2008-03-08

M-net 2008-03-08

奨学金

3月6日に名古屋で「これからの中国ビジネス」のセミナーがあり、講師を務めた。
この企画を立ててくれたのは、中国に合弁企業を設立し、昨年合弁解消に大変苦労されたF社の女性常務Eさんである。当社がこの案件を請け負い、GMCのメンバー共々この合弁解消に取り組み、日中双方とも納得いく解決をさせて頂いた。
多くの青年経営者に「私達は後ろ向きの案件であったが、GMCはすごい。信頼のできる人材が揃っている。皆さんはこのGMCと南富士さんを活用して、前向きな中国事業展開をして下さい・・・。」と話して頂き、お役に立てて本当に良かったと実感した。
一つ驚いた事があった。セミナー参加者の受付のテーブルの上に「杉山種まき奨学金募金箱」が4つ並んでおり、皆さんに協力を呼び掛けて頂き、多くのポケットマネーを投入して頂いた。この企画もF社の社長さんのアイデアとの事である。頭の下がる思いである。
GMCのような人材を育て、活躍する場を提供して頂き、日中双方の企業に役立ち、社会貢献できるシステムがもっともっとお役に立てるように工夫、努力しなければ・・・と思い知らされた募金箱であった。



こだわり(技術の蓄積)

アメリカや中国に進出している研究型企業A社を金融機関の紹介で訪問した。決して大企業ではないが、すごく立派な企業で自己資本比率も高く、特許や知的所有権等を数多く所有しており、日本のトヨタ、アメリカのGMとも合弁や取引をしている。
A社長が会社の話を始めたが、戦前の創業時のなぜこの事業を始めたかの話から始まり、資料とパワーポイント、ビデオを使い実に2時間30分に及んだ。決して途中をカットせず一つ一つを説明して頂いた。専門用語も多く、専門的な事は良く分からない部分もあったが、技術に対するこだわりや、技術の蓄積がこのように出来ていく事は実に良く理解出来た。新しい技術は決して一夜にして出来るものではなく、毎日の一歩一歩の積み重ねが新しいものを生み出していくという事を、A社長を通して改めて知り得た。すごい「こだわり」以外の何者でもない。


TOPの決断

新しいプロジェクトの話があり、今それを進めている。相手がある事なので、相手の会社の幹部(部長や責任者など)と何度となく打ち合せや話し合いをしているが一向に進まない。やむを得ずその会社のトップ(M副社長)を紹介して頂き、面談の機会を得た。「1時間で全てを説明して下さい・・・。」「M副社長はすごい迫力のある人。」という事前情報を頂き、企画書を作ってA4一枚に全てをまとめ、その場に臨んだ。
説明は30分で終わり、「基本的にやりましょう。お金も出しましょう。イベントにも人を出します。」M副社長は初対面の私共の提案に賛同して下さった。M副社長は多くの人から恐れられているようだが、実際会ってみると話は分かるし、ポイントも押さえ、決断も出来るすごく魅力的なリーダーであった。この新しいプロジェクトがスタートし、成果の上がるように全力を投入したい。