも、一度発生すると世界同時である。あまり歓迎しない国際化である。
免疫力を高めるために、栄養バランスの良い食事をとる事や、十分な睡眠が必要である。
いずれにしても健康が第一、まず心身ともに健康でなければすべてが始まらない。


不況に負けない

現在、中国を除く全世界が不況である。
有名コンサルタントの話を聞く機会があり、ラストの質疑応答で質問をさせていただいた。「不況、不況というが、どうしたらいいですか?」
講師曰く、「ガッツのある企業は負けない」との事。
ガッツとは「エネルギーがある」「パワーがある」「士気が高い」「モチベーションが高い」「意欲がある」などで、要は“人の差”である。リーダーや担当者のモチベーションが高ければ、それらが低い企業や人には負けない。
私はつねづね言っている。不況や、うまくいかないスパイラルに入ってしまった時の対応として、

1.付き合う人を変える …… 不況不況と言う人といるだけで暗くなる。もっと明るい人と
                  付き合う。
2.時間の使い方を思い切って変える …… 1日24時間。この使い方を変える事で
                           何かが見えてくる。
3.逃げ場を作らない …… 誰しも苦しくなるとどうしても楽な道を選びたくなる。
                 退路を断つ。

の3つを即時実行である。
座していてもダメである。出会いを求めて挑戦・実行である。


イベントに参加して

今、各地でさまざまなイベントが開催されている。
中国上海にて「日本食品展示商談会」、東京で「中国(広東)日本経済技術貿易分作交流会」というイベントがあり、当社も参加したがあまりパッとしなかった。
振り返って考えてみると、活況な企業は参加していない。今の仕事で手一杯である。
どの参加企業も何かを求めてきているのだが、実際に足を運び出席する人には決定権がない。どちらかというと暇な人が多いように見える。どんなに数が多くても中身は薄い…。
主体性を持ったイベント主催者か、メインゲストでなければ目的は達成されないし、疲れだけが残る。
何をするにも、相手をうまく活用して結果を求めるのではなく、責任を持った主体性やコツコツと一歩一歩積み上げていく努力が必要である…と思った。

2009年10月28日水曜日

M-net 2009-10-28


内モンゴル・エコ(緑色)シルバータウン

M-net9月28日号に続いて、内モンゴルの話である。
先日、再び内モンゴルを訪ねた。巨大プロジェクト開発会社の幹部教育のためである。 50人ほどの幹部社員に3時間話をした。この鑫海(シーハイ)集団は、地元の不動産・建築土木・金融の3つの事業を営んでいる会社である。
特に今回は「老人向け最高級住居」を作り、中国で初めての5つ星エコ(緑色)プロジェクトを完成させたいとの事で、事業や工事が進んでいる。来年の9月には150~200人の入居を始めるという、すごいスピードである。中国NO.1の老人向け不動産会社として特徴ある企業づくりを目指し、今回は5年間で15億元(約200億円)、2000人の老人タウンを計画、進行している。
当社もこのプロジェクトに、3つの面でタイアップしていく。
1.老人ホームのソフト面とその人材づくり
2.企業全体や事業全体を管理する高度幹部人材の紹介
3.建物の屋根(雨漏り対策)施工管理システムの提供、指導
…などである。楽しみなプロジェクトである。



GOLF

中国ビジネスの件で、とあるゴルフショップを訪問した。
日本には2500のゴルフ場がある一方、日本の25倍の面積をもつ中国にはゴルフ場が400しかないとの事。今はまだ一部の人しかやっていないゴルフだが、将来は無限の可能性がある… しかし今、ゴルフショップの経営は厳しい。
「ところで杉山さん、ゴルフはいかがですか?」との質問。 私は即座に「忙しくてゴルフをやっている暇がないんです…」。 彼は私に「暇がないのではなく、ゴルフに興味がないのですね…。興味があれば、まず日程にゴルフを入れて、次に他の予定を入れていくと思います…」
なるほど、“すべては興味”なのかもしれない。

