2012-09-08

M-net 2012-09-08

“教”と“育”
 “教育”という字を見ると、“教える”と“育てる”の2つの字で成り立っている。“教える”と“育てる”の違いは何だろうか?新入社員の教育を任されたK君。さっそく新人に課題を出した。ところが、あがってきた提案に対し、失敗しないように細かいところまで“教えて”いる。  「あれはダメ、これもダメ、ここはこうした方がいい…」 せっかく考えても、ダメ出しばかりでは仕事がつまらないし、行き詰ってしまう…。人を“育てる”には、答えを教えないことが一番である。  実際にやってみて、困難にぶつかったり、成功や失敗を体験する中で学ぶことは非常に多い。「成功したら君の成果、失敗したら私の責任」と思い切って任せ、挑戦させてあげることは最高の教育である。私どもの会社は“人づくりの南富士”として、レベルの高い人づくりを行なっていきたい。

良い人財を育てるには
 中国における当社の人財育成拠点・武漢分公司の総経理に、「良い人財を育てるポイント」を聞いてみた。
Q.良い人財を育てるには?
A.「選抜」がすべて。“素材”が良くなければ美味しい料理ができないように、素質ある人財を見つけ出すことがすべて。
Q.良い“素材”が集まる理由は?
A.良い素材は“魅力あるところ”に集まる。会社の魅力=社員の魅力。「一緒に働きたい」と思わせる社員がいるかどうか。

想いを行動に
 8月18日のM-netを読んだある人から感想が届いた。
『私は、病中の母が意識が朦朧としながらも苦しそうにしているのを見た時、ただただ心配し見守っていただけでした。代わりに私の弟は、手を握って声をかけたり背中をさすってあげたりし、心配を行動で示していました。
 想いは一緒でも、「見ているだけの自分」と「行動で示す弟」との差の大きさを強く感じます。亡くなった母に申し訳なく思っています。この反省をこれからの仕事・生活に生かす事を、「母への供養」とします。』