重みのある発言、軽い発言
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Iさんと話したが、何か話が軽い。なぜだろう…。
Mさんとも話したが、同じようにどうも話が軽く聞こえる。どうしてだろう…。
多くの人と接し話をする時、人によって話に重みがあったり、軽く感じたりする事があるが、私だけだろうか?
重みのある発言は、
1. 体験や経験によって裏づけされている話が多い
2. 10を知って1を語ると話の中味が濃くて良い
3. 本質的な総論と具体的各論で話すと分かりやすい
4. 五つ話すなら、それを一語にまとめて話すと短くて分かりやすい
5. 相手の意図を理解して話したり、最終目標を頭の中に描いて話す話
6. 心に響くような人間的な話
一方、軽い発言は、
1. 知識や、人から聞いた話などが多い
2. 1を知って10に拡大して話すと中味がうすい
3. 総論や一般論が多く、中味や具体論がない
4. 多弁で、自分に自信がない事を言葉でカバーしようとする話
5. 考えないで相槌を打ったり、目先の事や聞いたことだけに反応する話
6. 計算された話や、自己中心的な話は時間の無駄になる
同じ発言でもこの差が出てくるのはなぜだろうか?
日頃の「モノの見方、考え方」や「人との接し方」が言葉として大差となって表れてくる。
「心や頭」で感じ、考え、思う事が意識せずに自然と表れてくるのだろう。
「人間力」の差なのかも知れない。人間力とは、その人の生き方そのものである。
「仕事に対する考え方」「勉強に対する考え方」「人と接する姿勢」「日頃の行動」…
軽い話をする人は、いつもそうであるから、その事には気づかないでいる。自分では臨機応変にうまく立ち回っているつもりだろうが、周りから見るとどうしても軽いように見えてしまう。まずい事や嫌な事を直言してくれる真の友人、先輩、上司と出会いたい。
日頃から研鑽を重ね、少しでも人間力を高めて「重みのある発言の出来る人」となりたい。