2007-09-28

M-net 2007-09-28

段取り

W歯科医院に歯の治療で通っている。歯科医師が4名位いる大きな歯科医院である。この院長と知り合いで、親しくさせて頂いている。
先日の夕方の事である。非常に患者が多く待合室も治療室も混雑している。院長に「忙しくていいですネ」と話した所、即座に「段取りが悪いですヨ」と一言返って来た。言い訳もせず、責任を自分(達)に持って行き、爽やかな一言で全てを表している。
全ての仕事は「段取り八分」と言い、段取り次第で全てが決まってしまう。やる事の良し悪しよりも計画や見直し、やり方など全ては「段取り」である。上に立てば立つ程、この「段取り能力」が求められる。
もう一度、1ヶ月の段取り、1週間の段取り、1日の段取り、一つ一つの仕事の段取りを見直してみたい。成果の上がる事も、成果の上がらない事も段取り次第である。


危機意識

日本を代表するT自動車の幹部の皆さんとお会いすると、共通している事がある。立場は違っても、皆さん「危機意識」を持っている。一例を挙げれば、誰もが口にする「コストダウン」「カイゼン」「人材の育成」・・・など地味であるが、これがT社の企業文化、企業風土であるように思える。
誰一人世界のトップ企業としての自慢や驕りなど無く、現状改革、改善について問題意識を持っておられる。
業績の良い企業程、社内外に厳しいものを持っており、業績のあまり良くない企業程全てに甘いのかも知れない。厳しくなければない程業績は下がっていく。
社員の一人一人や、構成員の一人一人が危機意識を持っているか否かが企業や組織の良し悪しの判断の一つかも知れない。
現状で何とかなる。誰かがやってくれるだろう。そのうち良くなるだろうではなく、現状と将来に向けて危機意識を一人一人が持っているだろうか?全員が持っていれば未来はある。


加齢、高齢化

ここ連続して年齢の高い経営者にお会いする機会が多かった。たまたまであるかも知れないが、共通している事があった。「自分の意見だけを言い、私の話しの都合の良い所だけ活用しようとする・・・」話しの途中で笑ってしまう事も多い。お会いしている目的すらどこかに行ってしまう場合もある。
高齢化社会の到来と言われているが、悲しい社会が来ると思った。聞く耳は持たず、自己中心の話しだけになってしまったら・・・。
人間の身体はうまく出来ている。
「目が2つ----よく見る」「耳が2つ----よく聞く」「口が1つ----あまりしゃべらなくてもいい」
いくつになってもこの自分の持っているものをうまく活用する事が楽しい人生を送る基本であると思った。加齢と共に「目と耳」を使い、そして「頭」を活かしていく人生を送りたい。そして「夢は大きく、欲は小さく」