2024-03-15

M-net 2024-03-18


 屋根プロ集団(Roof Meister) 

2016年にスタートしたRoof Meister Schoolが早くも8年経ち、今月は第25期がスタートする。当社の自慢の「屋根プロ集団」である。
夏の暑い日も、冬の寒い日にも負けず、日本の屋根工事を背負ってくれている。
決算を前に、全ルーフマイスターに特別手当を3/12~14の3日間で全員に支給した。
屋根工事も従来はカラーベスト1本であったが、昨今の多様化時代を反映し、瓦工事・板金工事・シングル工事と多様化してきている。
これからのRoof Meisterには、地震などの災害対応や、海外での技術指導などの期待が大きい。手に技術を持つ事は、デジタル化時代でも活躍の場がいっぱいである。
 

 ストレス(stress)時代の対応 

ストレスとは、精神的・肉体的・感情的な緊張または不安の状態をいう。
仕事や私生活の中で人は多くのストレスを受けている。特に時代の変化が速く激しい今、感じる感じないは別としても、様々なストレスが発生している。
ストレスは避けられないが、これにはどう対応したらいいか? 
ⓐ外に出て環境を変える
ⓑ人と会う
ⓒ旅行に行ったり温泉に入ったり非日常を行う
ⓓ好きな事や趣味を活かして気分転換をはかる
ⓔよく睡眠をとる
ⓕその他 町のあちらこちらに〇〇治療院、〇〇鍼灸院などがあり、病院では心療内科が大盛況である。
ストレス社会である。
 私は、 
①まず心身共に健康 ② 夢や目標のある人生
③何事にも興味・好奇心をもつ ④何でもやってみる
⑤まずGiveそしてTake ⑥ストレスを溜めない(検討はしないで決断する)
⑦Positiveに生きる・・・と思い、実行している。

2024-03-08

M-net 2024-03-08


 想像力 

想像力とは、今まで見たこともないもの等について、頭で色々考えること。
経験や体験のある事や今までの延長線上で物事を考える事は難しくない。 しかし昨今の激動する社会の中にあって、どう考えたらいいのか正解はなかなか出ない。 ロシアのウクライナ戦略。イスラエルとパレスチナ。少子高齢化社会の人手不足時代対応。 学び直しとは何を学ぶのか…。 従来の価値観で真面目に一所懸命頑張っても、答えは出てこないし、行き詰ってしまう。

私の考える発想法は、
外に出て、色々な人と会う。出来れば自分とは違った異能の人がいい。
本も読んでみる。歴史書にヒントあり。哲学書に本質あり。
自分の夢や目標を再構築し、足りないモノを補う為に時間とお金を使う。
④日頃から多様な事に興味、関心を持ち、失敗してもいいからやってみる。
⑤何を思ってても、考えてもそれだけではダメである。ズバ抜けた行動力で自分の殻を破る。

私から見ると「想像」や「創造」は楽しい時間であり、誰にも邪魔されない。
同じことを繰り返すだけでなく、何か少しでも新しい事を自分の頭の中で考えて、それを実践したり、問題を出して他の人とディスカッションすると、答えは無くてもヒントや気づきがある。
想像力のスタートである。

 対応の良さ、悪さ 


Roof Meister23期の3人が、千葉営業所で仕事をしているが大変好評である。
仕事が素晴らしいというより、仕事に対する対応が非常にいい。施工現場の近所の人々からコーヒーやお茶の差し入れがある。施主様ではない。
①まず、現場での明るい挨拶 ②近くに人がいたら、工事中ですから気を付けて下さいと一声かける ③テキパキとした行動 ④施工現場周辺のお宅にも工事をしますと声掛け ⑤帰る時はきれいに掃除して帰る…周りの人が皆見ている。Roof Meisterの素晴らしさである。
一方対応の悪い例では、①服装や言葉遣いが悪い ②準備、勉強不足で監督や施主様、職人さん達と会話が出来ない ③都合の悪い事から逃げて、 電話にも出ない…。 ④ムダが多く現場に何回も行く…。

能力差と言うより、対応の良さ・悪さで大差となってしまう。
対応が良いとファンが出来、対応が不十分だとクレームやトラブルが発生する。
人と人である。対応に今一度、目線をあてたい。

2024-02-28

M-net 2024-02-28


 Indonesia GMC 

2005年に中国でStartしたGMCが、いよいよIndonesiaで始まる。
Indonesiaは人口2.7億人。16,000の島。大学も3000校以上あり、人柄も良く魅力的な学生が多い。 レポートと人物で評価し、GMCインドネシアがスタートする。
2月21日インドネシアTOP大学のインドネシア大学で、GMC募集の学生セミナーが開催された。 参加者は50名位でそんなに多くはないが、可能性のある学生がいた。

