型から入る
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屋根、外壁工事を担当する総合外装事業部門では、建築現場に行く事が多く、作業服で仕事をしている。現場の職人さんも社員も同じ服装であり、見分けがつかない。
「社員の意識改革」と「何をするかではなく、何をしないか」の逆転発想で、仕事中は作業服を中止し、ワイシャツしてネクタイ姿で仕事をする事にした。
当日より様々な現象が起きてきた。A君からのレポートを記したい。
「自分が感じた変化について。
2. 職人の言葉が違う
3. トラックが運転しにくい(つまりトラックも要らなくなる)
4. 電話一本で移動しない(出来ない)
そして気分を一新し、イキイキと仕事をしていると、人と会った時、
1. 話していて活力がある
2. 話し方に勢いがある
3. 心が豊かで潤っている生き方に近づくように思える
自分が楽しく変わっていくことを気づき始めて、毎日の仕事が楽しくなってきた。」
何かを変えようとした時、自己満足やマイナーな変化でなく、思い切って型から(つまり外から見えるようにする)入った方が良い場合があると実感した。私だけでなく、社員一人一人がそう思い、体感しているようである。
大きな成果の出る事を期待している。
目
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海外の社員が日本に来る場合、本人の勉強や研修は勿論であるが、日本にいる日本の社員にも刺激を与えたいと思っている。
先頃もA君が来日した。彼と話をした日本の社員C君からのレポートはこのような内容である。
A君と自分(C君)の一番の違いは“目”である。
A君は、 1.よく見て、よく聞いている(小さな情報でも)
2.いつでも周りをよーく見ている
3.好奇心、探究心が旺盛である
↓
だから、気づく
だから、言われる前に動ける
だから、無駄なく動ける
だから、意図を外さない
だから、全体を理解し、良い質問もできる。
目が2つ、耳が2つ、よーく見て、よーく聞く事が全てのスタート点である、とC君は気づいた。