2018-08-08

M-net 2018-08-08


扇風機付き作業服

 今年の夏は暑さが超厳しく、連日猛暑で35℃以上の日が続いている。
私達の屋根工事では、屋根の上で遮るものが何もなく、炎天下で50℃以上となっている…。こんな厳しい中で屋根、外壁工事を職人さん達は黙々とやって下さっている…。頭が下がります。
何か出来ることはないかと考え、スポーツドリンクの支給などしているが、焼け石に水で大きな力になっていない…。そんな折り「扇風機付き作業服」の話を聞き、早速専属職人達やルーフマイスターに支給を決め、順次届けているところです。使用した人からは「作業中、汗をかくのが大幅に減った」「日中の暑さが夜まであったが、これを使い始めてからは夜ぐっすり寝られる」と大好評である。

 思うことでなく、具体的に何か行動する事の大切さを改めて学んだ。働く人が健康で仕事を頑張ってくれる事を切に願っている。


見識

 毎週のようにさまざまな会議を行っている。そんな時、出席者の発言を聞いて失望する事がある。知っている事をすべて話す(これは学校とか先生ではOKである)。
経営では、何を発言するか出席者の見識が問われる。話さない事もダメであるが、確認もとれない事をベラベラ話すのは論外である。経営では、多弁では負けとなる事が多い。そして、多弁や何でも話す事を情報と思っている人がいてレベルが低い。

 「見識」とは、「物事の本質を見通す優れた判断力」「何かの意味や重要性を理解する能力」と辞書にはある。見識とは人間そのものである。
必要なことを、ポイントを絞って話すことが重要であることは皆分かっているが、日頃から多弁な人や口数が多くどうでもいい話を長々と話す人は、大切な時に日頃が出てしまう。非常に残念なことである。ましてやリーダーがこれでは組織がダメになってしまうし資格もない。
改めて「目2つ、耳2つ、口1つ」は人間としての基本であると思う。自分の見識を高める為には日頃から勉強し、自らを磨くしかない。夏休みに少しの時間を読書にあて、社会や時代、そして本質を学ぶ機会にする事をおすすめしたい。自分への投資である。

 本を選べる人は、人を選べるという。どんな本を選ぶかが問われる。本やその他で学んだ事を夏休み明けから実行してみると、一回り大きな人となる事は間違いない。パソコン、スマホだけでなく、たまには本と向き合ってみるのも夏の暑さを忘れる一つかも知れない。
それは「見識」を高く、広く、深くする道でもある。