2009-06-28

M-net 2009-06-28

工夫の差 (利益の差)

利益を上げているA部門がある。
利益を上げられないB部門がある。
このA部門とB部門の違いは何なのか? 扱う商品が違ったり、地域が大きく離れている場合は別として、同じ商品や同じような地域で差が出るのは…?
一語で「社内の工夫の差」である。 工夫するのは人であり、リーダーである。 リーダーがどう考え、どんな工夫をし、それを徹底的にやっているかである。
今のように供給過剰の時代は、「汗を流す」「頑張る」のではなく、「お客様から見た他社との違いを明確にすること」である。 違いは「差別化」「工夫」である。
従来と同じ方法でやっているとB部門に属し、仕事に工夫や新しいやり方を導入し、それを勇気を持って実践することによってA部門に近づく。
仕事に工夫を!


有名税?

中国は今、世界の中で活況を呈しているただ一つの国である。
先日中国に進出している某有名メーカーのトップと話した時である。
先頃、政府のトップがこのメーカーの工場を視察した。大変名誉だと喜んでいたところ、1ヵ月後に税務局の人達が来社し、「自己申告で納税して欲しい…」との事。「今まで外資企業には、直接税や間接税を優遇してきたのでその分を納税して欲しい…。」
外資系有名大企業に的を絞り、多額納税を推し進めているとの事。まるで「有名税」である。
58兆円の国内投資を行っている中国では、その財源をどこに求めるのか?その一つかもしれない。
「会社設立以来、公明正大に行ってきた企業経営も曲がり角に来ている…」と話してくれたトップの顔が曇っていた。
「輸出不振」「価格競争」「コスト上昇」に「有名税?」。 世界の注目「中国」でも苦戦している…。


主役4名

ドラマや映画を見る時、主人公の動きを見ていると流れや全体が見える。
海外でMプロジェクトを推進していたが、この不況の中、リストラを断行する事になった。日本人であるK君もその影響を受け、リストラ対象となりショックを受けている。
ピンチはチャンスだと若いK君に話し、学生のインターンシップのように2ヶ月間ドラマ(人間模様)を見てみてはどうかと提案し、納得していただき、今スタートしている。
主人公は4名である。 
1.現地経営者 2.退社する人々 3.残って頑張る人々 4.当事者K君。
嫌な事をプラスに変えて生きる事も、長い人生の中では貴重な体験である。
Mプロジェクトの先行きは全く分からないが、K君がこのドラマ(体験)を通して大きく、そして強くたくましく成長する事を心より願っている。