2004-01-08

M-net 2004-01-08


 新年明けましておめでとうございます。
 今年の夢(目標、希望)は何でしょう?人生の、仕事の、家庭の、個人の…それぞれが持っていると思います。夢を実現する為には、
1. まず夢を持つ事。夢が無ければ何も始まりません。
2. 夢の話を聞いてくれる仲間(友人、家族、上司、部下)がいる事
3. 夢実現の為に、夢を支えてくれる人達がいなければだめです。一人では何も出来ません。

夢(1つでも、3つでも、5つでも)を持ち、話を聞いてくれる仲間づくりをし、夢を支えてくれる仲間達をつくり、開拓をしていく2004年の新年としたい。


パッション(情熱)

 仕事が出来、知識があっても、パッション(情熱)を感じさせないと人はついてこないし、成果や受注にもつながらない。
 情熱を持って話し、行動する為には、莫大なエネルギーが必要である。エネルギーを使い切った人や、エネルギーを貯えていない人、そしてエネルギーを生産できない人は時代から離れていってしまう。

 (マイナス)×(マイナス)=(プラス)である。つまり嫌な事や失敗、ミスも掛け算すればプラスとなり、エネルギーの源となる。何事も前向きに考え、自らのジェネレーター(自家発電)をフル回転させ、パッションを感じさせるようにしたい。あくまでも自分では出来ていると言う自己満足ではなく、相手が感じるよう、分かるように。


何かを乗り越える

 昨年と同じやり方、従来と同じ方法では、努力しても結果は変わらない。何かを乗り越えなければ、何も変わらず、何も生まれない。
 何かは人によって違う。価値観や物の見方、考え方、行動の量、スピード、知識の量、自らの否定、世界基準など、様々である。
 時代がかわり、世界が変化し、自分を取り巻く環境が激変している事を自覚し、何かを乗り越え、新しい挑戦や試みが強く求められる。
 今年は「夢」「パッション(情熱)」「何かを乗り越える」の3つのキーワードでスタートしたい。

2003-12-28

M-net 2003-12-28

人生出会い

 1年間に「何人の人」と出会うだろうか?年間で数人の人とだけ会っている人もいれば、何百人の人と会っている人もいるだろう。又、数千人の人と会っている人もいるだろう。
 ここで言う出会いとは、従来からの人ではなく初対面の人との出会いである。
 先日も知人のRさんに話をした。「1年間で300人位の人とは出会いたい」1年365日として、土日を除くと300日で300人、つまり1日1人の人と出会う事になる。挑戦してみると300人の中に魅力のある人が10%、30人は居ると思う。良い意味で影響を受けるし、もう一度会ってもらうにはこちらも魅力が無ければならない。魅力とは「情報と話題」である。生きた情報や話題は「体験や経験」から生まれてくる。

 人との出会いの次の出会いは「本」(インターネット、雑誌、新聞)である。良い本との出会いも人生を変えてしまう。本を選べる人は人を選べると言う。相手が良く分からなかったりした時、何か1冊の本をプレゼントしてもらったり、推薦していただくと、その人物が分かる。

 3つ目の出会いが様々な「体験や経験」である。特に失敗やうまくいかなかった体験は、今までのモノの見方や考え方を変えてしまう程、役に立つ。人間は最終的には体験や経験によって決断をしていく。判断は知識で出来るが、大切な決断は知識だけでは無理である。チャンスがあれば様々な事に挑戦してみたい。そしてその結果が成功であったり、失敗であったりする。

 「人、本、経験」との出会いによって人生(生き方、個人、企業)はドンドン変わっていく。今年1年間を振り返って、改めて「人生は出会いだ」と思う。良い出会いがいっぱいあり、出会いに感謝したい。素晴らしい人達に、良い本との出会いに、そして健康で様々な事に挑戦できた事に。


