2005-11-18

M-net 2005-11-18

経営請負人 第一号

 中国で今、GMC(Global Management College)と言う当社の私塾が人気を呼んで、数万人の優秀な学生が応募してくる。一次、二次、三次と面接があり、選ばれた学生はそれだけでエリートである。3つの地区で計45人位が人間力やリーダー論を学んでいる。
 今回、某日系企業A社の中国現地法人が苦戦をしており、当社が会社立て直しを依頼され、12月1日から新しいシステムで会社をスタートさせることになった。
 ここの現地法人の副総経理(実質的には社長)に上記のGMCで学んでいる武漢大学4年生のZ君を選んだ。当社の中国幹部がZ君を選んだ理由は3つ。

1. 苦労が出来る
2. 会社も彼自身も変化が期待できる
3. 基礎力がある。

Z君と会ってみた。彼は私に「今準備中です」との事。何の準備かと言うと、

   1. 頭の整理、心構え
   2. 親に心配をかけない。学校も来年卒業する。
   3. 今やっているGMCの仕事のスムーズな引継ぎ
そして自分の役割、目的、問題点の解決方法…

と、整然と私に話してくれた。
きっと彼の心の中は期待と不安でいっぱいだろうと推察できるが、これだけ整理力のあるZ君を選んで良かったと実感し、新しい仕事のスタートに大きな期待が持てる。学生創業社長はたぶん世界にいっぱいいると思うが、学生経営請負人は世界で彼が初めてであると思う。頑張れZ君!

 平時は経験や知識がモノを言うが、今のようにスピードが速く変化の激しい時は、斬新なアイディアと失敗を恐れない挑戦力が求められていると思う。


女性活躍の時代

 私のプライベート奨学金「杉山種まき奨学金」を中国のトップ大学の1つである華中科学技術大学(1440大学中第5位)の学生に支給した。
 授与式当日(11月17日)、ビックリした。15名の学生中、男子学生が何と1名のみ。残りの14名は全て女子学生である。副学長曰く「成績優秀者やクラスでトップの学生は全て女性です…」。
まさしく21世紀は女性活躍の時代であると異国の地、中国で実感した。