2010-12-18

M-net 2010-12-18

産業革新機構

「産業革新機構」という組織を知っている人は少ないだろう。
日本政府が820億円、民間企業が100億円出資する、資本金920億円の政府系投資ファンドである。
大企業や中小企業、ベンチャー、大学など、産業や組織の壁を越えて21世紀の日本を創り出す、まったく新しいタイプのファンドである。国内外を問わず、新たな技術やソフトなど、革新性を有し、将来性のある事業に投資している。政府保証枠も8000億円ある。
日本は今、お金や技術を持っている。産業革新機構はこの資産を活かし、世界で新しいビジネスを展開している。目指すところは新しいビジネスモデルの確立や、技術立国、産業立国である。
ここで問題なのが、そのお金や技術を活かす「人材」であり、当社のGMCが注目されている。
グローバルな頭脳を活かし、新しい産業を起こすことが地域の安定や雇用創出につながっていく。
GMCも開校して満6年を迎え、大きな花が咲きそうである。

TVの影響

11月9日、テレビ東京の有名な番組「ガイアの夜明け」にて、当社の中国ビジネスが取り上げられた。
1ヶ月経った今、大きな反響が現れている。
ひとつは社会人や学生、経営者、その他…、会って話をしたいという人が多くなった。講演依頼も増えている。
現在、日本と中国は政治的に微妙な関係にある…。一方で経済や民間レベルでの交流はドンドン増えている。
いずれにせよ、日本と中国はパートナーとして今後も大切な関係であり続けていくと確信している。
当社で行なっている“人財育成”は、日中両国にとって新しい発展のひとつの指針となっている。それに関する新たなテレビ取材やインタビュー、新聞・雑誌の取材が舞い込み、TV放映の影響は非常に大きい。
もう一つの影響は、中国に投資している日本の大企業のトップの方々からの相談が増加していることである。
どの企業も、「現地化はどう進めたらいいのか?」「優秀な人材が集まらない」「市場を開拓したい」といったさまざまな課題を抱えている。
問題解決のために若いGMC人財に働いていただくわけだが、日本のトップは「そんな20代の若い人で大丈夫か?」と全員が質問し、疑いの目で見る。そんな時はいつも、「150年前の江戸時代から明治初期の頃の日本では、20代の若者たちが志と情熱を持って新しい日本を創った…GMCはそんな人財ですよ」と話す。すると納得し、「会ってみたい」と言う。そして実際にGMCに会うと、即座に「こんな人財を今すぐにほしい…」。
TVの影響でGMCの若者の活躍の場がもっともっと広がることを期待している。そしてお互い負けないように頑張りましょう…。