チャンス

 良い人生とはチャンスがいっぱいある人生。
 良い企業とはチャンスがいっぱいある企業。
 ピンチもチャンスの一つである。残念な事に、チャンスは待ってくれないし、貯金も出来ない。チャンスを感じ、チャンスがあって、チャンスを活かして初めて次のステップがある。個人も企業も。

 私は社長として皆さんに、考えたり、挑戦したり、成功したり、失敗したりのチャンスづくり(創、造、作)を続けなければならない。チャンスとは舞台と言い換えても良い。
 チャンスは待っていても、向こうからやって来ない。こちらからドンドン何か仕掛けをして出向いていかなければならない。
 出会いと共にチャンスにも深く感謝して、1年のまとめとしたい。


2003-12-18

M-net 2003-12-18

12月12~18日まで1週間、青島、上海、杭州を回って来た。

創造

 中国上海のお茶研究室のOさんが私に「新しい材料や素材はいっぱいあるが、それを組み合わせて新しいお茶を創り出す事が大変難しい…」と言ってきた。つまり「どうしたら創造する事が出来るか?」
 私は「近くにあるものを切断し、目の前のものを忘れ、遠くにあるものを結びつける事によって新しいものが生まれてくる。悩みや欲しいものを頭に浮かべて、needsやwantsを見つける事によって、そこからどうしたら良いかが出てくる」
その為には考える力を身につけなければならない。

1. 問題解決の為に全神経を集中させる
2. 頭の回転を早くする
3. 固定概念や思考の習慣にとらわれずに、様々な角度から考えてみる
4. その為に幅広い知識違った経験や、体験が必要である
5. 最初は意識し、それを習慣化し、実践して、最後は自分のものとする

創造にも「無から有を生む創造」と「様々なものを組み合わせ(掛け算)て従来とは違ったものを生み出す」方法の2つがある…と話した。


自分を語る概念と言葉

 広い中国では地域によって考え方が全く違う。どうしたら良いか?ましてやこれから我々は国際化がますます進んでいく。明確な座標軸(物差し)が必要である。
 つまり自分の哲学(自分を語る概念と言葉)を持っていないと振り回されてしまう。
 客観性や一貫性が求められる。

 「頭の活性化マガジン」(M-net)も、2000年2月18日よりスタートし、3年10ヶ月となる。
 この全号を中国語に翻訳し、「闘脳活化(M-net)」と言う小冊子にして持ち歩き、話の途中でこんな事をしています、と見せると、多くの知識人やリーダー達も一目置いてくれる。突然の訪問や初対面でも一緒に食事をしていきませんか、ぜひ一緒に食事しましょう…とお誘いを受ける。ぜひ一緒に仕事をしましょう、と話が弾んでくる。

 言葉だけではその場は盛り上がってもすぐ消えてしまう。この小冊子や長年続けている「奨学金」の支給、大学(院)生達だけで事業展開している武漢大学「創業塾」など、自分や当社を語るデータや資料は、明確な座標軸となった。物を製造したり、買ったり、売ったりするハードも分かりやすいが、ソフトでもハード以上に大きな力となる事を実感した。
 

2003-12-08

M-net 2003-12-08

コミュニケーション

 ある得意先の社員が当社の件でミスをおこし、注意を受けた。
 2日後、その得意先の社長と新幹線の中でバッタリ会った。
 その社長は目が合うなり私に、「先日は当社の社員がご迷惑を掛け、本当にすみませんでした…」
 ミスは誰にもあるのでしょうがないが、失敗した得意先の社員はそれを見てその日のうちに上司やトップに報告をしている。ほう・れん・そうを身につけ、実行している素晴らしい会社である。

コミュニケーションは自分の意思や考え方、感じた事、やった事を関係ある人に伝達する事である。文字や言葉、絵、身振りなどの手段を用いてスピーディーに行う事である。最初は意識してコミュニケーションを計り、それがしばらくすると習慣になり、最後は自分自身のものとなる。

 自分勝手に判断し、「しなくても良いだろう」「分かってくれるだろう」や「忘れていました」では相手や周りから信頼されない。タイムアウトでコミュニケーションを計ってもダメである。簡単な事は言葉で、そしてA-4 1枚の文章で伝える事が出来ると完璧である。