翌2月22日に、インドネシアの第二の都市スラバヤのスラバヤ工科大学(ITS)でも開催され、 120名以上参加し、素直でチャンスを求める学生が多く、質問も多く大盛況であった。
スラバヤ工科大学は「Institute of Technology Sepuluh Nopember」の略で全国5番の大学である。
 


 Indonesia Business 

今、日本からM君が出張しているが、もの凄い行動力で、新規事業を開拓してくれている。
住宅新築工事や雨漏れリフォーム100棟を目指し、実績づくり中である。
そして社長と同行する事によって、人づくりの重要性を心から認識し、人間性も出てきて、凄い変化である。 大卒高度人材(4名)も活用し、Instagramのフォロワー1000人目標に動いたり、リフォーム拡販にも挑戦中。
楽しみなインドネシアであり、人が事業を創っていく。
 




2024-02-16

M-net 2024-02-18


 社員研修2題 

社会が大きく変化する中で、自分の事だけ、今だけ、現場だけを見ていると置いていかれてしまう。インターネット、SNSの時代でどうしても顔と顔をあわせる機会が少なく、コミュニケーションや人としての基本を忘れてしまう。
共通するテーマとして、
Ⓐ人間本来の目的は
Ⓑ生きていく為に衣食住の重要性(能登地震の事例)
Ⓒ社会の変化 
Ⓓ住宅業界の現状と将来
Ⓔ南富士の夢と戦略 そして
Ⓕ人としてのマナー(仕事は信頼関係の上で成り立つ)など…。
若手リーダーはⒼリーダーとしての思い、考え方を可視化(見える化)する事など…。
若手社員はⒼ社員(Professional)として、失敗を恐れないで挑戦し、失敗してもそこから学び、勇気をもって「逃げない」「ごまかさない」人間づくりをディスカッションした。
参加者からの提案を全員から頂き、リーダー達からはミニ経営者としての自営業所の夢や目標を若手社員からは都合の悪い事、嫌な事を表に出す、自覚と行動の決意を頂き、実りある研修会であった。
誰でも失敗は恐いが、あなたの失敗で会社は倒産しない…。と話すと顔もほころんでくる。挑戦は成功50%、失敗50%であると常々思っている。あきらめないで挑戦すれば、必ず成功に結びつくと確信している。うまくいかない時は、
①時代に合っていない ②やり方が悪い の、どちらかである。
「人づくりをメイン(目的)」とし、「ビジネス(屋根工事)を手段」とすれば、道は拓けるし、人づくりは時間とお金がかかるので、その為にビジネスの利益の一部を人づくりにまわす。
「目的」と「手段」を間違えると、手段が目的となり、目先だけになってしまう。 時には立ち止まって考えてみる事を、一人でも身につけたら、南富士の財産となる。


 理念と価値観の共有 

Global化や多様化(ダイバーシティ)社会で基本となるものは2つ。
理念……物事がどうあるべきかという根本的考え方
価値観…物事を判断する時に基本となるもの。善悪、好ましい事、好ましくない事などの価値判断する時の根底となるもの。
政治、経済、宗教、言葉、文化など様々な違いのある人々が、一緒に経営や教育をする時、理念と価値観が共有できればStartできる。
GMCの教育はその代表例である。言葉や枝葉の違いでなく、人としての本質(基本)がこの2つであり、これをベースにして拡がりを持ちたい。

2024-02-08

M-net 2024-02-08


 外に出ないと、情報も話題もない。 

事務所や家の中だけに居ると、情報も話題もなくなってしまう。
外に出て人と会ったり、体験から成功や失敗を学ぶ事で、人間の幅も深さも増してくる。
今、SNSの情報もいっぱいあるが、「知る」「学ぶ」ことは出来るが、「出会い」や「体験」に勝るものは無いと思う。 M-netを書く時、書く前の10日間での、出会った人や体験が、話題の中心となってくる。
人と会わない、外に出ても同じ人と会うだけでは、新しい情報は何も得られないし、M-netも書けない。
新聞、TVの情報では意味がないし魅力もない。改めて、「人生は出会い」であると思うし、「生きた情報」が求められるし、欲しい。
わが社の主力事業である建築屋根工事を見ても、「現場だけ、今だけ、自分の事だけ」では、拡がりもないし魅力ある人とはならない。
多忙であるなら休日の活用で、非日常のさまざまな出会いや体験を通して、新しい話題や情報を提供できる人となりたい。

 GMC37期(Global Management College) 

