2014-01-28

M-net 2014-01-28

横 線
 Aさんは、あらゆることを知っている。現象も、結果も、原因も…。しかし“横線”がないので、一つ一つが単発で終わっている…。

 上記Bのように横線があれば、総合的、多角的、長期的、戦略的に考えられる。電気に例えると分かりやすい。1がダメでも、2,3,4,5と相互に補完して電気が流れていく。縦線は、様々なことに挑戦すれば増やせるが、横線は自然には生まれてこない。意識改革、トレーニング、失敗から学んだり、さまざまなチャンスを活かして「自ら生み出す」しかない。それを積み重ねていくことによって、ネットワークも出来上がっていく。

信 頼
 1月は正月で、新年のあいさつを兼ねて、日本を代表する大企業のトップの方々とお会いさせていただいた。皆さんお忙しいのに、時間をつくってくださり、心から感謝している。なぜ多くのトップの方々が私のような人間にお会いしてくださるのか、考えてみた…。ベースは「信頼」をしてくださっているのではないか?と思った。「信頼」はどうしたら生まれるのか?考えてみた。

 まず、①「行動」が第一である。行動や挑戦には成功もあり失敗もあるが、結果だけでなく過程も見られている。思う事や考える事でなく、やっている事ややってきた事(結果)が、口には出さないが評価されているような気がする。
 そして次が②「言行一致」、つまり「約束を守る」ことだと思う。一度決めたことは、どんな小さな約束でもそれを守ること。そこに信頼が生まれてくる。話は良くても行動と一致しないと、「おやっ?」と思われ不信が生まれてくる。
 最後に③「継続」(あきらめないこと)である。「継続は力なり」と言われるように、信念を持ってやりぬくことが大きな信頼を生むことになる。表面的でなく本質的に思わないと、続けることは難しい…。
 ベースに信頼があった上に、相手から見て、何かヒントを得られるか、今何をして次に何をしようとしているのか、自分の知り得ない情報があるか…などの期待感があれば尚良い。
 自分では周り(得意先、仕入先、上司、部下、取引先など)から信頼されていると思っていても、なかなか評価は厳しいと思わなければいけない。特に身近な人ほど見る目が厳しい。グローバル化が加速する中で、これからは価値観の違う人々との信頼の構築が最も大切である。何をするにもベースに「信頼」、それも絶対の信頼があれば成功への一番の近道である。