2014-01-08

M-net 2014-01-08

魅力あるTOPリーダー
 日本のトップ大学のひとつに名古屋大学がある。(東大、京大、名古屋大…)本日、その名古屋大学のトップである濵口総長とお会いした。初対面で1時間30分。大学のトップと聞くと頭が固いイメージ…しかし、会ってみると驚くほど魅力的な方だった。
 まず、すごく頭が柔らかい(何の話でもできる。本来、総長は医学博士)。そして行動的(毎週末にアジア各国をまわる。月曜の朝便で帰国し、そのまま大学に直行)。目線はアジア(今、中国・ベトナム・ミャンマー・カンボジア・モンゴル・ウズベキスタン…今週末にインドネシアの現地事務所OPEN)。優秀さで1番、2番を狙うより「個性」で「攻め」の大学づくり。そして今、アジアのリーダー育成プログラム「PhD」のスタート…知的好奇心いっぱいである。
 立場は違えど、私や私のやっているGMCと考え方は同じ。違いと言えば、“知識”を教える大学と、“実践”で学ばせるGMC…。ついには、ぜひGMCの実践教育を名古屋大学でも指導いただきたい…との事。濵口総長を紹介してくださったのは、文部科学省の幹部Wさんである。人生は出会い。いい人と会えば、輪は広がっていく。

原点に戻る
 何かを新しくスタートするとき、そこには「始める理由」や、「目指す姿・目的」がある。ところが、ひとつの事を長く続けていると、だんだんマンネリ化してきてしまう。成功体験を捨てられずに同じ事を繰り返す。個人も組織も停滞し、輝きを失ってしまう…。
 壁にぶつかったり、成長がストップしていると感じた時、私はいつも「原点」に戻る。「目的は何か」、「大切なものは何か」、改めて原点に立ち返り、素直な目で状況を整理してみると、問題解決のヒントは必ずある。大事なのは失敗しない事でなく、環境の変化に柔軟に対応しながら本来の目的を達成していく事である。新しい挑戦に困難はつきものである。ピンチをチャンスと捉えることで、新しい道は必ず拓ける。

入る金・出る金
 先日、W社の社内を見せてもらった。立派な事務所に大勢の社員を抱え、見た目はとても華やかである。しかし、よく見てみると、出る金は出ているが、それに見合うだけの金は入ってきていない…。
 企業は「収入」ありきで成り立つ。収入がなければ支払いはできないし、そのままいけば当然経営は立ち行かなくなる。公的機関は税金を使えても、民営企業は誰も助けてくれない。自らの足で立っていくしかない。お金を使うことは誰でもできるが、収入を得るのは簡単なことではない。全体の収支が分かる経営力を持ったリーダーが今、強く求められている。