2011-07-28

M-net 2011-07-28

「チャンス」と「環境」で人は成長する
 チャンスがなかったり、劣悪な環境下では、なかなか人は成長しにくい。チャンスは平等にあると思うが、そのチャンスに気づかない場合が多い。小さなチャンスでも、それを活かせば大きな飛躍のスタートになる。
 刺激的な環境や、今までとは違った環境に身を置くことで、「気づき」や「発見」、「比較」ができる。学ぶことが多ければ多いほど、成長の幅は広がる。Aさんに、ひとつのチャンスを与えた。Aさんは、人から“与えてもらう”立場から、自分が“与える”立場になった。また、いつも同じメンバーとだけ仕事をしている環境を飛び出し、自分より優れた人達との交流やビジネス展開がある場へと身を置くことになった。
 この「チャンス」と「環境」によって、Aさんは見違えるほどの変身、成長ぶりである。目は輝き、ハキハキと声も弾み、フットワークの良い行動で、全身からオーラが出ているようである。自分に自信がつき、自ら学ぶ姿勢を身につけ、「見る・聞く・話す」が本質をついている。このチャンスで学んだものを習慣化し、一流の人財となることを期待している。今回は私も、「チャンス」と「環境」を与えてよかったと心から思っている。

「働く」とは、人が動くこと
 どんなに良いアイディアも、それをやってみなければ(挑戦しなければ)ダメである。どんなに素晴らしい情報も、それを活かさなければただのお知らせである。優秀なBさんがいる。頭の回転も早いし、的確でパーフェクトであるが、動きが足りない。「何を話したか」、「何を聞いたか」、「何を知っているか」ではない。要は「何をしたか(行動や挑戦)」である。やってみなければ分からないし、結果も出ない。
 「働く」という字は、「人が動く」と書く。不透明な昨今、TOP自らが動いて、人と会い、生の情報を得、作戦を立てなければ、組織は行き詰ってしまう。「はたらく」という字を、「人+考」だと思うこともあるが、やはり「人+動」であると実感している。何かを考えたり、思ったり、言ったりすることを否定するつもりはないが、その頭で考えたことをやってみることが大切であり 最も重要である。

 行動には失敗も多いと思うが、この失敗から学ぶことも次のステップとなり、大きな財産となる。さあ、「働」きましょう・・・