2015-02-28

M-net 2015-02-28

南富士 職人共済会
 3月1日、職人の共済会を熱海で行った。参加者は年々増加し、今年は180名近い職人さんたちが首都圏から忙しい中集まってくださった。取引先のトップリーダーを招いての全体会議、日頃すばらしい活躍をしてくださっている職人さんの表彰、そして一年の労をねぎらう盛大な宴会で盛り上がった。
 当社は長年、職人の育成に力を入れており、中には大卒で職人として実績をあげている若者もいる。北海道大学大学院出身、元社員職人のK君(写真)もその一人である。ひとつひとつの作業に頭を使い、現場に刺激と活気を与えて頑張ってくれている。これからも若い世代を育て、職人さんたちと共にダントツの施工会社として成長していきたい。

2月の言葉
【1】優先順位(1.___ 2.___ 3.___ )
 日々、やらなければならないことは山ほどあるが、限られた時間の中で最大限の成果を出すためには優先順位が必要である。今もっとも重要な事は何か、目先の事をやみくもにこなすのではなく、全体を考えながら臨機応変な対応をしていきたい。
【2】だれにも負けないものひとつ(特徴)
 誰にも負けない情熱と思い、相手がビックリするくらいのスピード、アイディアが次々出る、結果が出るまで絶対にあきらめない…etc あなたには、何かひとつ「これだけは!」という強みや特徴がありますか?すべてが「人並み」では、魅力がない…
【3】人間力
 何事も、目に見える現象の裏には、人知れないドラマがあるものである。いろいろな人の思いや努力、苦労があって今がある…。目に見えないものにどれだけ気づき感じることができるか…同じものを見ても、その人の「人間力」の差が大きな差となる。

2015-02-18

M-net 2015-02-18

リーダー差
① 無料で、ある事を行っている。
 A君はその事にすごく感謝し、心からお礼を述べ、A君のできる事を全力でやってくれる。A君の思いはそれに参加している人々にも伝わり、皆も深く感謝してくれる。B君は、同じ事をやっているが、事務的で感謝はまったくない。それは周囲の人々にも影響し、B君同様、感謝もお礼もまったくない。無味乾燥そのものである。A君とB君の差は、「認識の差」である。気づかないと言ってしまえばそれまでであるが、リーダーは仕事の目的と役割、誰の協力でこれが成り立っているのかに自ら気づき、周りに伝えなければ、その仕事はどんどん小さくなっていき、協力者もいなくなってしまう。

② 同じ地域、同じ得意先、同じ仕事、同じ協力者なのに、リーダーが違うと結果に大きな差が出る。
 C君は仕事の目的やそれぞれの役割を明確にし、紙に書き、分かりやすくし全員で行動する。もちろん自らも行動し、皆をひっぱり、問題が起きればその人を指導し、大きな目標を達成していく。D君は自分に自信があり、言葉だけで行動をしない。席に座り、指示することが中心である。部下にも仕事を任せっぱなしでチェックもしない。言うまでもないが、成果は一向に上昇しない。部下は上司の言葉でなく行動を見ていて、行動しない上司の部下は何の変化も進歩もない。

 要は「リーダーの差」がそのまま成果となって表れてしまう。リーダーには誰も注意したり指摘をしてくれない。日頃から、自分の目線、行動の範囲、他との比較、目的に対する達成度などを、自分自身で厳しく見る事が求められる。

高齢化社会
 友人の社長、Kさんと話をした。社員の平均年齢が毎年上がってきており、そんな中で、特に長年勤務している60歳以上の人の働く場所がどんどん狭まってきている。彼らの働く場づくりを…と新しく始めたのが介護事業である。
 加速する高齢化により、社会のニーズも変化し、時代を反映している。K社長曰く、「介護事業を始めてみたものの、なかなか難しい…」。 入居したいニーズはいっぱいあるのに、必要な職員の確保がひと苦労。高齢の社員だけでは運営ができない。前例のない高齢化社会にどのように対応したらいいのか…正解はない。

2015-02-08

M-net 2015-02-08

M-net 15周年
 『頭の活性化マガジン』(通称M-net)は、2000年2月18日にスタートし、早15年が経ちました。社長が何をしているか、どこに行ったか、誰と何を話したか…などを社員に文章で伝え、そこから何か“気づき”があればと思い、書き始めたのが最初です。ひとつひとつの記事には、常に「人」がいて、「事実」があって、何か「目的」を持っています。「情報」は、経営の原則である「人・モノ・カネ」の次に来る大切なものです。
 最初の頃を見ると、文字だけの文章(まだデジカメもありません)で、次第に写真や絵が入るようになってきました。出会う人にM-netのコピーを見せると、「それをください…」と言われ、社員だけでなく一般の人も読んでくださり、「メールマガジン」となり、今は「Facebook」や「ホームページ」でも読むことができますし、日本語だけでなく中国語・英語でも発信されています。毎月3回、8日・18日・28日に発行してします。当時は八角形住宅を開発、事業展開していたため、8にこだわったのです。
 15年が経ち、原点に返ってみると、【感】(感じる)・【観】(よく見る)・【勘】(頭を働かせる)の、3つの【気づき】が改めて求められている時代です。M-netを書きながら、一つには【人づくり】に役立てばと強く思っています。そして二つは【創造】や【イノベーション】、【知恵】、【ネットワーク】、【情報】、【変革】など、形は無くとも高い価値を生み出す原点は【気づき】です。M-netがそれらのきっかけのひとつにでもなれば…望外の喜びです。いつも私の独断と偏見で、いろいろなご意見もあろうかと思いますが、これからもご支援ください。

真価
 M-net15周年にふさわしいメールを、ベトナム・ハノイ在中の日本人Tさんからいただいた。「先日はご足労いただき、ありがとうございました。お金もうけばかり考える人が多いのですが、崇高な理念を持った杉山様の取り組みに感銘を受けました。日本がアジア各国にしてあげられることはODAだけではありません。教育こそ、永遠の財産となり、経済発展と日本との良好な関係づくりに貢献すると思います。ぜひまた意見交換させて頂きたいです。」
 先日、Tさんと「GMC」や「Meister」などについて話をさせていただいたお礼のメールです。我々の取り組みが間違っていないと、確信を持たせていただきました。「GMC」、「Meister」が、アジア・中国そして日本で大きく花開くこと念じています。