2006-10-18

M-net 2006-10-18

作るから壊す

初対面のIさんとお会いした。
私の名刺を見るなり、『住宅関連、建設業ですね』「はい。家を作ったり、屋根工事をしています」
『少子高齢化社会、住宅余剰時代にどんな経営をなさっていくのですか?』
私「・・・」
Iさんは私に、『これからの建設業はつくるのでなく、壊す建設業でなければ成長できない・・・』
『ただ壊すのではなく、リサイクルや資源の再利用など今までとは違った解体、壊しが求められる・・・』
業界や環境が同じだと、どうしても今までの延長線上でモノを考え、そこから抜け出せないが、異業種や業界と関係ない人は、まったく違った発想や意見が出てくる。
『作るから壊す』 考えさせられてしまった。


北朝鮮の核実験

 ベトナムの経営者に会った。
開口一番、私に向かって「北朝鮮の核実験についてどう思いますか?」
私が突然の質問に戸惑ってしまい、自分の思う意見を述べた「・・・・・・」
彼はベトナム人で、ベトナム戦争を体験し、自分の国は自分達で守ると言う事を実感している。
我々日本人は、「平和」や「安全」は誰かがやってくれると思っている・・・。
彼は、ほとんどの日本人がこの質問に答えられないと言う。「もし、まちがってミサイルが日本に飛んできたらどうしますか?日本の上空で爆発したら、安全や平和、生活、健康などすべて一変してしまいますヨ・・・」と。
自分の事だけを考えるのではなく、自分と取り巻く周辺の事を考えざるを得ない一日であった。
国民全部がNOを言い、ハッキリとそして強いメッセージを出すべきだと思い、このM-netにもその事を書かせて頂いた。


決断できない若者

人材派遣の会社の人と会った。
今多くの企業で人材派遣の活用をしている。企業によっては、総人員の30%、50%もいるとの事。
さて、そこで働く派遣される人について聞いてみた。
一番びっくりした事が、母親が子供と一緒に派遣会社についてくる。場合によっては、両親がついてくる事もある。なぜ、親がついてくるかというと、子供一人ではどうしたらいいか決断する事が出来ない。
自分で自分の事を決められない若い人が非常に多い。
派遣会社に登録し、何の教育も受けずに即日派遣先企業で働く人を想像した時、それでいいのか考えさせられてしまう。
次にびっくりした事が、派遣するのは日本人だけでなく、ブラジルやベルーの日系の2世3世が非常に多いとの事。ドンドンと見えない所でも国際化が進んでいる。