2006-12-08

M-net 2006-12-08

出す奨学金

 M-netの11月8日号で「嬉しい話」として奨学金を頂いた話を書いた。
 色々な人から反響があるが、今回中国のGMCの学生より「このお金を奨学金に使って下さい。金額は少額ですが気持ちです。私も今GMCの学生で、これから企業の幹部として、社会に何か貢献したい。」と言って封筒に入れて私に渡してくれた。言葉に表せないほど「嬉しかった」

 彼は「M-net(頭の活性化マガジン)」を読んで、自分にも何か出来る事はないか考えて行動したそうである。若い中国の学生リーダー達が自分の出来る事を考え行動し始めた事に無限の可能性と自分自身の日々の言動の重さを改めて実感した。
 「何を考えたか?」「何を思ったか?」でなく、「何をしたか」の実践である。


経営と仏教

 中国でV社の企業改革をお手伝いしているが、そこのトップの方から「仏教的考え方で幹部社員の教育をお願いしたい」と依頼された。
 仏教とは何か?改めて考えてみた。
 仏教はインドで生まれ、「無我」「空」「無」など「自我を捨てて相手や社会の為に…」と考える。悟りをひらいた時に仏教の道を心得たとなる。
 ビジネスに於ける企業活動(収益を上げる)と仏教精神を同時に学ぶ事になる。まだ答えははっきり分からないが、私も日々勉強中である。

 ちなみに儒教とは「仁」「人を愛する」「家族を大切にし社会に貢献する」…と学んだ。
 又、道教は中国で生まれた「長生き」「長寿」「身体から精神まで健康」「中医学」などである…。
 人を指導する事は、常に自らも学ぶ事である事を改めて認識させられた。


歯と舌

 硬い物は壊れやすく、柔らかい物は柔軟に対応できる。
 頭も出来るだけ柔かくし、様々な変化に対応できる人が良いと話している。
 先日A君が私に「硬いと柔かい」を具体例で話してくれた。
 「歯は硬いが、年をとると抜けてしまう。しかし舌は常に柔かく死ぬまで柔軟に対応し続ける」と。
 どうしたら頭が柔かくなるのかの談義になった。
 「ミスや失敗に早く気づきそれを活かす」
 「夢、つまり目先でなく遠くを見る目を持つ」
 「どうでも良いプライドを捨てる」
 「何事も楽しんでやる」
 「自分自身の改善、改良でなく、0からのスタート」
 「頭が固いことは何かを守っている。本当に守るものは何か?」

出来る事はいっぱいある。頭を柔かくしよう。