2009-05-28

M-net 2009-05-28

「ありがとう」の一語

先週、当社の各営業所をまわった。ラストの営業所で、入社2年目の若いK君が私の顔を見るなり 「美味しいお茶を実家に送っていただきありがとうございました」 とお礼の言葉があった。
私は、日々努力してくれている社員の実家の両親や、支えてくださっている奥様に手づくりのお茶を毎年送っている。(30年位になると思う…)
改めて、こうして御礼を言われる事は少ないような気がする。お礼の気持ちは持っていても、「あとで」 「何かの折に」…と思いつい忘れてしまう。思っている事を言葉に出したり行動で表す事は、簡単に出来そうでなかなか出来ないのが現実である。

   ・ 発注や仕事を取引先から頂いた時
   ・ 情報を上司や他の人から提供して頂いた時
   ・ 心のこもった何かプレゼントを頂いた時
   ・ そして、注意や指導をしてもらった時 …など

心から「ありがとうございます」と言える人でありたい。
言った方も、受けた方も気持ちがすがすがしい。また、次のチャンスも与えたくなる。


事前準備

仕事のミスをなくし、ロス(時間と材料)を限りなくゼロにするには「事前準備」が必要である。
先日、事前準備をして仕事がうまくいっているA君に質問してみた。「この頃、仕事がスムーズにいっているようだが…?」 A君は、

1.積算は、2度チェック、さらに上司が1回チェックし、計3回確認
2.職人の手配は、仕事が決まり次第すぐに職人を手配
3.資材の発注は、在庫を確認しながら1週間前までに必ず行う。

要は決まった段取りを事前に正確に行う事をモットーにし、実行しているとの事。事前準備の大切さを再確認。


5S (ゴールに導くリーダーの5S

‘5S’と言うと、「整理・整頓・掃除・清潔・しつけ」であるが、今回はチョット違う。
ある大きなプロジェクトに取り組んでいるが、やっている本人は努力しているようであっても、なかなか成果が出てこない。改めて次の5つの‘で仕事の見直しを求めた。

   ① Subject ・・・・・・・・・・明確な目的
   ② Simple ・・・・・・・・・・・簡潔
   ③ Speed(Soon) ・・・・・・即時即日
   ④ Story ・・・・・・・・・・・・話の筋
   ⑤ See ・・・・・・・・・・・・・・見える化全体を見る

仕事を整理してみると、何が問題でどこが弱く、何が欠けているか即座に分かってくる。頑張る事でなく、気づく事や目線を変えてみると見えなかったものが見えてくる。5Sもそのひとつである。


2009-05-18

M-net 2009-05-18

嬉しい手紙 

 GMC第一期生のZ君からこんな手紙が届いた。



彼は学生時代から浙江省の日系企業のトップをやっている。地に着いた発想と、TOPとしての目線、なにより実践に基づいた発言は重みを持っており、読む人の心に響く。知識や新聞、雑誌の受け売りでは相手の心に響かない。これからもチャンスがあれば様々な事に挑戦しよう。


目・耳の必要性 

企業を訪問した折、まず最初に自分の意見や考え方を述べるのではなく、「今の状況はいかがですか?」とまず耳や目を使って大まかな状況を把握すると次の行動がしやすくなる。 売り上げダウンや厳しい経営状況なら「コストダウンはいかがですか?こんな資材を提供できます。大幅なコストダウンが可能です・・・」 資料を作る場合も、相手の求める、あるいは必要な「生の情報」をA4一枚ぐらいに作成して提供すれば、相手は即反応してくる。
 頭で考えた知識や自分都合の情報では相手は話も聞いてくれない。もう一度「目」と「耳」を使って、「聞く力」「見る力(本質を見抜く力)」を使っているか?持っているか?見直したい。

2009-05-08

M-net 2009-05-08

ワケあり

成功する場合と失敗する場合がある。ゴールデンウィークに明暗が分かれた。
成功は企画(仕掛け)をして、挑戦し、行動して、良い結果が出る。
失敗には2通りある。

① 企画(仕掛け)をして、挑戦するが、悪い結果になってしまう。
② 企画もせず、行動もしない、最悪なパターン



同じ条件でも大きな差が出てしまう。要はリーダーが皆(部下、取引先など)を巻き込む力があるか否かである。「ワケありリーダー差」


人の成長

新入社員が入社して早くも1ヶ月が経った。目が輝き成長している者と、あまりパッとせず未だに学生気分で仕事をしている者がいる。 なぜ1ヶ月でこれほど差が出てくるのか・・・。

1.まず基礎力(聞く、見る、話す、書く、考える、簡単な計算)があるか否か?
2.仕事に興味・好奇心を持っているか?
3.良い上司(師)や先輩と出会えているか?
  (陰に陽に影響を受けている、行動をよーく見ている)
4.知識や経験はなくても、情熱や意欲は持っているか?
  (待ちではなく攻め、挑戦力
5.見えない所で勉強しているか?
  仕事が終わった後、週末や休日を有効に使っているか?
◆成功している人は1ヶ月に2.8冊の本を読む。
◆失敗している人は1ヶ月に2.5冊の本を読む。
この0.3冊の小差が、後々大差になってくる。人も企業も社会も自然界でも成長し、変化していると、魅力がある。自分自身を見直して下さい。言われた通りやっているだけでは・・・


魅力格差

先日、Aさんと「魅力格差」という話をした。Aさんと私には魅力格差があるという。その格差とは、人間力や将来性、給与・・・。
「自由」とは非常に響きは良いが、競争が常にあり、格差を生む。今は「格差社会」である。魅力のある所に人は集まり、ない人の所に人は集まらない。
果たして自分は魅力的だろうか?