2009年10月18日日曜日

M-net 2009-10-18

プロジェクト

今、様々なプロジェクトを日本や中国、アジアで行っている。
大きなものもあれば、小さなものもある。難しいものや簡単にできるものなど様々である。

まず、プロジェクトを成功させる為に欠かせないのが、「人(人材)」である。
どうやってそのプロジェクトの中心となる人を見つけるか?経験や知識、年齢や男女ではない。私は「目の輝き」がポイントだと思う。夢(目標)や情熱のない死んだ目ではダメである。「目は口以上にモノを言う。」

次に「スピード」が大切である。アッという間に1つのステップが完了していると皆がビックリし、納得してくれる。時間との戦いである。日頃からスピード感を持っていないと、その場になってからでは遅いし、間に合わない。

3番目が「数値」である。目標や結果を数字で表す事。頑張った、努力した、一所懸命やった等の個人差のあるものや自己満足ではプロジェクトは成功しない。

ラストがプロジェクトチームだけでは限界がある。リーダーに多くの人を巻き込む「コミュニケーション」能力がないと広がりがない。人は説得では動かないが納得すれば動く。納得の一番は行動である。多くの人が言葉でなく、行動を見ている・・・。行動で範を示す事である。
改めて、今求められているものは「柔らかい発想」と「失敗を恐れない行動、挑戦力」であるように思える。プロジェクトが成功し、担当している1人1人がその成功によって自信を
持てたら最高である。チャンスにトライ(挑戦)!である。

そして、プロジェクトの良い点の1つに、そのプロジェクトの目的が達成されたら解散する事が出来る。又、良ければそのまま継続しても良い・・・。どうしても1つ組織が出来てしまうと、それに縛られたり組織を守ろうとするので硬直化してしまう。激動の時は対応が遅れてしまい、機能が発揮されないし、逆にマイナスになる事の方が多い。
環境の変化が激しい時は、フレキシブルに対応できるプロジェクトがベストであると思う。固定概念や過去の栄光、長年の勤務にこだわる人にとってはあまり喜ばれない場合が多いが、要はトップの決断1つである。
従来の組織と新しいプロジェクトを並行して行う事によって、お互いが刺激となり大きな成果を得る事もある。又、効率的でない組織の解体もあり得る。
今、具体的にどんなプロジェクトがあるかと言うと、新規事業P。企業再建P。資金回収P。人材教育P・・・。時代は「所有から活用」の時代に変わってきた。その1つがプロジェクトである。


2009年10月8日木曜日

M-net 2009-10-08

新聞の切り抜き

学生のDさんに新聞や雑誌の切り抜きを依頼した。必要な情報を収集する為である。
持ってきてもらって「ビックリ・・・。」自分の興味や関心のある記事だけである。自己中心であり、依頼者(私)が何を求めているのか、何の為にこの事をやるのかが全く分かっていない。
人に何かを依頼されたり指示を受けた時、何の為か、いつまでかを考えて開始したい。表面的な事だけを鵜呑みにして行動を起こしても目的とズレてしまう。注意をされたり、叱られた時も同じである。その事だけでなく、「なぜ」(本質)と「ではどうするか」(いかに)に気づけば同じ失敗は二度と起こらない。
日頃から表面的な事だけに注目するのではなく、その裏や本質を見抜く目を養いたい。


