2003-12-18

M-net 2003-12-18

12月12~18日まで1週間、青島、上海、杭州を回って来た。

創造

 中国上海のお茶研究室のOさんが私に「新しい材料や素材はいっぱいあるが、それを組み合わせて新しいお茶を創り出す事が大変難しい…」と言ってきた。つまり「どうしたら創造する事が出来るか?」
 私は「近くにあるものを切断し、目の前のものを忘れ、遠くにあるものを結びつける事によって新しいものが生まれてくる。悩みや欲しいものを頭に浮かべて、needsやwantsを見つける事によって、そこからどうしたら良いかが出てくる」
その為には考える力を身につけなければならない。

1. 問題解決の為に全神経を集中させる
2. 頭の回転を早くする
3. 固定概念や思考の習慣にとらわれずに、様々な角度から考えてみる
4. その為に幅広い知識違った経験や、体験が必要である
5. 最初は意識し、それを習慣化し、実践して、最後は自分のものとする

創造にも「無から有を生む創造」と「様々なものを組み合わせ(掛け算)て従来とは違ったものを生み出す」方法の2つがある…と話した。


自分を語る概念と言葉

 広い中国では地域によって考え方が全く違う。どうしたら良いか?ましてやこれから我々は国際化がますます進んでいく。明確な座標軸(物差し)が必要である。
 つまり自分の哲学(自分を語る概念と言葉)を持っていないと振り回されてしまう。
 客観性や一貫性が求められる。

 「頭の活性化マガジン」(M-net)も、2000年2月18日よりスタートし、3年10ヶ月となる。
 この全号を中国語に翻訳し、「闘脳活化(M-net)」と言う小冊子にして持ち歩き、話の途中でこんな事をしています、と見せると、多くの知識人やリーダー達も一目置いてくれる。突然の訪問や初対面でも一緒に食事をしていきませんか、ぜひ一緒に食事しましょう…とお誘いを受ける。ぜひ一緒に仕事をしましょう、と話が弾んでくる。

 言葉だけではその場は盛り上がってもすぐ消えてしまう。この小冊子や長年続けている「奨学金」の支給、大学(院)生達だけで事業展開している武漢大学「創業塾」など、自分や当社を語るデータや資料は、明確な座標軸となった。物を製造したり、買ったり、売ったりするハードも分かりやすいが、ソフトでもハード以上に大きな力となる事を実感した。