2006年12月28日木曜日

M-net 2006-12-28

教育

 中国で日系企業H社から社員教育(特に幹部教育)を依頼された。午前中は日本人幹部10名位である。あまりパッとせず、元気がない。途中で「今回の教育、研修で変化や成長が見られない幹部は降格もOKする権限を頂いていますので…念の為に」と話した所、全員の聞く態度や目つきが大きく変わってきた。
 午後は中国人幹部30名位である。最初は「俺には関係ない…」「何が教育だ…」と言う雰囲気であった。教育というと機械の使い方や生産マニュアルなどのテクニック的な教育だと思っているようであった。私の教育は技術論ではなく、国際的企業としての基本的な考え方などの基礎教育や、社会人としての最低限のマナーである。

 「1.会社とは誰のものか」
 「2.会社とは」
 「3.利益の分配」
 「4.マナー」
 「5.社風・企業文化づくり」
 「6.頭の国際化」

など1時間位話をし、この「1~6までをベースに教育をしますので、反論、異論や納得のいかない方は発言して下さい。後からは一切受け付けませんので…」と条件をつけた。「日本が出資している会社ではありますが、皆さんの会社なのです。皆さんと一緒に良い会社をつくる為に私は日本からやってきました。私も30年前から中国にやってきて、中国の良い所や問題点を皆さん以上に知っているし、体験もしています。今日からスタートです。」と言うと中国人幹部の目は輝き、雰囲気はガラッと一変してきた。

 2時間位の話が終わると、質問や発言がいっぱい出た。2時間前の厳しい顔から、イキイキとした笑顔や態度になってきた。近くにいた現地社長が私に言った。「こんなにイキイキとした中国人幹部は見たことがない。質問なんかも初めてだ…。」この30名近い幹部の意識改革によって、新しい会社づくりのスタートが切れたように思えた。来月彼等と会うのが楽しみである。
 「教育とは?」教える事でなく、育てる事(つまりチャンスを与えて、気づかせる事)であると実感した。


酒のない忘年会

 当社の上海事務所(子会社)の忘年会に参加した。35名全員の出席であった。
 元々中国では忘年会は無い。「今年一年間の嫌な事を忘れ、新しい年に向かって希望や夢を持つ…忘年会とはこんな意味がある。」こんな挨拶をした。
 乾杯はジュースである。まず最初に司会の総務の女性が全員にメモと封筒を渡し「自分の夢を書いて下さい。個人的でも、会社の事でも…個人名は要りません」食事(洋食)が終わってこの封筒の一部を司会者が読む。読むたびに座が和み、これはあなたの文章だ…などと大はしゃぎ。
 そしてくじ引き(3等10人、2等2人、1等1人)で賞品を当てる。1等はふとんであった。みんながジュースやお茶を持ってそれぞれの席を回り、乾杯をする。楽しい2時間であった。お酒の一滴もない忘年会は勿論初めてであった。


2006年12月18日月曜日

M-net 2006-12-18

型から入る

 屋根、外壁工事を担当する総合外装事業部門では、建築現場に行く事が多く、作業服で仕事をしている。現場の職人さんも社員も同じ服装であり、見分けがつかない。
 「社員の意識改革」と「何をするかではなく、何をしないか」の逆転発想で、仕事中は作業服を中止し、ワイシャツしてネクタイ姿で仕事をする事にした。
 当日より様々な現象が起きてきた。A君からのレポートを記したい。

 「自分が感じた変化について。
    1. 自分の気持ちが違う
    2. 職人の言葉が違う
    3. トラックが運転しにくい(つまりトラックも要らなくなる)
    4. 電話一本で移動しない(出来ない)

 そして気分を一新し、イキイキと仕事をしていると、人と会った時、
    1. 話していて活力がある
    2. 話し方に勢いがある
    3. 心が豊かで潤っている生き方に近づくように思える
自分が楽しく変わっていくことを気づき始めて、毎日の仕事が楽しくなってきた。」

 何かを変えようとした時、自己満足やマイナーな変化でなく、思い切って型から(つまり外から見えるようにする)入った方が良い場合があると実感した。私だけでなく、社員一人一人がそう思い、体感しているようである。
 大きな成果の出る事を期待している。