ダメな組織

世の中には色々な組織がある。今、ある組織改革に取り組んでいる。左下の図である。



縦(命令・指示)はかろうじて動いているが、横のコミュニケーションは0である。他の部署が何をして、どうなっているか?関心も無ければ興味も持たない。そしてTOPがいなければ指示も出ないし、何も動けない。従来と同じ事をただ繰り返すだけである。
今取組んでいる改革は、右上図のようにTOPがいて大きな方針を出し、その意図をよく理解でき、具体化できるTOP代行者(専務、常務や事務局長)が必要である。
一方、下からの情報や要望を汲み上げて必要な情報をTOPに伝える人が必要である。どんなに優秀なTOPでも一人では限界がある。
そして次が幹部やリーダー同士の横の機能、情報交換が大切である。(電気でも縦横に電流が流れていればどこでも必要な時に電気を使える。)これが機能していないと組織は硬直化しギスギスしてしまい、自分の事だけ、自部門の事だけで、他に対する配慮や全体としてどう動くかに無関心になってしまう。今回のような世界同時不況時に組織として機能しなくなってしまう。バラバラでまとまりがなく、組織として一つの力にならない。そして最も大切な事が、組織はすぐ変えられるが人の意識を変える事はなかなか難しい。どうしても教育(幹部教育、社員教育)と機能しない組織に替わって若い人中心のプロジェクトチームが必要となる。


2009年9月28日月曜日

M-net 2009-09-28

経済成長率 年30%

中国の内陸に内モンゴル自治区がある。面積は日本より広い。
モンゴルと言えば、草原・砂漠・モンゴルパオ(ゲル)…というイメージである。
先日、中国の清華大学R教授に、「どうしても内モンゴルのアルドス市に行ってほしい」と強く依頼され、何とか日程をやりくりして行く事にした。
さて、アルドスに着いてビックリ。高層ビル群、道路は片側2車線の4車線。走る車はベンツやアウディなどの高級車、それにトヨタや日産の新型車が少し。軽自動車は1台もお目にかからなかった。
地元の政府や経営者に話を聞くと、1年間の経済成長率は30%、上海以上の所得があるという…。
5年間で一変してしまったとの事。
内モンゴルには地下資源が豊富に眠っている。石炭や天然ガス…。
日本を始め、アメリカやヨーロッパでは、マイナスの経済成長率で苦しんでいる。そんな世の中で経済成長率30%は信じがたい。しかし現実は上記の通りであり、活況そのものである。



訪問の目的は、このアルドスの地に5年間で2000人のニュータウンを作るプロジェクトに参加し、意見を言ってほしいとの事であった。(訪問して初めて分かった事であり、ちょうどその日が着工式であった。)
このビッグプロジェクトがすごい。「緑色養老住宅街」―つまり、環境にやさしい、老人が住める街づくりである。基本コンセプトは8つ。①太陽光 ②風力 ③雨水及び下水の再利用 ④地下水 ⑤省エネ住宅 ⑥ゴミの有効活用 ⑦環境に配慮した商品を使用 ⑧循環型社会づくり
…まだスタートしたばかりであるが、楽しみな大型環境対応ビジネスである。

頭脳・再集結

当社の中国・武漢事務所に久しぶりに行った。すると二人のGMC卒業生が戻っていた。
大型プロジェクトを担当したX君(GMC3期生)、大手日系企業の工場で働いていたW君(GMC4期生)である。二人とも頭脳と心と、ずば抜けた行動力の3つを持ち合わせている。
人材が充実する事で、事業のスピードアップなど期待が持てる。
戻りたくなるような魅力的なGMC本部を日々構築している中国の社員に深く感謝し、二人がより大きく成長する事を期待している。


2009年9月18日金曜日

M-net 2009-09-18

教育

教育にもいろいろある。学校教育、社会教育、知識教育、体験教育…。
そして、すごい成果の出る教育のひとつに 「教えない教育」 「指示しない教育」 がある。
人は、指示されたり教えてもらうと、簡単にその目的を達成する事ができる。
しかし「教えない教育」は、始めに大きな目標や到達点を明確にして、後の
やり方は任せる教育である。つまり、自ら課題や問題点を見つけ出し、解決の
糸口を見出し、答えを出す方法である。
大変きつく、厳しいやり方だが、本人は力もつくし、自信ももてる。
ただし、この教育にはひとつだけ条件がある。それは、“基礎力”があるという事である。
基礎力とは、聞く力・見る力――つまり、本質を見抜いたり、表面だけでなく見えないものを見る力が身についていないとダメである。人間の目と耳と頭をフル回転させるやり方である。このやり方が身につくと、外に出ても実力を発揮でき、大きな評価をいただいたり、何より成果が出てくる。
社内でも、こんな人材が一人、二人と出てきた…。


人望・人徳・人間の魅力

多くの人から、「人望のある人、人徳のある人、魅力ある人になりたいが…」という質問をよく受ける。
私なりに少し整理してみたが…参考になれば幸いである。


では、どうしたらそのような人間、リーダーになれるだろうか?

