2018-02-18

M-net 2018-02-18


強い思い、目的、時代とやり方

 今、国内外でさまざまなプロジェクトに挑戦している。
成功する事例もあれば、うまく行かない場合もある・・・なぜだろう?3つの理由があるように思う。

①リーダーや責任者に、目的に対する「人間として強い思い」があるかないかが成否を決めている。何をやるにしても最初から計画通りにはいかない。障害やトラブルが発生し、それをどう乗り越えるかにかかっている・・・。この時、リーダーに「強い思い」があると、部下や周りに良い影響を与え、マイナスもプラスに変えることができる。一方、並の思いでは、最初にあった思いもマンネリ化し、仕事をこなすだけになり、活力のない組織となってしまう。

②何かをする時、「理念」や「明確な目的」が最初にある。これがないと話にならない。
「なぜやるか」「何の為か」「最終の目的は何か」この基本を持ち続けなければダメになってしまう。目先の現象に対応したり、部下の意見に併合してしまっては、大きな目的からズレてしまう。勿論テクニックや周りの意見を聞いて柔軟に対応していかなければならないのは言うまでもない。このバランスがリーダーの力量でもある。

③新しい事や今やっている事を、2つの面からチェックしてみるとよく分かる。
a)やっている事ややろうとしている事が社会に適合しているか?
つまり、時代に合っているかどうかである。時代に合っていなければ、やる前からダメである。
b)やり方が正しいかどうか?
時代に合っていてもやり方が悪ければダメである。やり方はさまざまな方法が考えられるし正解はない。A案もB案もC案もある・・・。1wayでは行き詰まってしまう。

 新しい事をする時、又今やっている仕事を一度見直して欲しい。
(1)人間として強い思いはあるか (2)やる事の理念や目的は明確か (3)時代とやり方は・・・の3点である。同じことの繰り返し、マンネリ化では限界があり、周りから見てもやっている人も魅力を感じない。
会社を取り巻く環境も、個人を取り巻く環境も、日本を取り巻く環境も大きく変わっている今である。これを好機と考え何かに挑戦してみたい。挑戦する事によって新しいエネルギーが生まれ、チャンスもやってくる。
 今、「社員の賞味期限」と言う雑誌が出ているが、私は「人は新しい事に挑戦する限り成長する」と確信している。



参考記事

「社員の賞味期限(日経ビジネスNo.1929)」