 海外の社員が日本に来る場合、本人の勉強や研修は勿論であるが、日本にいる日本の社員にも刺激を与えたいと思っている。
 先頃もA君が来日した。彼と話をした日本の社員C君からのレポートはこのような内容である。
A君と自分(C君)の一番の違いは“目”である。

A君は、    1.よく見て、よく聞いている(小さな情報でも)
        2.いつでも周りをよーく見ている
        3.好奇心、探究心が旺盛である
             ↓
          だから、気づく
          だから、言われる前に動ける
          だから、無駄なく動ける
          だから、意図を外さない
          だから、全体を理解し、良い質問もできる。

 目が2つ、耳が2つ、よーく見て、よーく聞く事が全てのスタート点である、とC君は気づいた。


2006年12月8日金曜日

M-net 2006-12-08

出す奨学金

 M-netの11月8日号で「嬉しい話」として奨学金を頂いた話を書いた。
 色々な人から反響があるが、今回中国のGMCの学生より「このお金を奨学金に使って下さい。金額は少額ですが気持ちです。私も今GMCの学生で、これから企業の幹部として、社会に何か貢献したい。」と言って封筒に入れて私に渡してくれた。言葉に表せないほど「嬉しかった」

 彼は「M-net(頭の活性化マガジン)」を読んで、自分にも何か出来る事はないか考えて行動したそうである。若い中国の学生リーダー達が自分の出来る事を考え行動し始めた事に無限の可能性と自分自身の日々の言動の重さを改めて実感した。
 「何を考えたか?」「何を思ったか?」でなく、「何をしたか」の実践である。


経営と仏教

 中国でV社の企業改革をお手伝いしているが、そこのトップの方から「仏教的考え方で幹部社員の教育をお願いしたい」と依頼された。
 仏教とは何か?改めて考えてみた。
 仏教はインドで生まれ、「無我」「空」「無」など「自我を捨てて相手や社会の為に…」と考える。悟りをひらいた時に仏教の道を心得たとなる。
 ビジネスに於ける企業活動(収益を上げる)と仏教精神を同時に学ぶ事になる。まだ答えははっきり分からないが、私も日々勉強中である。

 ちなみに儒教とは「仁」「人を愛する」「家族を大切にし社会に貢献する」…と学んだ。
 又、道教は中国で生まれた「長生き」「長寿」「身体から精神まで健康」「中医学」などである…。
 人を指導する事は、常に自らも学ぶ事である事を改めて認識させられた。


歯と舌

 硬い物は壊れやすく、柔らかい物は柔軟に対応できる。
 頭も出来るだけ柔かくし、様々な変化に対応できる人が良いと話している。
 先日A君が私に「硬いと柔かい」を具体例で話してくれた。
 「歯は硬いが、年をとると抜けてしまう。しかし舌は常に柔かく死ぬまで柔軟に対応し続ける」と。
 どうしたら頭が柔かくなるのかの談義になった。
 「ミスや失敗に早く気づきそれを活かす」
 「夢、つまり目先でなく遠くを見る目を持つ」
 「どうでも良いプライドを捨てる」
 「何事も楽しんでやる」
 「自分自身の改善、改良でなく、0からのスタート」
 「頭が固いことは何かを守っている。本当に守るものは何か?」

出来る事はいっぱいある。頭を柔かくしよう。


2006年11月28日火曜日

M-net 2006-11-28

イラスト一枚で表現する

 先日武漢の大学で講演を行った。それを聴いた学生から、イラストでレポートが送られてきた。


2006年11月18日土曜日

M-net 2006-11-18

対処より本質

 知人が入院した。以前より持病があり、近所の病院で治療を受けていた。痛いと言えば即痛み止めの対応をしてくれるし、苦しいと言えば即その対応をしてくれる。しかし一向に病気そのものは治らずにいた。
 ある人の話で「その病気を治す医者がいる」と言う事が分かった。早速に調べてみると、86歳でも手術をし、元気になっているそうである。
 知人もその病院に入院して手術を受けた。医者の話によると、知人の病気も完全に治ると言う事で、知人は医者を信じて決断した。手術をして1ヶ月半が経ち、元の元気な姿になって来た。
 以前の病院のように古い知識と経験だけでは病気そのものが治らない。医者も新しい知識や新しい技術を勉強し、病気そのものの本質を調べ治療しなければならない事を知らされた。
 我々も日々の仕事の中で、忙しい忙しいと対応や対処だけでなく、仕事の本来の目的や何の為にやるかをもう一度考え、本質にせまらなければならない。又、新しい知識や技術の勉強をしたりして、新しい事にも挑戦しなければならない。