検討ではダメ。まず結論(YesかNo)を

 A君と1時間話をした。最後に「どうしますか?」「結論はどうですか?」との私の質問にA君は「検討して後日、答えをお伝えします…」
 私は「A君、もう帰って下さい。時間の無駄でした」「この場で結論が出せない話を1時間も聞いて、最後に検討しますでは、君は勉強になったかも知れないが、私にとっては意味のない時間でした」とキッパリ。A君は「分かりました。やりましょう…」

 世界で仕事をしていて、日本人は「よく分かりました。帰って上司と相談し、検討して答えを出します」と言い、決断力の無さをバカにされている。交渉に決断力の無い人が、相手をバカにしている事でもある。
 世界では1人で来訪し、その場で「Yes,No」をはっきりする人が能力ある人と評価されている。国際化の中でこれから我々日本人もその場で決断できるトレーニングをしておかないと、相手にされなくなってしまう。

 その場で決断する為には、事前の勉強をし、よく話を聞き、本質を見抜き、相手を洞察し、今だけでなく少し将来も見通し決断をしなければならない。そして出した答えに対して出来る方法を考え、挑戦や実行をする事が人やビジネスを大きくしていく。
 「チャンス」と「時間」は貯金できないし、待ってくれない。チャンスを活かそう。


2003-11-28

M-net 2003-11-28

人とビジネス

 金融機関や取引先が企業を見る時、
  ①人(経営者、リーダー)、
  ②ビジネス(その事業の社会性、成長性、発展性、シェア、差別化)
の2つで良し悪しを判断する。
 かつては資産(土地や株、現預金)があるかないかで優良企業か否かを判定していた。しかしデフレが10年も続き、資産はドンドン目減りして行く。かつての優良企業はその地位を失い、判断をする新しい物差しが必要となって来た。

 「人と事業(ビジネス)」が全ての基準の原点に戻った事は、欧米や他の国々では当たり前であった。「リーダー」としての自覚、資質、能力を自らに問い、今やっている「事業」の可能性、成長性を見直し、より専門性を高め、No.1を目指したり、場合によっては新しい事に挑戦する事を、スピードを持って行動しなければならない。
 そう言う中にあって「自己否定」(人、事業共に)も又、必要な場合もある。いずれにしても甘えは許されない昨今である。自己変革や企業変革が正解なき時代の唯一の羅針盤である。


利益生まない事業は道楽

 11/28の新聞に御手洗富士夫キャノン社長が静岡で行った日経連団体全国大会で、経営者講演を行い、
「利益を生まない事業は道楽」としてパソコンなどの不採算部門を切り捨て、利益志向に転換した経緯を紹介。キャノンは「人を基軸にした経営」で人間尊重主義と技術優先主義の経営哲学と実践で世界のキャノンになった。
 今日の新聞の見出しで「ドッキリ」…チョット見ただけで頭から離れない。
 そして「経営者の責任は企業価値を上げる事」
     「刺激を与える給与体系も必要」
 一流の企業と一流をつくるトップは一言で全てを表す。
 勉強不足、実績不足、努力不足、決断力不足…を一行の新聞見出しから考えさせられた。自分自身に「利益を生み出しているか?この事業は、この部門は?」と、様々な事を考えさせられた一言である。


2003-11-18

M-net 2003-11-18

あまりに土地が安すぎて、家が建たない?

