2005-09-18

M-net 2005-09-18

重みのある発言、軽い発言

 Iさんと話したが、何か話が軽い。なぜだろう…。
 Mさんとも話したが、同じようにどうも話が軽く聞こえる。どうしてだろう…。
 多くの人と接し話をする時、人によって話に重みがあったり、軽く感じたりする事があるが、私だけだろうか?

重みのある発言は、
1. 体験や経験によって裏づけされている話が多い
2. 10を知って1を語ると話の中味が濃くて良い
3. 本質的な総論と具体的各論で話すと分かりやすい
4. 五つ話すなら、それを一語にまとめて話すと短くて分かりやすい
5. 相手の意図を理解して話したり、最終目標を頭の中に描いて話す話
6. 心に響くような人間的な話

一方、軽い発言は、
1. 知識や、人から聞いた話などが多い
2. 1を知って10に拡大して話すと中味がうすい
3. 総論や一般論が多く、中味や具体論がない
4. 多弁で、自分に自信がない事を言葉でカバーしようとする話
5. 考えないで相槌を打ったり、目先の事や聞いたことだけに反応する話
6. 計算された話や、自己中心的な話は時間の無駄になる

同じ発言でもこの差が出てくるのはなぜだろうか?
日頃の「モノの見方、考え方」や「人との接し方」が言葉として大差となって表れてくる。
「心や頭」で感じ、考え、思う事が意識せずに自然と表れてくるのだろう。
「人間力」の差なのかも知れない。人間力とは、その人の生き方そのものである。
「仕事に対する考え方」「勉強に対する考え方」「人と接する姿勢」「日頃の行動」…

軽い話をする人は、いつもそうであるから、その事には気づかないでいる。自分では臨機応変にうまく立ち回っているつもりだろうが、周りから見るとどうしても軽いように見えてしまう。まずい事や嫌な事を直言してくれる真の友人、先輩、上司と出会いたい。
 日頃から研鑽を重ね、少しでも人間力を高めて「重みのある発言の出来る人」となりたい。