まず答え

 先日、知人のOさんからTELがあり、会って話をしたいとの事。しかし会って話を始めると雑談やどうでも良い話が多く、本題は最後の5分であった。
 私も多忙であるが、忙しい人と会う時に心掛け、実行しなければならない事がある。それはまず答え(つまりどうしたいのか、自分の考え)を相手に開口一番伝える事である。どうしても相手に自分の考えを説明したくなる。資料などがあると特にそうなってしまう傾向がある。

1.要は何が言いたいか?結論が最初である。
2.次に、この結論になった理由や原因を1.…、2.…、3.…と話す。
3.最後に、自分の意見や感想を一言話せばそれでOKである。

相手は多忙であるので、ポイントを絞って話さなければならない。これはレポートや企画書でも全く同じである。長々と話す話にはあまり意味はなく、要は何を言いたいか?何の為に来たのか?である。
まず答えを最初に話す訓練が出来ていると、本質をつかむ事が出来、次に時間の短縮が出来、無駄なエネルギーを浪費しないで済む。検討してから結論を出すのでは何日かかっても結論は出ず、相手にもされなくなってしまう。雑談から入ると時間が限られているので、大切な話が出来なくなってしまう。
「早速ですが…」「今回お伺いした件は…」で始めると良い。勿論相手も忙しいから、ポイントを絞った答えが即答で返ってくる。
嫌な事や難しい事はどうしても後回しになりがちであるが、逆に前に持ってくる事で問題点や違いもハッキリし、事がスムーズに運ぶ事が多いと今までの体験から思う。


2006年11月8日水曜日

M-net 2006-11-08

つかみ

 ポイントをつかむ。相手の意図をつかむ。
 これがつかめないと、労多くして効なしである。
 これを上手くつかめる人には共通のものがあるように思える。日頃の行動からそれが窺える。

A君。いつも新聞を読み、これはと思うものをバリバリ破って1ヶ月に一度位これを見直している。バラバラでなくまとめて見ると、全体が見え、1つのストーリーが描けると言う。つまり一番大切なものが見えてくる。流れも見えてくる。

B君。読書の量は決して多くないが、1つの本をじっくり読み、同じ本を2回も3回も読むと言う。初回読んだ時は思わない事や、気づかない事が見えてくる。つまり作者(著者)が何を訴えたいかが見えてくるとの事。書いてある文章でなくその奥が見えると言う。

C君。漫画やイラストで表現する。一言や一つの絵で全てを表さなければならないので、常に一番大切なものをつかむトレーニングが出来ている。漫画などを描かせてみるとその人の力量が必然的に表れてくる。

 日頃からポイントをつかもうとする事がまず第一歩であり、次に日頃の努力やトレーニングが人をつくっていく事だけは確かである。


見る読む

 TVを見たり、映画を見たり、パソコンを見たりする。
 ラジオや音楽は聞くと言う。本は読むと言う。
 では新聞やレポートは何と言うだろうか?新聞を見る、レポートを見る…新聞を読む、レポートを読む、雑誌を読む…。

 見るとは目を使い、聞くとは耳を使い、読むとは目と頭を使う事である。同じ新聞、レポートでも対応の仕方、つまり「見る」と「読む」では天地の差となってしまう。週末や休日の少しの時間を使って「読む」習慣を身につけたい。これが身につくと目先や目の前、将来が今までと全く違った角度から物事が見えてくる。
 秋の夜長に「読む」をチョット考えてみるのも又、楽しからずや…。


嬉しい事

 私はプライベートなお金を使って貧しい人の為に奨学金を出している。今年は少しお金が足りない…どうしよう?と思っていた。友人や親しい人に軽く「協力してくれない?」と話をした。みんな協力しますよ、と言ってくれ、何かすごく嬉しかった。

