2009-11-18

M-net 2011-11-18

理解と納得

K社の海外プロジェクトを企画立案し、提案した。2週間前である。
しかし、その後反応がないので、追加報告を兼ねて改めて訪問させていただいた。S社長以下役員3名が出席してくださり、報告書に基づいてお話をさせていただいた。
報告が終わり、「社長、今回の調査報告は満足していただけましたか?」 という私の質問に対し、
S社長は 「理解はしたが、納得し結論を出すまでには至らない…」 との事。
納得して決断するには、イメージや体感できないとダメである事に気づいた。
そこで私はS社長に 「現地へ行ってください。案内します。インフルエンザにかかってしばらく会社を休んだと思って、4~5日お願いします。」
S社長、「それはそうですね。現地を見なければダメですね…」。近々、現地に行っていただくことになった。
「理解」 … データや資料などから“頭”で分かる事である。
「納得」 … 実感や体感、自分の目で見たり感じて“体得”する事である。
大きな判断を下す時は、特にこの「納得」までもっていかなければ、時間だけが長引いてしまう。


立場による目標・目的の違い

上記K社でのディスカッションにて

・工場長、生産部長  …… 海外に進出して投資した工場がうまく軌道に乗ることが
                  すべてでありその一点に集中。
・社長、トップ …………… 投資の目的は工場であるが、それだけでなく、投資した
                  事により新しい情報が入ってきたり、ビジネスチャンスが
                  生まれるなら、工場の事だけにこだわらない。

立場によって投資の目的が、それだけだったり、それ以外を期待していたり…と全く異なる。

誰と話すか、交渉するかによって内容や展望が全然違ってくる。


服装と数字

A営業所を突然訪問した。
責任者の服装がひどい…。あわせて倉庫の中も整理整頓ができていない。
注意をしたが、今ひとつ納得していない。全く気づかないと言っていい。

しばらくしてA営業所の営業成績(実績)が出た。服装と同じで…。
上司の気が緩むと部下も管理も目の前の事だけになってしまい、結果も同一である。
身なり(服装)と数字(結果)は連動している。今一度、身なりを見直したい。