2006-09-28

M-net 2006-09-28

トヨタ車

 マレーシアで知人の車に乗ったら、トヨタから日産の車にチェンジしている。
 「車を変えたのですか?」
 「実は、自宅の前に駐車しておいたトヨタの自家用車が盗まれてしまったんです。」
 「見つからないんですか?」
 「見つかるわけないですよ。マレーシアでは1時間に8台の車が盗難に遭っています。それは全てトヨタの車種です。トヨタの車は売れますから。」との事。
 今回は盗難に遭わないように日産の車にしたそうだ。日産、マツダ、ホンダの車は盗まれない…なぜなら買う人が少ないから、との事。トヨタの車はいつでも、誰でも、どんな車種でも買い手がいっぱいいる。トヨタは絶大な信用力と言うか、ブランド力である。


日本と中国の結婚の違い

 日本では男女が結婚し夫婦になる時、お互いを信用し、私のモノはあなたのモノ(?)、あなたのモノは私のモノ(?)で一緒にして生活していく。姓も一般的には男性の姓を名乗る。
 中国では非常に合理的で、男性の持ち物は○○○、女性の持ち物は×××で、それを合わせて結婚をする。姓は男女とも変わらず、夫婦別姓である。

いざ離婚となると、日本ではごちゃごちゃでトラブルも多いが、中国では自分の物と相手の物はハッキリしている。二人で得た物は半分ずつ分ける。
日本と中国で合弁の会社がある。上手くいっている時は良いが、上手くいかずいざ合弁解消となると、問題がいっぱい発生する。何か日中間の結婚の違いを思い出させるものがある。
文化や価値観が違う人や企業が別の人と一緒に何かをする時、最初から最悪を考えて明確にし、スタートする方が良いような気がする。


ではなぜ日本人と中国人の文化が
大きく違うのか?(私の見方)

 日本は天照大神の古代より現代の今まで文化の積み重ねがある国である。つまり大きく変化して来なかった。積み重ねの文化の国である。
 中国は古代よりヨーロッパ大陸とつながっており、戦の歴史の国である。古来より色々な民族が国を治め、近代を迎えても諸外国より影響を受け、やっと共産党が国づくりをしても、四人組で価値観が変わってしまう。常に国が変化し一貫した基準がなく、国民も変化しなければ生きていけなかったと考えられる。常に変化を前提に生きているようにも見える。
 変化を好まない日本と、変化が常の中国との歴史の違いがそこにあるように思える。これは国民の生活やビジネスの場でもハッキリ違いが出てくる。
 中国と関わって長いが、学ばされる事の多い日々である。