 2~3日前の夜、ある人が訪ねてきてポンと封筒に入れたお金を私に無言で渡し「これを使って下さい。誰にも言わないで下さい。それだけ…」。
 翌朝お礼の電話を入れると、「昨夜はすごく良い事をしたと思い、清々しいです。ありがとうございました。」と言われた。自分の為だけでなく、社会に役立つ小さな行動は本人も周りも気持ちが良く、共に嬉しい。

2006年10月28日土曜日

M-net 2006-10-28

5割の入替え

 某地銀の頭取との話。
 今成長している企業に共通している事は、50%の取扱商品や販売先、仕入先をチェンジし、自らも変化している事だと言う。
 社会や顧客の変化を先取りしたり対応する事によって、商品や生産する製品がドンドン変わっていき、半分位が入れ替わっているそうだ。仕入先や販売先も国内だけに限らず、海外ともドンドン取引し、自らも海外に直接進出しているとの事。
 従来と同じ商品やサービスを同じやり方でやっていてはジリ貧である。
 自分たちを取り巻く環境や社会が大きく激変している事に気付く事がまず第一歩である。感じない事、気づかない事には何も始まらない。
 頑張る事や一生懸命やる事だけでなく、少し立ち止まって周りを見てみる事も時には必要である。


TOPに求められるモノ

 トップリーダーに求められるものは何かと言う話を聞いた。

1. まず見た目。雰囲気であり、一言で言うと「顔」。
2. 物事を一言で分かりやすく短い言葉で話す(説得する)。「本質」
3. いつも基本は同じ。ブレない。「信頼」
4. 体力(気力)のある事。「健康」
5. 運の良い人間(良い運を持って生まれた)。「運」

 自分なりに考えてみると、まず「顔」そして「本質」を見抜いて伝える力。変わらないものがあると言う事は相手に「信頼」を与えていく。安心感である。そして言うまでもなく「健康」でなければならない。最後は「運」と言うか、先を見る「勘」かも知れない。先が予測出来ない昨今、ラッキーも実力のうちと言う事である。

1) 良い顔をかもし出す為に、日頃から勉強が必要である。
2) だらだら話し文章を書くのではなく、「一言」「A4 1枚」でまとめる努力、工夫が日頃大切である。
3) 変えてはいけないものと、変えなければいけないものの区別
4) 健康な身体が前向きな生き方を生み、知恵やアイディアを創り出していく。
5) アンラッキーな事の多い人は、ラッキーな人と組んで仕事をしたり、エネルギーやパワーを幸運そうな人から頂く事も一つの方法である。


文化

 ここ2日間で4人の人と会ったが、話の最後は必ず「文化」の話となった。
・ 日本と中国の文化の違い。日本の文化とは…
・ 歴史(文化)のある企業と新しい企業の違いは、文化があるか、無いかである。
・ トップの生き方は、まさしく企業や組織の文化を創っていく。
・ ニート、フリーターの通信教育を始めたい。農業、自然の中にその道がある…。
 文化(?)の話になると、自分の勉強不足を実感する。幅広い勉強の必要性を感じた。


2006年10月18日水曜日

M-net 2006-10-18

作るから壊す

初対面のIさんとお会いした。
私の名刺を見るなり、『住宅関連、建設業ですね』「はい。家を作ったり、屋根工事をしています」
『少子高齢化社会、住宅余剰時代にどんな経営をなさっていくのですか?』
私「・・・」
Iさんは私に、『これからの建設業はつくるのでなく、壊す建設業でなければ成長できない・・・』
『ただ壊すのではなく、リサイクルや資源の再利用など今までとは違った解体、壊しが求められる・・・』
業界や環境が同じだと、どうしても今までの延長線上でモノを考え、そこから抜け出せないが、異業種や業界と関係ない人は、まったく違った発想や意見が出てくる。
『作るから壊す』 考えさせられてしまった。


北朝鮮の核実験

 ベトナムの経営者に会った。
開口一番、私に向かって「北朝鮮の核実験についてどう思いますか?」
私が突然の質問に戸惑ってしまい、自分の思う意見を述べた「・・・・・・」
彼はベトナム人で、ベトナム戦争を体験し、自分の国は自分達で守ると言う事を実感している。
我々日本人は、「平和」や「安全」は誰かがやってくれると思っている・・・。
彼は、ほとんどの日本人がこの質問に答えられないと言う。「もし、まちがってミサイルが日本に飛んできたらどうしますか?日本の上空で爆発したら、安全や平和、生活、健康などすべて一変してしまいますヨ・・・」と。
自分の事だけを考えるのではなく、自分と取り巻く周辺の事を考えざるを得ない一日であった。
国民全部がNOを言い、ハッキリとそして強いメッセージを出すべきだと思い、このM-netにもその事を書かせて頂いた。


