2010-07-28

M-net 2010-07-28

まず足を運ぶ。そしてFace to Face

【1】
新しい事業を始めた。
やり取りの大半は電話やメールでおこなうが、建前や一般論で終わってしまうことが多く、どうしても本音や核心に触れることが少ない。
思い切って時間をつくり訪問をして直接会って話してみると話がスムーズにいくし、新しいビジネスもそこから生まれてくる。一見ムダと思える距離と時間も縮まってくる。

【2】
難しいと思う仕事の場合も同じである。
頭の中でいろいろと考えてみるがなかなか良いアイディアが生まれてこない。思い切ってこちらの要望を相手に直接話してみると、新しい糸口が見つかってくる。不思議なものである。
時代はネット社会であり、生活や仕事におけるパソコン・携帯電話の存在はますます必要不可欠になっている。しかし、時には便利なものをおいて、自分の足を使い、お互いの顔と顔を合わせてみると新しい道が拓けることを実感した。デジタルや理屈も大切だが、行動という一見アナログな方法もまた新しい力を生み出してくれる。


苦しみの乗り越え方

先日若い登山家の話を聞いた。
一人でヒマラヤやエベレストのような8000m級の山に登山をする時、何が求められるか…?
彼は酸素もつけずに一人で登山をする。“苦しい”とか“できる・できない”ではなく、生きて山から帰るため、死に物狂いで山に登り下山するという。

「苦しみと戦えば苦しみはもっと増える。しかも逃げられない。
苦しみを受け入れて、すべてに感謝する心を持てば…道は拓けていく。
苦しい時、自分一人の戦いだと思うと、気合が途中で途切れてしまう。だが、自分を支えてくれるみんなのことを想い、感謝の気持ちで挑めば困難を乗り越え最後までやり遂げることができる…」
夢をあきらめない強い想いが、夢と実現を結びつけ…夢は叶う。
「挑戦しても守り続けても、そこにはリスクがある。生きることは冒険だ。」と結んだ。
28歳の若き登山家、栗城史多君である。