 K社が社員持ち家として、100区画の分譲をした。10年前の事である。
 バブルが崩壊し、都心回帰現象が表れ、社員の戸建持家志向から都心志向に大きく変化した。こうした中でK社は今年3月、この分譲地を坪5万(1区画60坪×5万=300万)で処分した。大人気ですごい競争率であった。当社の社員も応募したが、抽選ではずれてしまった。

 先日、分譲地の自治会長さんと会った。
 「杉山さん、今年販売したK社の分譲地の内、半分近くが土地は売れたが家が建たずに、解約となってしまった。」との事。理由は「土地が安すぎて担保にならないので、銀行がローンを組んでくれない…。人口が増加し、若い人の街が出来ると思っていたのに、ヌカ喜びだった。」と肩を落としていた。

 デフレも行き過ぎると大変な事になってしまう。住宅部門の社員にこの話をした所、応募者の年収が低すぎ(?)て、銀行ローンが組めなかったのではないですか…と言う。事実はどうか分からないが、家が建たなかった事だけが現実である。


幹と枝葉

 先日、B社の社長が来社し話をしたが、色々と話してくれるがいまいち分からない。頭に思いつく事や、気づいた事を話してくる。
 全然話が見えないので、途中で「話が良く分かりません。何を言いたいのか、ポイントを絞って、1.…、2.…、3.… と話をして下さい」と言った。相手も何を言っているのか分からなくなってしまったようで、笑っている。

 「結論」はこうしたい。「問題点」は大きく分けて、例えば1.お金、2.人材、3.やり方、と言うように話をしてくれると分かりやすい。「何が幹」で、「何が枝葉」なのか、本人も分かっていない。
 多弁で多くを話すとボロも出る。何も話さなければ分かってもらえない。まとめて紙に書いてみるとよく分かる。分からない所も分かってくる。

 人と話す時、1.2.3.という風にポイントを絞って話したり、A4の紙1枚にまとめてみると良く分かる。余分なものは捨て、一番大切な(重要な)ものは何なのかがはっきりすれば、交渉も楽だし、時間も短くて済む。


2003-11-08

M-net 2003-11-08

人材

 久しぶりに人材と出会った。
 中国武漢大学で行っている学生創業塾の責任者K君である。

 まず武漢市事務所を設置…安くて、なかなか良い所を選定。勿論大学に近い
 事務所内机、椅子、備品……質素で感じの良いものを購入。机2つ、椅子10脚。
 コンピューター設置…………仲間とパソコンの部品購入。高品質で低価格な
   パソコンを組み立てて設置
 人材……………………………何も言っていないのに、日本語が必要だろうと考え
                     武漢大学の日本語学生の中から一人の優秀な女子
                     学生を見つけ、学生スタッフとする。(この女子学生
                     Sさんは昨年度の杉山奨学金受給生であった)もう
                     一人、財務、経理が必要だろうと考え、商学部から
                     男子学生1名をスタッフとして仲間に入れていた。
                     彼も優秀な学生である。

 こんなK君がこれから学生創業塾の責任者となり、中国内陸の湖北省武漢市で学生ビジネス(日本流インターシップ)を11月1日よりスタートさせた。

 人材の基本である「気づく―計画を立てる―実行する―結果を出す」を実践し、「任される人材」づくりに相応しい学生(人材)と出会った。(勿論K君には2004年7月に当社に入社する内定を出した。)非常に頼もしく期待が持てる。
 又、彼の本来の仕事である茶開発は、計画段階から実行段階に入っている。


悲しい日本人留学生

 10月下旬に、中国西安の西北理工大学で大問題が発生した。
 学園祭で日本人留学生が「裸踊りの寸劇」を行い、中国人を揶揄し、日本人学生と中国人学生が大乱闘となり警察が入り、日本人留学生は全員ホテルに隔離された。「裸踊り」も問題だが、これをOKした日本人教師が批判されている。

 しかし本質は別の所にあると思う。中国に留学(4年生の本科生)する多くの日本人学生は勉強はさておき、遊びやスポーツに多くの時間を費やす。この行動を見ている中国人の大学生は何の為に高い費用(中国学生の10倍の学費、宿舎)を支払って大学に勉強に来ているのか疑問と不平、不満をいつも持っている。

 日本の大学ではそれで通るが、世界では通用しない。学校は勉強する為のところである。もう一度学校とは?学生とは?企業とは?社会人とは?原点に戻って考えたい。