2006-11-08

M-net 2006-11-08

つかみ

 ポイントをつかむ。相手の意図をつかむ。
 これがつかめないと、労多くして効なしである。
 これを上手くつかめる人には共通のものがあるように思える。日頃の行動からそれが窺える。

A君。いつも新聞を読み、これはと思うものをバリバリ破って1ヶ月に一度位これを見直している。バラバラでなくまとめて見ると、全体が見え、1つのストーリーが描けると言う。つまり一番大切なものが見えてくる。流れも見えてくる。

B君。読書の量は決して多くないが、1つの本をじっくり読み、同じ本を2回も3回も読むと言う。初回読んだ時は思わない事や、気づかない事が見えてくる。つまり作者(著者)が何を訴えたいかが見えてくるとの事。書いてある文章でなくその奥が見えると言う。

C君。漫画やイラストで表現する。一言や一つの絵で全てを表さなければならないので、常に一番大切なものをつかむトレーニングが出来ている。漫画などを描かせてみるとその人の力量が必然的に表れてくる。

 日頃からポイントをつかもうとする事がまず第一歩であり、次に日頃の努力やトレーニングが人をつくっていく事だけは確かである。


見る読む

 TVを見たり、映画を見たり、パソコンを見たりする。
 ラジオや音楽は聞くと言う。本は読むと言う。
 では新聞やレポートは何と言うだろうか?新聞を見る、レポートを見る…新聞を読む、レポートを読む、雑誌を読む…。

 見るとは目を使い、聞くとは耳を使い、読むとは目と頭を使う事である。同じ新聞、レポートでも対応の仕方、つまり「見る」と「読む」では天地の差となってしまう。週末や休日の少しの時間を使って「読む」習慣を身につけたい。これが身につくと目先や目の前、将来が今までと全く違った角度から物事が見えてくる。
 秋の夜長に「読む」をチョット考えてみるのも又、楽しからずや…。


嬉しい事

 私はプライベートなお金を使って貧しい人の為に奨学金を出している。今年は少しお金が足りない…どうしよう?と思っていた。友人や親しい人に軽く「協力してくれない?」と話をした。みんな協力しますよ、と言ってくれ、何かすごく嬉しかった。

 2~3日前の夜、ある人が訪ねてきてポンと封筒に入れたお金を私に無言で渡し「これを使って下さい。誰にも言わないで下さい。それだけ…」。
 翌朝お礼の電話を入れると、「昨夜はすごく良い事をしたと思い、清々しいです。ありがとうございました。」と言われた。自分の為だけでなく、社会に役立つ小さな行動は本人も周りも気持ちが良く、共に嬉しい。