決断できない若者

人材派遣の会社の人と会った。
今多くの企業で人材派遣の活用をしている。企業によっては、総人員の30%、50%もいるとの事。
さて、そこで働く派遣される人について聞いてみた。
一番びっくりした事が、母親が子供と一緒に派遣会社についてくる。場合によっては、両親がついてくる事もある。なぜ、親がついてくるかというと、子供一人ではどうしたらいいか決断する事が出来ない。
自分で自分の事を決められない若い人が非常に多い。
派遣会社に登録し、何の教育も受けずに即日派遣先企業で働く人を想像した時、それでいいのか考えさせられてしまう。
次にびっくりした事が、派遣するのは日本人だけでなく、ブラジルやベルーの日系の2世3世が非常に多いとの事。ドンドンと見えない所でも国際化が進んでいる。


2006年10月8日日曜日

M-net 2006-10-08

心よりの感謝

(1) 事前の準備、事後の対応
1つの事を成し遂げる為には事前の準備が必要である。
 あらゆる事を想定し、相手へのプレゼンテーションなど可能な限りの準備に多くの時間とエネルギーを投入しなければ、物事が順調に進む事は難しい。
 1つの新聞、雑誌記事が出る為には打ち合わせ、資料作り、資料の裏付けデータなど目に見えない努力が要る。1つの記事に、記事の10倍位の資料作りである。しかも古い資料やデータでなく、常に新しい新鮮な資料が相手の心を動かしていく。いつも同じ話、同じ資料では二度と会ってくれない。

 記事に例をとるなら、記事が載ってからも又様々な対応が求められる。
 まず心からのお礼の言葉やメールである。それも即対応しなければならない。
 そしてこの素材(記事)をどう活用するかである。事前にある程度は準備はしていても、記事の内容や日時によっても違ってくる。いずれにしても的確にして素早い対応が求められる。

 10月5日(木)に日本経済新聞の静岡版に「アジアの頭脳活用に格差」と言う記事で当社のことが紹介された。素晴らしい文章の書き方で感服した。

 10月9日(月)に朝日新聞の全国版経済面に「現地幹部、学生から発掘」として当社のことを大々的に載せて頂いた。記事をお金に換算したら計りようのない当社の財産のような記事である。全国のどれ位の人々が読んでくださったか分からないが、マスメディアのすごさを実感した。

 日経静岡支局の水野さん、朝日新聞の上海支局の山口さんに、改めて心よりお礼を申し上げたい。


(2) 日本海の魚と人
 久しぶりに北陸の富山県高岡市、富山市に行った。
 夜に高岡市に着くと、すし屋で美味しい魚を食べようと知人のなじみの店に入った。お客はあまりいなかったが、美味しい魚を腹いっぱい食べさせていただいた。
 まず活甘えび、地ダコ、カニ、地魚…と続く。身が引き締まっていてどれもすごく美味しい。太平洋の魚は静かな海で育っているので身が柔かい。それに比べて、日本海の魚は日本海の荒波にもまれてどの魚も身がしまっているとの事。歯ごたえのある魚である。
 ビールは世界中、日本中同じなので、せっかく富山に来たので日本酒の地酒をやりましょうとの事で「立山」と言う酒を頂いた。私は酒がまわってしまい、途中から魚の美味しさも分からなくなってしまった。もう少し酒が強ければ…と思いながら、味の分からなくなった魚を口に入れていた。せっかく美味しい魚を用意してくれたのに勿体無いし申し訳ない事だ。
 この招待をしてくれた知人のKさんは地元のトップ企業の社長さんである。翌日私を地元雑誌社、県庁、中国ビジネスで苦労している大メーカーの社長に紹介してくれた。
 私の講演を大阪で聴き、「価値観が共有できる。出来る事を協力させて下さい。応援させて下さい」と言って下さる応援団の一人である。まさに人生出会いである。心よりK社長に感謝している。