1.『 気づく 』…本を読む。新聞を読む(“見る”ではない)。
              考える時間を持っている。
          人と会う。非日常の行動もある。ピンチはチャンス。
2.『 目 線 』…相手の目線で考えて行動。問題発見と解決策思考。
              1つの事を様々な角度から。
3.『全体から』…「なぜ」より「いかに」。現場体験主義。明るい。見える化。
4.『 自主的 』…指示がなくても、気づいて自ら動く。
              逃げない。提案する。習慣化する。


2009年9月8日火曜日

M-net 2009-09-08

ワンパターン

いつも同じ道を通る。いつも同じ服装、いつも同じものを食べる。いつも同じ人と話す…。
ワンパターンである。何も考えなくていいし、楽である。しかし新しい発見や気づき、創造などはできなくなってしまう。例えば、いつも同じ道を通って会社に来る。何の変化もない。たまにはいつもと違った道を通ってみると、視野も広がるし、見えなかったものも見えるかもしれない。
先日、ある主婦が私に質問をした。「スーパーマーケットに“もやし”がひとつもない。どうしたらいいですか?」 私も答えに困ってしまった。
私は、「あなたはいつも同じスーパーマーケットしか行かないでしょう?」。主婦曰く、「そうです」。
私は主婦にこう言った。「車で5分か10分くらいのところに別のスーパーマーケットやショッピングセンターがあるでしょう。いつも同じワンパターンではなく、色々な所に行ってみたら“もやし”だけでなく、新しい発見があるかもしれません。安くて新鮮な野菜も…」 主婦はうなずき、納得してくれた。
ワンパターンで行動していると人間を小さくするし、視野も狭くなり、モノを考えるのも面倒になってくる。他人から見た時、魅力のない人となってしまう。何か期待できる人や会いたくなる人になるためにも、視野と行動範囲を広げたい。


外からの刺激

今、ある改革をしている。
誰もが自分のやっている事は正しいと思い動いているが、社会や世の中がすごいスピードで変化している事に気がつかない。総論や全体としては分かっているが、各論として具体的に自分の事として分かっていない人が多い。
自らの意思で改革することは非常に難しい…。どうしても外からの刺激がないと動かない。命令や指示、痛みを伴う改革など…。上記のような「ワンパターン型の人」では話にならない。
自ら課題や問題を見つけ出し、解決の方法を探し出す人が最高の人材である。周囲や上司から言われる前に少しでも気づいたり、行動できれば何も言う事がない。


手帳

A君に電話をした。「今週会いたいのですが…」 A君、「○日と○日と、○日はダメです。空いているのは○日だけです。」 …これでは大きなチャンスがきた時、みすみす逃してしまう。
一方、B君に電話すると、「○日だけは用事が入っていますが、あとは大丈夫です…いつでもOKです。」との返事であった。
手帳に予定が埋まっていると人は安心する。やる事があるからだ。
反対に、手帳に予定がなく、空いていると不安になってくる。しかし、無理に予定を押し込まず、この空いている時間を利用して、いつもできない事をしたり、今最も大切な事に力を注げば大きな仕事ができる。また、空いた時間にチャンスを呼び込む…そんなラッキーな人となるよう、日頃から人との出会いを大切にしたり、チャンスをモノにできる人となりたい。
手帳を見ると人柄がすぐ分かってしまう。特に、リーダーは「B君型」がいい。
会社説明会に参加する学生でも、自信のない人はどうでもいい予定で手帳が埋まっている。