2008-03-18

M-net 2008-03-18

ロボット

中国で事業展開しているGMC(グローバル・マネジメント・カレッジ)の一つとして、今年からTMC(テクノロジー&マネジメント・カレッジ)がスタートした。
今回の応募者の中より選ばれたX君が基本研修2日目に自作の小型ロボットをTMCのスタート記念として持参し、実際にロボットを動かしてくれた。
障害物の前では自動的にSTOPし、センサーが左右、回転も自在に働き、すばらしい小型ロボットである。15cm×15cm位のものであり、充電も200Vから出来る。私に記念にプレゼントしたいとの事で彼から頂いたが、すごい感動であった。
これを応用し、無人オート掃除機や生活用機器、工場ロボットとして活用できる・・・との事である。すばらしい頭脳と挑戦力、そして結果を出せる人材である。
本来のGMC、TMCの人材であると心を強くし、若い彼等を育成し、アジアで活躍する日が近いと実感した。



侍(さむらい)

中国内陸の都市、武漢市のハイテク工業団地に日本のA社が2年前に進出した。すごい技術力を持った企業である。ここの現地の総責任者Nさん(名刺には総経理ではなく、経営企業委員長とある。年齢60歳代で大手企業を定年で退職したとの事)は、日本の侍(さむらい)であると思った。
まず、トップの机は卓球台を使用している。広くて、すぐ会議用のテーブルにもなる・・・。
「たまには日本の家族の所には帰るのですか?」「ほとんど帰りません。」
トコトン技術にこだわり、それを会社の運営の基本としている。生活は大学生と同じボロアパートに住んでいる。完璧なまでのマニュアルを作成し、それによって人を管理している。
「自分はトップでなく社員代表である・・・。」「中国は世界のトップになる・・・。」
これ程までに技術にこだわり、中国に魅了されている人を私は見た事がない。時代に合っているかどうかは別として、すごい人である。今は想像も出来ない「日本の侍(さむらい)」である。