2011-07-08

M-net 2011-07-08

パソコンと書を捨て、外に出よ
 今はインターネットの時代である。何か分からないことがあっても、パソコンで検索すればすぐに答えが見つかる。ある問題が発生したA君は、答えをネットに求めた。だが、インターネットの情報だけにすべてを頼ってしまい、どんどん世界が狭くなって、結局最後は行き詰まってしまった…。インターネットは便利だが、内向きでバーチャルな世界である。
 そこだけに浸るのではなく、自らの足で外に出ていろいろな人と会い、コミュニケーションをとることが大切である。出会いによって視野が広がり、様々な可能性が生まれる。一人では思いつかなかったような“答え”が見つかるかもしれない。

人生3つの『師』
 長い人生において、さまざまな人と出会う。中でも重要なのは、3つの『師』との出会いである。3つの師とは、『両親』、『先生』、そして『上司』である。いずれの師も、自分の人生に大きな影響を与える。
 だが、自分を産んでくれた両親や、学校の先生、職場の上司は、自分の意思で変えられない。良い『師』と出会っていますか?良い師との出会いを大切にしたい。

責任のとり方
 大きな失敗や不祥事などを起こしてしまった時、責任のとり方は色々ある。一つの方法として、
 ① 事実関係を明らかにし、文章できちんと記録に残す。
 ② 問題点を明確にして、それを自覚し、自らの行動と結果で示す。その時に大切なのは…
 ③ 『見える化』。周囲や関係者が「あの人は変わった」と分かるように、変化を“見える化”する事である。

 誰にでも失敗はある。責任をとって降りることも、もちろん一つの責任のとり方である。だが、失敗から学び、それを活かし、行動を変えていくことで人は大きく成長する。失敗を乗り越えていくことこそ、本当の意味で『責任をとる』ということではないかと思う。