2012-09-18

M-net 2012-09-28

相手の立場で考える
 9月末に住友化学へ入社したGMC卒業生2名と、東京で面談した。明るい笑顔とさわやかな雰囲気がとても良い。10月に入社する一般の新入社員たちよりも1週間ほど早く入社し、人事部のリーダーとして皆を指導していく役割である。彼らの上司となる人事部長は、「私の代わりに、目となり耳となって情報を集め、考えてほしい」と、全幅の信頼をおいてくださっている。
 「GMCで一番学んだことは何ですか?」という私の問いに対し、「相手の立場で考えること」との答え。
 「自分中心でなく相手中心、相手の目線で、相手の気持ちを考えて行動することを、半年間徹底的に教わりました。それまでは自分だけが良ければそれでいいという考えでしたが、相手の立場で考えることを学びました。」
 これだけのことを言えるのは、厳しさと愛情を持って育ててくれた中国の社員たちのおかげでもある。2人とも大学を卒業したばかりの22歳。目は活き活きと輝き、希望に満ちている。彼らの活躍を心から楽しみにしている。

正しい判断
 連日の日中問題について、多くの人々が先行きを不安がっている。「中国はどうなっているのか?」 「これから先どうなっていくのか?」…いろいろな質問に私が答えられるのは、正しい情報が入ってくるからである。
 それは、中国の若い社員たちが実際に目で見て感じる現場の情報であり、メディアに加工されていない生の情報である。若い人たちが正しい情報を送ってくれるからこそ、私も正しい判断ができる。起こっている現象は誰にでも分かる。物事の本質を見抜く力や洞察力が求められている。

元気がない人には肉を!
 私の周りに、肉好きのK君がいる。元気がないとき、肉料理を腹いっぱい食べるとたちまち元気になる。人間は、お腹が満たされると血行が良くなり、頭も冴えて知恵が出る。お腹が空いている状態では、いくら考えようとしてもなかなか良いアイディアは出ない。
 肉はエネルギーの素である。場所を変えて食事をすれば、頭の切り替えにもなる。もしあなたの周りに元気のない部下(特に男性)がいたら、ためしに肉料理をご馳走してみてはいかが?