2020-06-08

M-net 2020-06-8



 菊づくり、菊見る時は、陰の人 

当社の専務、副社長、副会長を歴任し、50年間にわたり貢献して頂いた故山岸繁(74歳)さんが 6月2日朝、逝去されました。謹んでお悔やみ申し上げます。
20歳で入社され、木材からスタートし、46年前から屋根、外壁工事を日本一の事業に育ててくれた張本人です。日本一になることを夢見て、日夜努力をされてきました。 車に乗る時も、見るモノは屋根、外壁工事だけ、話す内容も屋根外壁の話だけでした。
苦しい時は頑張れ、行動しろ、良い時は悪くなったら大変だから手を抜くな…と。
50年間で意見の違いや考え方の違いもあり、衝突もありました。二人の間では暗黙知があり、「今日食う事は山岸」「明日のビジネスは杉山」と分かり合っていました。
部下にも厳しく、事実を持って決断してくれ、「いやな事は山岸がやります」と言って実践してくれました。

大きな功績が2つ。
①職人を育て、今500人近い職人さん達がいます。南富士の最大の武器、財産です。
②営業所長に全権を任せて育てる「ミニ経営者」づくりです。
今、コロナ禍でも安定した経営が 出来る仕組みを一緒に作ってくれました。
50年間でグチを言った事が一度もなく、全幅の信頼をおいて任すことができた人物です。 46年前、10名の若い社員と共に「カラーベストに青春をかけよう」「日本一を目指そう」と、 夢を語った事が昨日の事のように感じます。
告別式にK社のK社長が参列してくださり、最高の花を添えて頂きました。 k社長は、山岸さんと会って33年が経ち、真面目で信頼できる人物だと弔辞で話していました。 仕事だけでなく、麻雀やゴルフで共に遊んだ話しもして頂き、信頼は継続につながると実感。
山岸君のDNAを継いだ幹部社員も参列して頂き、それぞれに思いがあったと思います。

「菊づくり、菊見る時は、陰の人」となってしまいましたが、南富士の企業風土、企業文化を これからも育て、前を向いて、上を向いて歩んでいきたい。
山岸顧問、「屋根工事日本一」の「夢とロマン」を一生持ち、実現出来ました。 改めて深い感謝と哀悼の意を表したいと思います。

 難局をどう乗り越えるか? 

仕事や人生で難局にブチ当たる事がある。どう乗り越えるか、正解はない。
今までの知識や経験の延長線上に解決策はない。頑張ってもダメである。 同じ事を毎日繰り返していると、何も気づかず、3年でジリ貧となる。

1.まず、問題や起きている課題に気付かなければ始まらない。
2.そして起きている現象でなく、本質(見えない)を見つける。
3.当面どうするかの緊急対応策を考え即実行。
4.基本的な解決策を創り出し、本質的な対応をする事でピンチをチャンスに変える。
5.要はどうするかでなく、何をするかである。