2006年9月28日木曜日

M-net 2006-09-28

トヨタ車

 マレーシアで知人の車に乗ったら、トヨタから日産の車にチェンジしている。
 「車を変えたのですか?」
 「実は、自宅の前に駐車しておいたトヨタの自家用車が盗まれてしまったんです。」
 「見つからないんですか?」
 「見つかるわけないですよ。マレーシアでは1時間に8台の車が盗難に遭っています。それは全てトヨタの車種です。トヨタの車は売れますから。」との事。
 今回は盗難に遭わないように日産の車にしたそうだ。日産、マツダ、ホンダの車は盗まれない…なぜなら買う人が少ないから、との事。トヨタの車はいつでも、誰でも、どんな車種でも買い手がいっぱいいる。トヨタは絶大な信用力と言うか、ブランド力である。


日本と中国の結婚の違い

 日本では男女が結婚し夫婦になる時、お互いを信用し、私のモノはあなたのモノ(?)、あなたのモノは私のモノ(?)で一緒にして生活していく。姓も一般的には男性の姓を名乗る。
 中国では非常に合理的で、男性の持ち物は○○○、女性の持ち物は×××で、それを合わせて結婚をする。姓は男女とも変わらず、夫婦別姓である。

いざ離婚となると、日本ではごちゃごちゃでトラブルも多いが、中国では自分の物と相手の物はハッキリしている。二人で得た物は半分ずつ分ける。
日本と中国で合弁の会社がある。上手くいっている時は良いが、上手くいかずいざ合弁解消となると、問題がいっぱい発生する。何か日中間の結婚の違いを思い出させるものがある。
文化や価値観が違う人や企業が別の人と一緒に何かをする時、最初から最悪を考えて明確にし、スタートする方が良いような気がする。


ではなぜ日本人と中国人の文化が
大きく違うのか?(私の見方)

 日本は天照大神の古代より現代の今まで文化の積み重ねがある国である。つまり大きく変化して来なかった。積み重ねの文化の国である。
 中国は古代よりヨーロッパ大陸とつながっており、戦の歴史の国である。古来より色々な民族が国を治め、近代を迎えても諸外国より影響を受け、やっと共産党が国づくりをしても、四人組で価値観が変わってしまう。常に国が変化し一貫した基準がなく、国民も変化しなければ生きていけなかったと考えられる。常に変化を前提に生きているようにも見える。
 変化を好まない日本と、変化が常の中国との歴史の違いがそこにあるように思える。これは国民の生活やビジネスの場でもハッキリ違いが出てくる。
 中国と関わって長いが、学ばされる事の多い日々である。


2006年9月18日月曜日

M-net 2006-09-18

目標の共有

 企業再建をしている若いA君の「気づき-変化-成長」の話。
 最初はどうしても仕事や業務に関して部下に指示、命令を出してしまった。その方が早いし、結果もすぐに出る。しかしそれ以上は出来なくなり、部下はどうしても指示待ちになってしまい、指示がなければ動かなくなってしまった。
 どうしたら良いか考えた末、目標や夢をかかげそれを実現する事に挑戦してみた。その為にはまず部下を教育し、ある一定のレベルまで考え方や能力を上げなければならない。そしてGive&Takeで、目標を明確にし、最終的にはこうしたり…と言う目標を幹部社員たちと共有することで、はっきりしたゴールが見えてきた。
 ゴールに到達する為にはどうしたら良いか、それぞれが自ら考え提案し、自主的に行動が伴ってくる。こうなってくると組織全体が良い方向に自転し始めてくる。言うまでもないが結果は上がり、ますます社内に活気が満ちてくる。
 部下や仲間達と「目標の共有」が出来ると良い。指示と命令では限界がある。


儒商

 儒商と言う言葉を私は知らなかった。
 先日中国のNo.1大学の清華大学の教授達と会った時リーダーの教授が私のやっている「GMC」や著書『仕事で遊ぶ社員が会社を強くする』『気がつく人はよくデキる人』「M-net(頭の活性化マガジン)」「奨学金」「本の二毛作」等を聞き、「日中間は政治的にはギクシャクしているがこんな日本人には初めて出会った。あなたは「儒商」ですね。」と言われた。中国の社員に「儒商」を調べてもらった。