2005年からStartしたGMCの37期が先月Startした。
中国のトップ大学や日本やイギリスの留学生など、800人位の応募の中から3回の面接を経て、10名が参加した。
先日そのGMCの学生を採用したいN社とJ社の面接が中国で行われた。 N社(化粧品メーカー)は、8年前に2名のGMCを採用し、その2名が対案した海外新規ビジネスが今や新しい柱となっている事で、毎年数名ずつ採用 して頂いている。
J社(医療・介護グルーブ)も、人手不足や今後の医療ツーリズム等をGMCに考えさせたいと、2年前から採用して頂いており、今年も追加で採用したいとの 事である。
「学生でここまでの提案は見た事がない」
「会社の理念、特徴を調べ上げ、会社の強みと弱みを考慮した提案で素晴らしい」
「日本語もままならない社員が多い中、日本語も英語もパーフェクト」など、非常に好評で採用して頂いた。
2月21日からはGMCインドネシア版が、インドネシア大学でStartする。


2024-01-26

M-net 2024-01-28


 頭の活性化マガジンVol.12。満24周年 

M-netを書き始めて早24年が経ちました。
2~3年分をまとめて小冊子にしているが、今回は12号であり、2022.2.8~2023.12.8分です。
日本語、英語、中国語の3か国語で記載しております。
M-netの読者も社員だけでなく、海外の人、取引先の人、一般の人、学生さんなど幅広く読んで頂き深く感謝しております。 24年間月3回で小計864回の発信となり、「継続は力」となってきました。話題、ニュースのない時の苦労や、記事に書けない話題があったりと、頭の中で走馬灯のようにくるくる回っています。
情報を得る為には、自ら情報を発信しなければ、情報は何も入って来ないです。
今は、SNSの時代で簡単に自らの情報を発信できますが、24年前はなかなか苦労しました。 M-netを月3回書く事で、「無から有を生む創造力」のトレーニングにもなり、又「A4 1枚」に まとめる力(余分なモノは捨てる。ポイントを絞る。
思う事でなく書くという行動等)など、様々な事が身に付いたと実感しています。
実践や継続は人を育てる1つのチャンスだと思います。
ご希望の方はHPより申込いただければ、無料でお送りさせて頂きますので、ご活用ください。

 変化 

変化には、急激に変わっていくものと、ゆっくりと気づかないうちに変わっていくものと2つあると思う。急激な変化に対しては、人間は身構えたり準備したりする事が出来る。
ゆっくりとした変化には、意外と気づかないし、気づいた時には手遅れとなってしまう事が多い。
変化の激しい今、成長可能な変化を進めるには、まず社会構造の変化を見て、それを自分の事として考え、スピードと柔軟性を持って対応しなければならない。
技術の進歩は仕事の手段が変わっただけで、人間本来の目的が変わるものではないと思う。
一歩先を考え、未来の姿を示し、現実の上にたってストーリーを構築し、変化をチャンスと捉え、人間本来のありように目を向け、あたり前の事を 実践する経営が、変化の時代を乗り切るカギとなる。 見えない変化に対応する為には、社員一人一人の見えない変化が起きている事への自覚と、それに伴う行動(実践)が要となる。 変化(時流)を怖がらず、変化を楽しもう。


 

2024-01-18

M-net 2024-01-18


 (財)日中人材育成協会 初公式訪中 

(財)日中人材育成協会は、日本側では設立・許可されたが、相手国(中国)での認証が必要で、1月11日から中国北京を訪問した。
私(理事長)、藤嶋先生(理事)、杉山社長(理事)3名と、現地から張新元君が参加した。
訪問先は中国人民対外友好協会(中国政府の外交部の裏組織で、民間外交を司る政府代表部)の袁副会長である。
私の49年間の中国での無料の人づくり、奨学金、数多くの大学の教授やGMCのリーダー育成に大変興味をもっていただき、 今後全面的に協力、支援をして頂く事になった。
袁副会長は日本に精通しており、まず能登半島地震のお悔やみ、安倍派のパーティー券と福田先生の関係、日中には政治的には違いもあるが、国と国も人で成り立っているし隣国である。
杉山さんのような人がいたから今がある…。教育、人づくりについても、中国はテストだけで「GMC的な教えない教育は素晴らしい。」 これからの中国に必要な教育である、と…。
藤嶋先生からも「杉山さんは素晴らしい事をやっている…応援したい」。
長年の無償の人づくりに心から賛同して頂き、長年の労が報われたと実感。
袁副会長の人間力と見識の広さを実感した。魅力的な中国のリーダーである。
今回の訪中がスタートであり、これから中国人民対外友好協会とも手を組んで、人づくりを中心として新しい事業を展開していく事になる。
今まで杉山個人や南富士という組織から、公的団体としての活動となる。

屋根工事の会社がなぜ公的集団として中国で「人づくり」「ビジネス」を行うのか分かりづらいと思いますが、「アジア・中国一体化」の中で「安定した屋根工事」と「人づくり」をベースにして前例のない(人マネしない、されない)組織集団として、様々な事に挑戦していきます。
すべての基本は「人」として、「魅力ある、光る組織」を目指し、その中心が「南富士」である。