「儒商」とは、儒家道徳を持って、商売を取り込む商人である。中国では、古くから儒商が尊崇され、第一名の儒商は孔子の弟子「子貢」である。東アジア、東南アジアにもなじみがあり、特に今の時代では、大変期待される存在である。日本資本主義の父と呼ばれる渋沢栄一(1840-1931)は『論語と算盤』を書き、「論語」に代表される儒教の教えを、「算盤」に象徴される経営活動に取り入れ、「道徳経済合一説」を生涯を通じて主張していた。

儒家道徳とは何かというと、「仁・義・礼・智・信」と要約されうる。商売に活用すれば、商人が「仁(他人を思いやる心)」、「義(人としての正しい心)」、「礼(相手を敬う心)」、「智(知恵を商品に生かす心)」という4つの心を備えれば、お客様の「信(信用・信頼)」となって商売はますます繁盛する。
その中で中心観念となっている「仁」を一言で説明すれば、「己れ立たんと欲して人を立て己れ達せんと欲して人を達す」(『論語』)ということである。


VTICs(ブティックス)

今アジアに活気があり、「VTICs」と言う言葉がある。成長著しい国々の総称である。「ベトナム」「タイ」「インド」「中国」の4ヶ国である。共通しているのは労働力が豊富で安価で、人材は優秀であり、生産から開発拠点に変化し始めている事である。アジアの新興4ヶ国と言っても良い。
総人口25億人で、限りない可能性を秘めた国々が日本のすぐ近くにある。

2006年9月8日金曜日

M-net 2006-09-08

応援団

 当社の中国ビジネス(GMC。幹部人材紹介。ソリューション。アウトソーシング。他)に多くの方々が共感してくださり、色々な協力をして頂けるようになってきた。

1.昨年早稲田大学(院)で授業を行った際、社会人の方々も聴講されていた。
  その中の1人と友人の方が中国ビジネスの支援の会社を設立し、私を応援して下さ
  るとの事。二人はYさんとNさん。Yさんは、大手メーカーの幹部として活躍し、今は
  NPOをやっておられ、Nさんは現役の有名なコンサルタントである。すごい事にその
  為だけの会社を設立し、協力にバックアップして下さるとの事(にわかには信じられ
  なかった・・・)

2.別のYさんは大手総合商社で活躍し、今は若い学生の育成に力を入れておられ
  る。中国ビジネスやこれからのアジア化の中でなくてはならない存在で、ぜひ応
  したい、国内メーカーの情報や若い学生の紹介など、出来る事をやりたいとの事。

3.現役の社長であるKさんは、私の考え方と自分の生き方が一致しており、自分の
  出来なかった事をどんどん実行している私に全面協力したいとの事で、様々な
  情報を提供して頂いている。

四人の方々は、これからの日本はアジアの一員である、日中両国に役立つ、人材育成はお金と時間がかかるが、自分で出来る事を協力したい、大きな意味で社会に役立ちたい・・・など考えが共通している。勇気ある発言と行動に心より感謝している。ぜひ大きく花を咲かせなければ、と思う。


座席変え

 同じ部屋で同じ位置の座席に座っていると、どうしても見方、考え方、やり方がマンネリ化しワンパターン化してしまう傾向がある。新しいアイディアや発想が出てこない。
 そこである部署を思い切って総入れ替えする事を試みた。案の定、長くいる人は反対をしてくる。意図を話し強引に席替えを行った。勿論座席のプランは自分たちでやってもらった。移動や整理に多くの時間とエネルギーを費やしたが、結果は非常に良く全員に感謝されている。
 この移動時に大変面白い現象が表れた。周りの部署の人達の動きである。

1) 積極的に声をかけ、協力してくれる人
2) 消極的に、いやいや(?)協力してくれる人
3) 自分の事だけで、他のことには無関心で気づいたが何もしない人
4) 全く気づかず、行動も出来ない人

 一つの現象を見て、これだけの大差が出てくるのである。
 若い人達だけでやっている部署で、移動の翌日、自分たちの書類、机を整理し、チェンジしている部署があった。若さとは即行動できる素晴らしい事であると実感した。きっとその部署も新しいアイディアや発想が出るものと期待している。
 同じことの繰り返しだけでなく、時には大きくチェンジしてみると新しい発見があるような気がする。